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  • 2011/11/29

    全日本男子|ワールドカップ


    29日、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡で行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のAサイト第3試合、日本−アメリカは、1セット目を37-39と大接戦を演じるも落とした日本は、その後の2セットは相手の高さになすすべなくストレートで破れ、通算成績を2勝6敗(勝点8)とした。なおこの敗戦で3位以内が消滅し、今大会でのロンドン五輪出場権獲得はならなかった。

    北京五輪金メダルのアメリカに対し、2連勝と勢いづく日本は第1セット、宇佐美大輔、清水邦広、リベロ永野健(パナソニック)、松本慶彦(堺)、山村宏太(サントリー)の5人と、福澤達哉(パナソニック)、八子大輔(JT)をスタメン起用。

    序盤日本は、好調をキープする山村の速攻に、福澤、八子の攻撃を絡め着実に得点を重ね、一進一退の攻防の中でもリズムのいい攻撃を仕掛けていく。1点ビハインドでテクニカルタイムアウトを迎えたものの、中盤に入ると、八子が難しい二段トスから3枚ブロックを打ち抜くスーパースパイクや、清水のブロックアウトを狙った巧打など、随所で光るプレーを見せて逆転に成功。相手のサーブミスも頻発し、最大4点のリードを奪った。

    ところがアメリカもプリディの強打や、2メートル級をそろえたブロックで反撃。2度の3連続ポイントなどで逆転するや、デュースに突入する。するとここからは、日本が八子、福澤を中心に得点を重ねる一方、アメリカもアンダーソンの強打で応戦。互いの意地がぶつかり合う大熱戦は30点をゆうに超える白熱の展開となった。しかし最後は八子のサーブミスと、プリディの強烈なサービスエースが決まり、スコアは37-39。惜しくも日本はセットを落とし第2セットへ向かうこととなった。

    接戦を取り切れず意気消沈気味の日本は、2セット目に入るやレセプションの乱れから、アメリカ・アンダーソンの強打、ブロックに苦しめられ、まさかの5連続失点スタート。ここから米山裕太、阿部裕太(東レ)を投入、その阿部がブロックを決めると、石島雄介(堺)、山本隆弘(パナソニック)と、さらなる選手交代で流れを引き寄せ、4連続ポイントを奪い、反撃を開始する。

    しかし、またも立ちはだかったのがアメリカの壁。要所でミラーのブロックに速攻、強打が遮断されると、最後まで流れを手繰り寄せることができず、最後もアンダーソンに強烈なサービスエースを決められ、4連続失点で終了。16-25と大きく差をつけられ、2セット目も失った。

    土俵際に追い詰められた日本は第3セット、阿部、山本、石島をスタメンでコートへ。序盤は相手のミスにも助けられリードを奪ったが、またもレセプションが乱れ、付随して相手の高さに苦しめられた。ミラーに福澤が捕まり、速攻を許すなど5連続失点で逆転を許すや、途中から入った清水、福澤をもさらにシャットアウト。なおもブロックの切れを増したアメリカに3本のブロックを決められ、このセットだけで7本のブロックポイントを決められ、窮地に追い込まれた。

    終盤、福澤のブロック、山村のサービスエースで意地を見せたが、最後はパタクに強打を打ち下ろされ、15-25。1セット目の接戦を失ったことが大きく響いた日本は3連勝ならず、この瞬間にロンドン五輪出場権獲得の3位以内がなくなった。

    なお、2勝6敗、勝点8の日本は、12月2日から始まる東京大会の初戦で世界ランク2位のロシアと対戦。またアメリカはアルゼンチンと対戦する。(写真提供・月刊バレーボール)
    【11月29日/Aサイト第3試合】

    日本 0-3 アメリカ
    (37-39、16-25、15-25)
    ※日本は2勝6敗で勝点8、アメリカは4勝4敗で勝点12


  • 全日本男子|ワールドカップ【WCV】日本−アメリカ戦後の主なコメント

    2011/11/29

    全日本男子|ワールドカップ


    ●日本/植田辰哉監督
    「1セット目の立ち上がりから攻めていけたが、うまく持続できなかった。2セット目から(相手の)サーブとブロックで自分たちのバレーをさせてもらえなかった。これが残念な結果になった。3連戦に頭を切り替えていけるように監督として仕事をしたい。(福澤、八子の起用は)サーブで攻めないと相手を崩せないので、八子の攻撃力と、福澤もここ最近サーブの調子がよくなってきたからサーブで攻めようと。オフェンス力で八子、福澤、清水が普通に機能すれば、アメリカにも勝てるだろうと期待してスタートしました。(ロシア戦は)さらに強い気持ちを持って戦う。パス(レセプション)が返れば戦えると思う。(2勝6敗で東京大会だが)選手は努力をしている。(結果を)受け止めて前を向いていきたい。とにかくベストを尽くし、勝ちに行くんだと言う気持ちを持って戦いたい。(今後は)オフェンスを取るかディフェンスを取るかということだが、我々はサーブレシーブからの安定したコンビを組み立ててスピードバレーをしていくというのが特徴。それができなくなるというのはチーム力を生かせなくなる。サーブレシーブも重要になるが、八子のアタック力や総合的なことを考えてメンバーは検討していかないといけない。頭を整理してメンバーを決めていきたい」


    ●日本/宇佐美大輔主将
    「1セット目、デュースを競り勝てなかったのが大きな敗因。2セット目以降はこちらのバレーができなかったので、サーブレシーブからアタックとしっかり繋いでいけるようにしたい。サイドアウトをしっかり取っていかないと、2、3セットのようになるので、しっかりやっていきたいと思う」

    ●日本/福澤達哉
    「1セット目の出だしから、今日のスタメンの意図を汲み取って、苦しい場面で清水だけに頼らず決められたところもあった。ただ終盤で、アウトサイドの自分や八子がサーブで狙われて、最終的に我慢できなかったのが一番のポイントだった。2、3セットもサーブで崩され、自分たちのバレーをさせてもらえなかった。これだけ強いサーブが来る中で、アウトサイドは狙われるが、狙われた場面、苦しい場面で返していかないと、格上に勝つことは無理。残り3戦で、世界の1〜3位と戦うが、サーブレシーブからきっちりリズムを作れるようにしたい。あとは個人の技術力だと思うので、しっかり修正したい。(東京大会までメンタルの修正は)攻撃では、世界ランクの1〜3位と高いレベルのチームと戦うので、今日のような中途半端はダメ。いい意味で思い切ったプレー、戦術をしないと突破口は見えてこない。ディフェンスでは、(残り2日で)集中して、1セット目のようなプレッシャーがかかる場面を想定して練習できるかだと思う」


