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  • 2012/06/11

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    現地10日、ブルガリア・ソフィアで「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選」(OQT)の男子ブルガリア大会3日目が行われ、世界ランク9位のブルガリアが同11位のエジプトにセットカウント3-1で勝利。リーグ戦で3戦全勝の1位となり、2大会連続8度目の五輪出場を決めた。

    また、ドイツ・ベルリンで行われた「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選」(OQT)の男子ドイツ大会3日目では、2連勝の世界ランク13位ドイツが、同23位のチェコをセットカウント3-1で退けて3戦全勝。リーグ戦1位となり、2大会連続3度目の五輪出場を決めた。

    なお、これでロンドン五輪へ出場する男子12チームがすべで出揃った。

    各大会の結果は以下の通り。(左が勝利チーム)

    【ブルガリア大会3日目】
    フランス(2勝1敗)3-1 パキスタン(3敗)
    (21-25、25-20、25-19、25-13)
    ブルガリア(3勝)3-1 エジプト(1勝2敗)
    (25-16、25-18、20-25、25-12)
    ※ブルガリアが2大会連続8度目の五輪出場を決定

    【ドイツ大会3日目】
    キューバ(2勝1敗)3-0 インド(3敗)
    (25-12、25-22、25-20)
    ドイツ(3勝)3-1 チェコ(1勝2敗)
    (25-22、23-25、25-23、25-21)
    ※ドイツが2大会連続3度目の五輪出場を決定

    【ロンドン五輪出場12チーム】
    イギリス(開催国)
    ロシア(ワールドカップ優勝)
    ポーランド(ワールドカップ2位)
    ブラジル(ワールドカップ3位)
    チュニジア(アフリカ大陸予選1位)
    アメリカ(北中米大陸予選1位)
    イタリア(欧州大陸予選1位)
    アルゼンチン(南米大陸予選1位)
    オーストラリア(アジア大陸予選1位)
    セルビア(世界最終予選/日本大会1位)
    ブルガリア(世界最終予選/ブルガリア大会1位)
    ドイツ(世界最終予選/ドイツ大会1位)
  • 2012/06/10

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選


    10日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会の第4試合、日本−イランは、日本が、エース清水邦広(パナソニック)の24点を挙げる活躍などで、世界ランク12位のアジア王者イランと大接戦を演じたが、各セットともわずかに競り負けてストレート負け。最終戦を飾ることができず、4勝3敗の勝点11、4位で大会を終えた。

    この日の第2試合でオーストラリアが中国にストレート勝ちしたため、日本、イランとも五輪出場の道が絶たれてしまって迎える大会最終戦となったが、日本は昨年のアジア選手権とワールドカップで敗れた借りを返すべく、イランもアジア王者のプライドを守るため、真剣な表情でコートに立った。

    日本は、清水、宇佐美大輔、福澤達哉(パナソニック)、松本慶彦、石島雄介(堺)、山村宏太(サントリー)、リベロ永野健(パナソニック)という、前日のプエルトリコ戦と同じスタメンで第1セットへ入ったが、いきなり相手のミドルブロッカー・ムーサビに3本のスパイクを決められ、劣勢のスタート。清水のサービスエースや福澤の強打などで迫ったが、2点ビハインドで最初のテクニカルタイムアウトを迎える。

    しかし、最終戦勝利へ向けて気合の入る日本は、福澤のスパイク、石島の左腕から打ったスパイクで同点に追いつき、なおも清水のブロックがさく裂。3連続得点で逆転に成功すると、要所では松本の速攻も決まり、16-14と逆転して2度目のテクニカルタイムアウトをものにした。

    しかし、アジア王者イランもここからさすがの反撃を見せた。日本は、ナディの緩いサーブでレセプションを崩されると、福澤、清水のスパイクは相次いでミス。4連続、3連続得点と畳み掛けられ、17-21と逆転を許してしまう。その後も好調なサイド陣を中心とした攻めで相手ディフェンスを切り裂いたものの、相手のエース格ガフールに次々とブロックアウトの巧みなスパイクを決められ最後まで逆転ならず。22-25で失い、リードを奪われることとなった。