    ●日本/八子大輔
    「スタートから出させてもらい、気持ちでは強気に攻めていきたかったが、苦しいときに弱気になってしまった。自分の精神的な弱さが試合に影響したと思う。これからもプレッシャーがかかる試合も増えると思うし、そこで強気のプレーができるようにしたい。東京の3連戦では気持ちを強く持って挑みたい。(東京大会までメンタルの修正は)日ごろからプレッシャーのかかる場面を意識して練習するのは必要なこと。ここまで大会に出てきて、自分もプレッシャーとの戦いがあり、結果も残せている試合もあった。考えすぎず、気持ちをリフレッシュするのが大事だと思う」

    ●アメリカ/アラン・ナイプ監督
    「今日は昨日の試合とかなり似ていたと思う。すべてサーブとパス(レセプション)にかかっている。多くの試合は結果的にいうとサーブとパスの成績による。今日は攻撃で展開の速い攻撃ができた。日本の攻撃もスピードがあった。1セット目で10本サーブをミスし、試合では16本ミスしたが、スピードを調整してサーブでプレッシャーをかけられた。1セット目は両チーム8試合目で疲れているが、1セット目を取ると優位になる。今日はこのような結果になって幸運だった。(福澤と八子をサーブで狙い)2人を念頭に置いていた。昨日はうまくいかなかったが、1セット目はサーブで攻めていけたのでよかった。(レシーブのうまい米山が外れ)ラッキーだと思った。そういう有能なアタッカーが抜けるのは、気持ち的にゆとりが出て、少し優位に立ったと思う」

    ●アメリカ/クレイトン・スタンリー主将
    「1セット目を取れてよかった。イタリア戦も1セット目がとても長く、その挙句に取れなかった(39-41)。アンダーソンの活躍があり、ブロックもチームとしてよくまとまっていた。互いにカバーしあってこういう結果になった。(イタリア戦でデュースを戦ったときの経験はあった?)イタリア戦も厳しかったが、忍耐強く我慢し、良いスイングで自分のリズムを作った。いこうと思った。難しかったが、ディフェンスを確実にできたと思う。(2セット目中盤からブロックが決まりだしたが)1セット目の頭はスピードあるアウトサイドが積極的に攻撃してきた。それから調整し、ネットに近づきジャンプのタイミングを早くしました」


  • 2011/11/29

    全日本男子|ワールドカップ

    29日、静岡県浜松市の浜松アリーナで行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のBサイト第3試合、セルビア−ブラジルは、低迷にあえいでいる欧州王者セルビアが、世界ランク1位ブラジルをセットカウント3-1で撃破。今大会2勝目を挙げた。

    なお、セルビアは次戦でエジプトと、ブラジルはイランと対戦する。

    【11月29日/Bサイト第3試合】

    セルビア 3-1 ブラジル
    (27-25、20-25、25-20、25-22)
    ※セルビアは2勝6敗で勝点6、ブラジルは5勝3敗で勝点16


  • 2011/11/29

    全日本男子|ワールドカップ

    29日、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡で行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のAサイト第2試合、イラン−中国は、ここまで快進撃を続けていたイランが攻守に精彩を欠き、7連敗中だった中国にまさかのストレート負け。悔しい3敗目を喫した。一方中国は、アジア選手権決勝の借りを返しての大会初勝利で、勝点を4とした。

    なお、中国は次戦でキューバと、イランはブラジルと対戦する。

    【11月29日/Aサイト第2試合】

    中国 3-0 イラン
    (25-19、25-19、25-17)
    ※中国は1勝7敗で勝点4、イランは5勝3敗で勝点12

    【試合後の主なコメント】

    ●中国/周建安(シュウ ケンアン)監督
    「今大会の1勝目を挙げられてうれしい。諦めず努力した結果。この勝利で、我慢してやってきたら、こういうこともあるということがわかったと思う。こういう状況が続くように頑張りたい。(前日の敗戦後は)選手の士気が下がっていたので、ミーティングで選手のよいところを挙げて、自信を取り戻させた。そして勝つ意識を芽生えさせた。技術でも細かく指示したし、効果があったと思う」

    ●中国/崔健軍(サイ ケングン)主将
    「今日はとてもよかった。それまでの悪い状態から一変した。勝ててよかった」

    ●中国/袁志(エン シ)
    「全体的にリラックスして臨めた。自分たちの努力が実った気がする。イランにはアジア選手権で負けたが、それから準備をしてこの結果に繋がったと思う。自分の調子もよかったが、全員で戦った成果。イランの守備はよかったが、それより自分たちの調子がよかった」

    ●中国/仲為君(チュウ イクン)
    「皆が団結、努力して1勝することができてうれしい。負けが続いてモチベーションが下がっていたが、今日は変えることができた。チームの状態は良かったし、自分も今までよりよかった。コーチの信頼に応えられてよかった」

    ●イラン/ジュリオ・ベラスコ監督
    「中国はとてもよいプレーをしていたので、混乱してうまく反撃できなかった。私たちはブロック、守備だけでなく、アタックも悪かった。メンタルで十分改善ができていなかった。私たちにとってアルゼンチン、セルビア、ポーランドに勝ったのは驚きだった。選手の中には、将来的に前(上位進出)を見すぎていた。ハイになりすぎていたと思う。今日は学ぶこともたくさんあったし、メンタルもモチベーションもキープしていかないといけない。イランにとって将来的にいい経験になったと思う。この経験を6月の五輪最終予選に生かしたい」

    ●イラン/アリレザ・ナディ主将
    「3-0で敗れてしまい、私たちは昨日勝ったことを忘れてしまった。集中力を保てず、いつものプレーができなかった」

    ●イラン/セイエドメヘディ・バザルガルデ
    「中国はよいプレーをしていた。私たちは十分に目が覚めておらず、試合に対して集中できずにいいプレーができなかった」


  • 2011/11/29

    全日本男子|ワールドカップ

    29日、静岡県浜松市の浜松アリーナで行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のBサイト第2試合、アルゼンチン−イタリアは、イタリアが、1セット目の30点ゲームを落としたものの、得点ランク1位ラスコが24得点をマークするなど、その後の3セットを連取。セットカウント3-1で6勝目を挙げるとともに、勝点を17に伸ばした。

    なお、イタリアは次戦でポーランドと、アルゼンチンはアメリカと対戦する。

    【11月29日/Bサイト第2試合】

    イタリア 3-1 アルゼンチン
    (34-36、25-20、25-19、25-20)
    ※イタリアは6勝2敗で勝点17、アルゼンチンは3勝5敗で勝点9


  • 全日本男子|ワールドカップ【WCV】日本−アメリカ戦の見どころ

    2011/11/29

    全日本男子|ワールドカップ

    エジプト、中国に連勝し、エンジン全開となった日本。このまま連勝街道を突っ走りたいところだが、今日からの4試合は世界ランク1〜4位チームとの激突と、まさに試練の道が待ち構えている。

    福岡ラウンド最終日となる今日の対戦相手は、北京五輪金メダルの世界ランク4位・アメリカ。今大会はここまで3勝4敗と苦しんでいるが、スタメンに2メートル級を揃え、まさに“大きな壁”となって立ちはだかる姿は、同18位の日本より圧倒的に格上なのは明白だ。

    中心は北京五輪でも活躍した攻守の要プリディと、キャプテンのスタンリー。特にスタンリーは、現在得点ランク4位、そしてサーブ部門ではダントツ1位に君臨し、まさにサーブレシーブが課題の日本には、最も厄介な敵と言ってもいい。

    対する日本は、この2戦で守備に安定感ある米山裕太、石島雄介を起用、リベロ永野健を加えた“守備重視”の戦略がはまっている。フロアディフェンスでは12チーム中トップランク。山村宏太、松本慶彦の両センターのブロックも加えた強固な守備から、一皮剥けたエース清水邦広の豪打に繋げたい。


  • 2011/11/29

    全日本男子|ワールドカップ

    29日、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡で行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のAサイト第1試合、ポーランド−エジプトは、ここまで首位のポーランドが12本のブロックを決めるなど、イランの攻撃を寸断。ストレート勝ちで7勝目を挙げ、勝点22で首位を守った。

    なお、ポーランドは次戦でイタリアと、エジプトはセルビアと対戦する。

    【11月29日/Aサイト第1試合】

    ポーランド 3-0 エジプト
    (25-21、26-24、25-21)
    ※ポーランドは7勝1敗で勝点22、エジプトは1勝7敗で勝点3

    【試合後の主なコメント】

    ●ポーランド/アンドレア・アナスタージ監督
    「今日は勝ててよかったし、いい試合ができた。集中力も続いたし、大事なところで得点を取れたのは大きかった。また3ポイント獲得して東京へ移動できて良かったと思う。((残り3戦は、世界ランク上位3チームとの対戦となるが)とにかくベストを尽くすことしか考えていない。全力をつくし、後は何が起こるか試合が始まらないとわからない」

    ●ポーランド/マルチン・モジジョネック主将
    「大変厳しい試合だったが、何とか勝てて、重要なポイントも加えられて良かった」

    ●ポーランド/ズビグニェフ・バルトマン
    「今日は大事な試合だったので勝ててうれしい。昨日の試合から休みがなく試合には入り、厳しい試合だったが、福岡で(3連勝し)9ポイントを獲得し、いい状態で東京へ入れるいい状態で臨みたい。(自身のプレーは)1、2セット目はあまり良くなかった。自分たち自身、『なぜボールが落ちないんだろう』と不思議に思う部分もあった。だが大事な場面で、誰かがチャンスを作ってくれた。2、3点負けていても、そこで諦めないでプレーしていけば、最終的には勝ちに繋がると思う」

    ●エジプト/シェリフ・シェメルリ監督
    「ポーランドは、最近高いレベルに戻してきた。チームの雰囲気もよく、監督が選手をどう愛し、どういいプレーをしていくか指導している。それが今大会力を発揮している理由だと思う。私たちは今大会2度目のいいプレーができた。3、4点問題あったが、ミーティングで改善を図った。(福岡では)イラン戦、日本戦ととても疲れた状態で戦った。(今後は)そして私たちは多くの選手が若く経験が浅い。ハイレベルな大会を経験しているのが6人しかいないので、若い選手には経験を積ませて自信を持たせたいと思って起用していこうと思います。(今大会の不調は)アフリカ選手権後、(国内の)政治情勢の不安定さもあり、精神的なケアで2ヶ月間休養した。今も4人ほど集中していない。選手のプレーには波があるが、それぞれが改善しようと取り組んでいる。この後東京で3試合あり、厳しい試合が予想されるが、1試合でも勝利を得られるように頑張りたい」

    ●エジプト/アシュラフ・アブエルハッサン主将
    「全体的にいいプレーができた。ただ最後のセットは良くない部分も見られたが、イラン戦などと違い、いい試合ができた。東京では3試合残っているが、いい試合をできるように頑張りたい」


  • 2011/11/29

    全日本男子|ワールドカップ

    29日、静岡県浜松市の浜松アリーナで行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のBサイト第1試合、キューバ−ロシアは、ロシアがエース・ミハイロフの28得点の活躍などで、イタリア、ブラジルを破り勢いに乗るキューバにセットカウント3-1で勝利。7勝目で勝点を21に伸ばした。

    なお、ロシアは次戦で日本と、キューバは中国と対戦する。

    【11月29日/Bサイト第1試合】

    ロシア 3-1 キューバ
    (25-23、27-25、25-18、25-12)
    ※ロシアは7勝1敗で勝点21、キューバは5勝3敗で勝点14


  • 2011/11/28

    全日本男子|ワールドカップ


    28日、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡で行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のAサイト第3試合、日本−中国は、粘り強い守りからセンター線、サイド陣の攻撃に繋げた日本が、中国との接戦をものにしストレートで完勝。2連勝で勝点を8に伸ばした。

    前日、待望の初勝利を挙げた日本は、この日の中国に対し、宇佐美大輔、清水邦広、リベロ永野健(パナソニック)、石島雄介、松本慶彦(堺)、米山裕太(東レ)、山村宏太(サントリー)という、前日とまったく同じスタメンで第1セットへ。

    序盤から、相手のミスに加え、清水、石島、米山のサイド陣が的確にポイントを重ねた日本は、2点リードで最初のテクニカルタイムアウトを奪取。途中、清水が仲為君(チュウ イクン)に3本のシャットを浴び苦んだが、要所で石島の巧打、山村の速攻などで追いすがる相手を引き離し、リードを保って2度目のテクニカルタイムアウトもものにする。

    その後は一旦追いつかれたものの、以降はサイドアウトを繰り返す両チーム。日本は梁春竜(リョウ シュンリュウ)、仲為君の高さある攻撃に苦しんだが、大事なところで松本が速攻を決めるなど、最後までリードを許さず。このセットは25-23と接戦をものにした。

    2セット目序盤は、互いに決定打を欠く展開。そんな中日本は、相手の3本のサーブミスにも助けられ、8-6で最初のテクニカルタイムアウトを奪う。その後セッター宇佐美は、松本にボールを集め、着実に加点。米山、石島も速いコンビで得点を重ね、2度目のテクニカルタイムアウト時は4点のリードを奪った。終盤に入っても清水、山村のサービスエースなどで、得点を重ねた日本は、結局25-20でこのセットも連取。初のストレート勝ちへ王手をかけた。

    勝利へ向かってまい進する日本。だが第3セット序盤はサーブミスから失点を重ね、5-8でこの試合はじめてテクニカルタイムアウトを奪われる。しかしここから日本は、1、2セット目に精彩を欠いていたエース清水が復調。の強打で勢いに乗ると、山村はブロック、米山もスパイクで続き、12-12と同点に追いついた。

    その後は、中国・袁志(エン シ)のライト攻撃に手を焼きつつ、日本も石島、清水が落ち着いた攻撃でともにサイドアウトを繰り返す展開。23-24と先にセットポイントを奪われたが、永野をはじめとする粘りのレシーブで応戦しデュースに持ち込むと、最後は相手のスパイクミスを誘い、3連続ポイントで26-24と逆転に成功。3セット目もものにした日本は、セットカウント3-0のストレート勝ちで、福岡ラウンド2連勝を飾った。

    大きな勝利を手にした日本は、2勝5敗の勝点8とした日本は、順位こそ9位は変わらずも、この日敗れたアメリカ、アルゼンチンに1点差に肉薄。明日はその北京五輪金メダル・アメリカと対戦する。また敗れた中国はイランと対戦する。(写真提供・月刊バレーボール)

    【11月28日/Aサイト第3試合】

    日本 3-0 中国
    (25-23、25-20、26-24)
    ※日本は2勝5敗で勝点8、中国は0勝7敗で勝点1


  • 全日本男子|ワールドカップ【WCV】日本−中国戦後の主なコメント

    2011/11/28

    全日本男子|ワールドカップ


    ●日本/植田辰哉監督
    「昨日、今日と勝てたことはチームにとってプラスになった。中国はアジアのライバルですし、高さのあるチーム。厳しい試合になったが、選手が粘って勝ち切ったというのは、チームにとって大きな成果だと思う。(中国のサーブ、ブロックについては)相手もよくわかっているし、清水へのディフェンスの取り方も予想できた。7番(仲為君)の技術が高く清水に合わせてきていたので、逆に真ん中を攻めていこうと思い、真ん中(センター線)を使った。だが今日は練習してきたパイプが少なかった。もっと真ん中から攻めていければ、サイドアウトも取れるし、上へいけるとチームだと思いながら戦った。ジャンプフローターサーブもいいのが入っていたが、ミスなく入ってきていたし、我々にもいい経験になった。明日に繋がると思う。(石島のスタメン起用は)ディフェンスの中心ということと、昨日から効果率、決定率も高く、トランジションアタックも良く決めていた。代える意味が見つからなかった」

    ●日本・宇佐美大輔主将
    「昨日、今日と勝てたことがチームにとってプラスになった。(踏ん張っての勝利で)苦しい場面でよく耐えたと思う。耐えた中で3-0で終われて、本当にいいチームになってきたと思う。(明日の)アメリカは強いチームだし、五輪金メダルのチーム。今日以上に集中力を高めたい。いいバレーができているのでさらに精度を上げたいと思う」

    ●日本/松本慶彦
    「(決定率81.8パーセントの好成績で)皆がいいパスを出してくれ、いいところで使ってくれたので決めることができた。これまで打数が少なかったので、活躍できてよかった。(中国は)同じアジアで、高さのあるチームで、気持ちもプレーも負けないようにプレーしました。苦しい試合が続いたが、とにかく前を見てやろうと思ってきました。ストレートでは勝ったが、ブロック本数が全体で多くなく(計2本)、この大会の課題であるサーブとブロックでは、ブロック本数をもう少し増やさないといけないと思った。クイックはみんないいパスを返してくれて、Bパスでも質のいいパスが返ってきて、宇佐美さんも上げ易かったと思うし、クイックが上がったら決めるという役割は果たせたと思う」

    ●日本/清水邦広
    「(3セット目はデュースに持ち込み)悪いときは、自分たちのミスでデュースをものにできないことがあったが、今日はこちらからミスをせず、相手のミスで勝つことができた。我慢し切れた試合で、収穫になったと思う。(序盤徹底マークされ)1、2セット目は悪い状況からのトスが多く、決められず迷惑をかけました。でもそこでしっかり決められたり、リバウンドを取ったりしないといけない。(3セット目は)宇佐美さんもいい状態で使ってくれた。気持ちいいトスが上げてもらいました。宇佐美さんやみんなのおかげです。(明日のアメリカ戦は)相手は格上だが、今日のバレーができれば勝機はある。チーム一丸となってしっかりやりたい」

    ●日本/山村宏太
    「福岡で連勝できてうれしい。今年はブロックを(課題と)言われているし、松本に負けないようにブロックしようと思った。(中国戦については)同じアジアのライバルだし、絶対負けていけないと思った。(声を出して盛り上げたが)それしかできないので。この結果になってよかった」

    ●日本/永野健
    「(最後のレシーブにはシビれた)ボクもしびれました(笑)。チームが勝ってよかったです。(拾って拾ったが)日本のバレーはレシーブで繋いで点を取るというが伝統的。自分が一番最初にやろうと思ってコートに立っています。全員バレーで、どんなボールも上げる気持ちで頑張りたいと思います」


    ●日本/石島雄介
    「(中国は)アジア選手権準優勝と格上で、アグレッシブにいき、この結果になった。センター線の松本さん、山村さんに序盤からクイック、ブロック、サーブと機能していただいてよかった。守りは米山、永野を中心に、しつこいバレーから宇佐美さんに展開し、センター線、最後に清水という形で押し切れたのは良かったと思う。自分もみんなに助けられた部分があるので、明日からはプラスになれるように力を出していきたいと思う。(執念のディフェンスが見られたが)顔も体もデカいので(笑)。(3セット目に自身の強打がアウトと判定される場面があり)いい意味で自分にもみんなにもスイッチが入った。(アメリカ戦は)五輪金メダルで格上。失うものはないし、挑戦者の気持ちは変わらず、一丸で戦いたい」

    ●中国/周建安(シュウ ケンアン)監督
    「負けて残念だ。今私たちは困難な状況に陥っているが、選手一人ひとりは頑張ったと思う。ただミスも多かった。苦しいときによい状態を保つことができるか、考え直して、一致団結して頑張りたい。(前戦で負傷したエースの珍平が欠場し)検査の結果、(足の)指の剥離骨折。これまで彼がいることで(チームへの良い)作用は明らかだったが、欠場したことでチームのバランスが崩れてしまい、大きな痛手だった。それで精神的な焦りもあった。また日本の圧力にも屈してしまった。アタック後の相手の守備もよく、こちらは対応できなかった。今日のミスは焦りによって出てしまい、リズムも崩れてしまった。13番(清水)にうまく対応したが、だんだんうまくいかなくなってしまった」

    ●中国/崔健軍(サイ ケングン)主将
    「今日は結果として負けてしまったが、チームみんな精一杯頑張った。しかし最終的に負けてしまったことは悔しい」


  • 2011/11/28

    全日本男子|ワールドカップ

    28日、静岡県浜松市の浜松アリーナで行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のBサイト第3試合、セルビア−イタリアは、イタリアがラスコの24得点の活躍などで元気のないセルビアにセットカウント3-1で快勝。欧州選手権決勝のリベンジを果たす白星で5勝目を獲得し、勝点を14に伸ばした。

    なお、イタリアは次戦アルゼンチンと、セルビアはブラジルと対戦する。

    【11月28日/Bサイト第3試合】

    イタリア 3-1 セルビア
    (25-20、25-18、22-25、25-20)
    ※イタリアは5勝2敗で勝点14、セルビアは1勝6敗で勝点3


  • 2011/11/28

    全日本男子|ワールドカップ

    28日、静岡県浜松市の浜松アリーナで行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のBサイト第2試合、キューバ−ブラジルは、2、3セットを連取したキューバに対し、ブラジルが1、4セットを奪い、最終セットの攻防へもつれ込んだが、レオン、エルナンデスらが最後まで存在感を見せたキューバが勝利。前日のイタリア戦に続く大きな勝利で、5勝目を挙げるとともに、ブラジルは2敗となり優勝争いから一歩後退した。

    なお、キューバは次戦でロシアと、ブラジルはセルビアと対戦する。

    【11月28日/Bサイト第2試合】

    キューバ 3-2 ブラジル
    (17-25、25-22、25-23、20-25、15-12)
    ※キューバは5勝2敗で勝点14、ブラジルは5勝2敗で勝点16


  • 2011/11/28

    全日本男子|ワールドカップ

    28日、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡で行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のAサイト第2試合、ポーランド−アメリカは、ポーランドがクレク、バルトマンの両エースがアメリカの壁を打ち破り、予想外の圧勝となるストレート勝利。6勝目で勝点を19に伸ばし、首位をキープした。

    なお、ポーランドは次戦でエジプトと、アメリカは日本と対戦する。

    【11月28日/Aサイト第2試合】

    ポーランド 3-0 アメリカ
    (25-15、25-20、25-18)
    ※ポーランドは6勝1敗で勝点19、アメリカは3勝4敗で勝点9

    【試合後の主なコメント】

    ●ポーランド/アンドレア・アナスタージ監督
    「勝って3ポイントを獲得できてうれしい。この3ポイントは、この大会で順位を保つのに大事だと思う。それより大事なのは良い試合をできたということ。厳しい試合になると予想していたが、最初から同じレベルで試合を続けられるか不安だったが、最後まで同じ動きができた。このチームをコーチすることができて誇りに思う」

    ●ポーランド/マルチン・モジジョネック主将
    「今日もポーランドにとってよい試合ができた。ここで3ポイントを取れたのは大事なことだ。厳しい試合も最初から最後まで自分たちの集中力を続けられた。特に4セット目のブロックが効果的だった。バルトマンのプレーもよかったし、そのおかげで勝つことができた」

    ●ポーランド/ズビグニェフ・バルトマン
    「自分が言いたいことはキャプテンと同じで、特に言うことはないのだけど、勝ててうれしいということと、ポーランドチームを誇りに思う」

    ●アメリカ/アラン・ナイプ監督
    「バレーボールは複雑であり、とてもシンプルなものでもある。相手はサーブがとてもよく、ブロックも決まっていた。最初から最後までプレッシャーをかけられたまま進んでしまった。私たちはリズムがなかったと思う。負けたのはとても残念だが、いい試合だった。今の時点では、帰ってからビデオを見て研究し、明日の試合に向け何か改善することがあるか探し先に進む。明日はまったく違う対戦相手で、まったく違う試合になる。私たちにとってミステリーだ。(今日はサーブで苦しんだが)決まるときもあるし、悪い結果になることもある。我々は良くないときでもプライドを持ってサーブに臨んでいるが、今日はポーランドがとてもよいプレーをしたと思う。(明日は)一戦一戦どこだろうが大切な試合になる。すぐに日本戦の準備をして、自分たちでコントロールできるところはコントロールして、どうプレーするか考える」

    ●アメリカ/クレイトン・スタンリー主将
    「ポーランドはサーブを有効に生かし、たくさんのサービスエースが決まっていた。ディフェンスもよかったと思う。自分たちは攻撃で集中して決めることができなかった。(国際経験の少ないセッター・ソーントンは)よい選手で、多くの可能性を秘めている。初めての大会かもしれないがその力を世界に示すいい機会。何も彼のプレーに問題はない。(年齢的にラストかもしれない五輪へ向けどう戦っている?)自分自身はまだまだいけると思う。バレーが好きで、チームで戦うのも素晴らしい。今日集中することは、帰ってからビデオを見て、明日の試合のために少しでもよくなるように改善したい。続けるか続けないかは誰もわからない」


  • 全日本男子|ワールドカップ【WCV】日本−中国戦の見どころ

    2011/11/28

    全日本男子|ワールドカップ

    前日のエジプト戦では、6戦目にして待望の今大会初勝利を飾った我らが龍神NIPPON。この1勝で米山裕太も「思い切りプレーできる」と話しており、さらなる大爆発に期待したい。

    今日の対戦相手は世界ランク10位の中国。アジア選手権準優勝でこの大会に出場を果たしたが、現在まで開幕6連敗と低迷し、前日勝って勢いに乗る日本にとっては与し易い相手だ。また、前日の試合でここまでチーム得点王の珍平が負傷し、この日の出場にも黄色信号。攻守に充実し出した日本にとって優位な材料だ。

    日本は、前日のエジプト戦でこれまでの苦戦の要因だったミスが減少。エース清水邦広も「メリハリをつけて、勝負するときは思い切り勝負して、繋がなければならないところはしっかり繋いだり、リバウンドを取ったり、ブロックアウトを狙ったりなど心がけました」と、頭脳的なプレーを随所に見せて、成長を感じさせた。ここまで清水は得点ランク5位。進化した“ゴリ”が豪快なスパイクがチームの2勝目へ導いてくれるはずだ。


  • 2011/11/28

    全日本男子|ワールドカップ

    28日、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡で行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のAサイト第1試合、イラン−エジプトは、イランがナディの6本を含む14本のブロックを決めるなど、高さでエジプトを圧倒。ストレートで5勝目を挙げ、勝点を12とした。

    なお、イランは次戦で中国と、エジプトはポーランドと対戦する。

    【11月28日/Aサイト第1試合】

    イラン 3-0 エジプト
    (25-18、25-21、25-15)
    ※イランは5勝2敗で勝点12、エジプトは1勝6敗で勝点3

    【試合後の主なコメント】

    ●イラン/ジュリオ・ベラスコ監督
    「勝ててうれしく思う。昨日はあまり良くなく、アメリカにストレートで負けてしまった。今日の勝利は重要だ。今日はあまりミスがなかったし、ブロック、ディフェンスのシステムがうまくいきました。ただ理解できないことがある。私たちは夜の18時30から日本と試合をして、次の日も11時から試合だった。今日はエジプトも遅い時間に戦って、今日も11時からの試合。これは私たちにとって優位になった。今回は五輪予選も兼ねる重要な大会なので、すべてのチームが同じ条件で試合するべきだ。将来的にはこういうところを改善してもらいたい」

    ●イラン/アリレザ・ナディ主将
    「エジプトはいいチームだが、今日は疲れが出ていると思った。私たちはプレーがよくできたし、大きなミスもなかった。明日の中国戦も頑張りたい」

    ●エジプト/シェリフ・シェメルリ監督
    「今日はまた悪いプレーが連続して出てしまった。昨日の日本戦の負けが響いている。サラフは足に少しケガをした。連続の試合、移動で何人かにその影響が出ている。比較的新しい、国際大会に慣れていない選手がいて、彼らに影響が出ている。早く疲れから回復し、次の試合からよくなっていきたい。昨日の日本戦、今日のイラン戦は私たちにとって大事な試合だった。(試合時間の問題について)こういったことから(戦う)教訓を得ていきたい」

    ●エジプト/アシュラフ・アブエルハッサン主将
    「イランの監督がおっしゃったように、昨日の試合から9〜10時間しか休めず今日の試合に臨むことになった。そして十分な集中力を保てなかったのが敗因になった。もっと十分な休息があれば、もっといいプレーができたと思う。イランは素晴らしいプレーをして、ミスがかなり少なかった。私たちは大変多くのミスがあったので、今日、監督、チームメンバーと話し合って問題を解決していきたい」


  • 2011/11/28

    全日本男子|ワールドカップ

    28日、静岡県浜松市の浜松アリーナで行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のBサイト第1試合、アルゼンチン−ロシアは、ロシアがエース・ミハイロフの活躍でアルゼンチンに競り勝ち、6勝目をマーク。勝点を18に伸ばした。

    なお、ロシアは次戦でキューバと、アルゼンチンはイタリアと対戦する。

    【11月28日/Bサイト第1試合】

    ロシア 3-0 アルゼンチン
    (25-23、25-22、25-19)
    ※ロシアは6勝1敗で勝点18、アルゼンチンは3勝4敗で勝点9


  • 2011/11/27

    全日本男子|ワールドカップ


    27日、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡で行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のAサイト第3試合、日本−エジプトは、1セット目をデュースの末に失った日本だったが、ここまでの5試合と比べミスも減少。終始優位に試合を進め、セットカウント3-1と逆転でうれしい今大会初勝利を飾った。

    昨年の世界選手権でフルセット勝ちを果たしているエジプト相手に連敗を5で止めたい日本は第1セット、セッターを宇佐美大輔(パナソニック)に戻し、山村宏太(サントリー)もスタメンに復帰させ、清水邦広、リベロ永野健(パナソニック)、石島雄介、松本慶彦(堺)、米山裕太(東レ)の7人でスタート。立ち上がりは松本のブロック、速攻などでリードを奪ったが、相手エース・サラフの強打や、高いブロックに次々とシャットを許してしまい、一時は4点のビハインドを喫する。

    中盤以降、相手の度重なるスパイク、サーブミスで点差を詰めると、17-16と逆転に成功したが、相手セッター・アブダラに連続サービスエースを奪われまたも追う展開を強いられた。しかし、石島のサービスエースなどで追いついた日本は、清水を中心とした攻撃で加点。エジプトもサラフの強打などで一歩も引かず、その後デュースに突入する。

    デュースでは、清水が確実にポイントを挙げ流れは日本、かと思われたが、そこからポイントを連取できない。原因は、今大会の苦戦の要因にもなっているサーブミス。清水、宇佐美と大事なところでサーブミスを犯してしまい流れを相手に渡してしまうと、最後はサラフに決められ27-29。両チームにミスが続出した中、日本は手痛い先制を許した。

    第2セットは、日本・米山、エジプト・ユセフが得点を奪い合い、序盤からサイドアウトを繰り返す展開。中盤に入ると日本は、山村、松本の両ミドルが要所でブロックポイントを決め、ジワジワと流れを手繰り寄せる。2度目のテクニカルタイムアウトを4点リードで奪うと、終盤に入りやや集中力が切れた相手に対し、山村がブロックに速攻にと大活躍。チームも2度の3連続ポイントを奪うなど、このセットは25-17と圧倒して、セットカウント1-1のタイに追いついた。

    勢いに乗っていきたい第3セット、序盤はコンビミスなどで相手にリードを許した日本だったが、相手ミスで点差を詰めるや、松本がラシャド、そしてサラフと連続でシャットアウト。4連続ポイントで7-6と逆転に成功する。その後、サラフの攻撃の前に4連続ポイントを奪われ3点のビハインドとなったが、ここから清水のサーブで相手レセプションを崩すや、石島の連続ダイレクトスパイクをズドン。4連続ポイントを奪い返した日本は、再び逆転に成功する。

    終盤に入ると、またもエジプトにリードを許した日本だったが、20点以降に相手の3連続ミスで再逆転。結局このセットは25-23と競り勝ち、ついに初勝利へ王手をかけた。

    勝利の見えてきた日本は序盤、相手のミスに乗じ4-1とリード。その後もサーブ、レセプションと乱れる相手に対し米山、清水らが得点を重ねると、中盤までに計4度の3連続ポイントを奪う。16-8とダブルスコアで2度目のテクニカルタイムアウトをものにした日本は、会場の声援にも乗り躍動。完全に戦意を喪失した相手に対して、後半も清水、米山が得点を重ね、5連続ポイントで24-12とマッチポイントを握ると、最後は相手のサーブミスで25点目を奪取。今大会6試合目にして、ようやく日本に待望の初勝利という瞬間が訪れた。

    なお、この勝利で1勝5敗の勝点5とした日本は、セルビア、エジプトを抜き9位に浮上。明日は同じアジアのライバル、中国と対戦する。また敗れたエジプトはイランと対戦する。(写真提供・月刊バレーボール)

    【11月27日/Aサイト第3試合】

    日本 3-1 エジプト
    (27-29、25-17、25-23、25-12)
    ※日本は1勝5敗で勝点5、エジプトは1勝5敗で勝点3


  • 全日本男子|ワールドカップ【WCV】日本−エジプト戦後の主なコメント

    2011/11/27

    全日本男子|ワールドカップ


    ●日本/植田辰哉監督
    「ここまではフルセットの試合など難しい試合をしてきた中、勝ち星に恵まれなかった。結果が出ず苦しかったが、勝ててよかった。日本がいろんな意味で苦しい中、我々も苦しかったが、苦しいときこそチームが一つになって戦おうと思った。今日は1セット目を取られてから、選手たちはよく勝ち切ってくれたと思う。(改めて勝因は)大阪大会までを検証し、20点以降の局面で強いメンタルが必要だろうと(話をした)。今日のスタメンでは、米山がアタックの数字は低いが、レセプション後の効果率が上がり、チームとして崩れなかった。(石島と米山を起用した理由は)昨日までは八子と福澤と考えていたが、安定感を求めないと勝てないと。まずレセプションからオフェンスの安定感を持たせるには、一番安定している米山だった。また石島は、入ったときの相対的な前後のしつこさ。決められただけで終わらず、何らかのアクションを起こしている。トータルでのディフェンスの中心ということで起用しました。(今後は)前半負けているぶん、いいバレーをしたい。どこと対戦してもベストを尽くして、(皆さんが)応援してよかったというバレーをしたいと思います」


    ●日本/宇佐美大輔主将
    「一つも勝てない試合が続き、心が折れそうだったが、皆で気持ちを盛り上げながら前へ進めたのがこの結果になった。(勝てて)涙が出そうになりました。今日は1セット目、チーム全体で勝ちたい気持ちが強すぎて硬さが見られたが、2セット目以降、気持ちが自立してチームにいい勢いをもたらしてゲームができたのがよかったと思います。ここから一戦一戦波にのっていけるよう、さらにいいチームになれるように頑張りたい」



    ●日本/山村宏太
    「本当に欲しい1勝で、その勝利を掴むことができてよかったと思います。(第2セット中盤からブロックとレシーブの関係がよくなったと思うが)チームとしてブロックが機能したと思われるかもしれませんがまだまだ完成が遅かったり、もっと触ったり、止めなければならないボールも多かった。世界の上位と戦うためには、シャットアウトするボール、触れるボールを確実にしてそうしていかないといけない。ブロックに関して、自分はまったく納得していません。(1試合ベンチから外れみて、新たな発見は?)外から見て思ったことは… コートの中を走り回っている、そんな自分が好きなんだなと思いました(笑)」

    ●日本/米山裕太
    「とりあえず勝ててホッとしています。勝ちたいという気持ちが強く、1セット目はそれが硬さに繋がってしまったが、持ち直すことができました。1本のミスが命取りなので、最後まで集中していくことができました。(自身のプレーは)70点くらいです。(いろんな思いの中初勝利となったが)ボク自身ワールドカップははじめてで、(ワールドカップでの)勝利がこういうものと分からなかった。会場と一体になってうれしいし、充実しています。(重い1勝?)時間がかかったし、重みに気づかされました。(この1勝で変わっていく?)肩の荷が下りるじゃないけど、思い切ってプレーできる。今日のようなバレーをしたいと思います。(明日の中国戦は)アジアの相手なので絶対に負けられない。しっかりみんなで協力してプレーしたい。(やってきたバレーは間違っていなかった?)今日のようなバレーを最後までやれればどこにでも通用すると思います」


    ●日本/清水邦広
    「苦しい戦いの中で1勝できたのは応援してくれる皆のおかげ。みんなが繋いでくれたので、上がってきたボールは全部決めようと思い切り打ちました。(20得点も)まだまだ苦しい場面で決め切れていないので、苦しいところでもっと決められるように初心に戻って頑張りたいと思います。今日はいい形で勝つことができたが、まだまだブロックとレシーブの関係が甘いところがある。それを修正して明日の中国戦に臨みたいと思います。(20本スパイク得点でミスが3本。効果率が高くなったが修正したところは?)メリハリをつけて、勝負するときは思い切り勝負して、繋がなければならないところはしっかり繋いだり、リバウンドを取ったり、ブロックアウトを狙ったりなど心がけました」

    ●エジプト/シェリフ・シェメルリ監督
    「日本はいい試合をした。日本には大変なプレッシャーをかけられた。2、3、4セット目と強くなっていった。3セット目で集中力をなくしてしまったのが敗因。日本で日本に勝ったたことがないというのも(敗因の一つとして)重要なことだが、それより年齢や経験の差が(敗戦に)大きく関わっていると思う。日本はスパイクへのディフェンスがよく、切り返しもよく素晴らしいプレーが多かったが、私たちはサーブミスも多く、日本が優位に立った。問題点を今日中に修正し、明日はよりよい試合をしたいと思う」

    ●エジプト/アシュラフ・アブエルハッサン主将
    「今日の試合はあまりよくなかった。日本にこういう大会では高いパフォーマンスをする。今日も彼らのプレーは素晴らしかったと思う。私たちも最初はよかったが、ミスが多かった。戻って修正したいと思う。(世界選手権時の日本との違いは)今日のほうが以前に比べてずっとよかった。特にディフェンス。1〜3セットは割と(日本に)近いプレーができたが、日本は、セットをこなすごとによりよくプレーできるようになったと思う」


  • 2011/11/27

    全日本男子|ワールドカップ

    27日、静岡県浜松市の浜松アリーナで行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のBサイト第3試合、キューバ−イタリアは、キューバがレオン、エルナンデスの両エースが躍動。ここまで1敗のイタリアにセットカウント3-1で破り、4勝目を挙げた。

    なお、キューバは次戦でブラジルと、イタリアはセルビアと対戦する。

    【11月27日/Bサイト第3試合】

    キューバ 3-1 イタリア
    (25-21、19-25、25-20、25-17)
    ※キューバは4勝2敗で勝点12、イタリアは4勝2敗で勝点11


  • 2011/11/27

    全日本男子|ワールドカップ

    27日、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡で行われている「FIVBワールドカップバレーボール2011男子大会」のAサイト第2試合、ポーランド−中国は、クレク、ヤロシュらが圧倒的な力を見せたポーランドが、中国にセットカウント3-1で逆転勝ち。6勝1敗の勝点16とし、ロシア、ブラジルに勝点差1で首位をキープした。

    なお、ポーランドは次戦でアメリカと、中国は日本と対戦する。

    【11月27日/Aサイト第2試合】

    ポーランド 3-1 中国
    (17-25、25-20、25-21、25-19)
    ※ポーランドは5勝1敗で勝点16、中国は0勝6敗で勝点1

    【試合後の主なコメント】

    ●ポーランド/アンドレア・アナスタージ監督
    「今日の試合は、自分たちにとってパーフェクトな試合ではなかった。そういう試合は起こることだ。特にスタートがとても悪かった。ただ、悪い内容の第1セットから立て直すことができ、それを続けて勝利に結びづけられてよかったと思う」

    ●ポーランド/マルチン・モジジョネック主将
    「勝ててうれしい。自分たちの動きはよくなかったが、2セット目以降は集中力を高めて、勝利へ繋ぎ、3ポイントを取ることができた」

    ●ポーランド/バルトシュ・クレク
    「3ポイントを取れてよかった。この大会で自分たちがトップでいるためには大事な3ポイントだった。今日は最初に中国のサーブにやられ、問題があったが、コーチの指示が変わってからよくなった。アタック、ブロックとも改善された。改めて勝ったことはうれしいし、明日も大事な試合なのでベストを尽くしたい。(自分のパフォーマンスについては)まったく満足していない。明日はもっときちんとしなければいけない。自分のサーブが今日のような状態なら、アメリカにアドバンテージになってしまうと思う」

    ●中国/周建安(シュウ ケンアン)監督
    「今日の試合をひと言で言うと、相手がチャンスを与えてくれて、実力を発揮したということではないし、満足していない。今のチームは調子がよくなく、スランプと言っていい状態だ。強いチームとの戦うということの経験不足もあるが、強い攻撃に対応することができない。強豪と戦うのはめったにない学べる機会。吸収して実力を上げていきたい。(珍平(チン ヘイ)のケガの状態は)珍平は私たちの主力選手で、今日ネンザをしてしまったことは確かに影響はあると思うが、今は状況を見ている段階。明日出場するかわからないが、大事な試合なので大丈夫なら出場させたい」

    ●中国/崔健軍(サイ ケングン)主将
    「今日は激しい戦いだった。私たちも努力したが、残念ながら負けてしまった。途中、陳平がネンザで途中退場してしまい、チームにある程度精神的なショックがあり、戦いに影響があったと思う。今後は精神的にも強化して修正して戦わなければならないと思う」

    ●中国/張晨(チョウ シン)
    「全体的にはまずまずだったが、(陳平の)途中退場は精神的に影響があった。後半は波があり相手のペースに飲まれてしまった」

    ●中国/李潤銘(リ ジュンメイ)
    「陳平が途中で欠けたせいで、攻撃に影響があったと認めざるを得ない。それまでチームの得点の半分を挙げていたからです。ブロックも捕まってしまい、弱い部分が出ました。後半も早く修正したかったが、最後までできなかった。今後は少しでも勝利を挙げるために努力していきたい」


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