    2セット目、両チームとも序盤からサイド陣が打ち合いを展開。好ディグによる白熱のラリーも見られる中、サイドアウトを繰り返していく。1点差で最初のテクニカルタイムアウトを獲得したのは日本。その後も相手ミスにも乗じてリードを保ち、最大4点のリードを奪って中盤へ試合を進めた。

    なおも日本は、清水、福澤、石島のサイド陣が得点を重ね、山村の空振りしたボールがイランコートに落ちるというラッキーもあり、流れをキープ。相手の強力ミドル・ナディの速攻を松本がブロックで迎撃するなど好プレーも目立ち、19-23とリードしてセット獲得が目前に迫った。

    ところが、このまま終わらないイランは、ガフールにボールを集め、次々と日本のコートにスパイクをさく裂。連続得点で流れを変えて追いつき、デュースに突入した。その後は、清水、ガフールが怒とうの打ち合いを展開し、サイドアウトを繰り返す両チーム。ゆうに30点を超えた激闘は、実にデュースに突入後、清水が5本、ガフールが6本を決め合う意地と意地のぶつかりあいとなったが、最後に抜け出したのは、攻撃の目先を変え、モバシェリが連続得点を挙げたイラン。日本は33-35でこのセットも失い、苦しい状況となった。

    日本にとって後がない第3セット。実力伯仲の両チームは、このセットも一進一退の中で主導権争いを繰り広げた。2度目のテクニカルタイムアウトまで、イランが5、6点目、日本が13、14点目を連取した以外は、すべてサイドアウトを繰り返す激戦。中盤以降も、両チームの選手たちがいつも以上にギラギラした闘志を燃やし、日本は清水、イランはモバシェリを中心に得点を重ね、まったく引かない展開となった。

    しかし、そんな白熱した試合も、終盤にリズムを掴んだのはまたしてもイランだった。ガフールのバックアタックなどで先に20点台に乗せると、最後になって日本の前に高いブロックの壁が立ちはだかり、小刻みに連続得点。22-24とマッチポイントを握られると、最後はナディの速攻に25点目を失い、この瞬間に、全日本男子の五輪への最後の切符をかけた10日間の戦いが幕を下ろした。

    なお、日本を下したイランは5勝2敗、勝点14。アジア最上位のオーストラリアとは勝ち数で並んだが、勝点1及ばなかった。(写真提供・月刊バレーボール)

    【6月10日/第4試合】
    日本 0-3 イラン
    (22-25、33-35、22-25)
    ※日本は4勝3敗で勝点11、イランは5勝2敗で勝点14
  • 全日本男子|2012ロンドン五輪予選【男子OQT】日本−イラン戦後の主なコメント

    2012/06/10

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選


    ●日本/植田辰哉監督
    「自分たちの試合前に五輪出場チームが決まってしまい、ゲームの入り方が難しい中、選手たちは最後まで諦めずに戦ってくれました。戦う姿勢は出してくれましたし、それを勝ちに結び付けられなかったのは私の責任と受け止めています。今大会を通して、選手たちはよく頑張ってくれた。結果が出なかったのは残念です。(北京五輪後の4年間を総括して)昨日までは、オーストラリア戦など、選手のメンタルや技術、戦略は向上していると思う。ただ、今日勝ち切れなかったことで評価はされないと思うが、選手たちは成長している。4年前は福澤も清水もコートに立っていなかったし、二人が今エースとしている。山本らベテランが活躍してくれて、山村はオーストラリア戦で高いブロックを発揮した。宇佐美のトスワークも冴えた。一つ一つを見ると、今日のイランには劣っていないと思う。ただ戦術や試合の組み立て、試合運びなど、監督としての責任は感じている。(4年前からの誤算は)プレミアでも2メートルを超える選手はほとんどいなかった。日本の男子が勝っていくためには大きいチームはプラスになるので、発掘の部分からやっていかなければいけない。4年後を目指したときには、今いう戦力を違ったやり方で強化していかなければいけないと思っている。ただ、現有戦力はみんなよくやってくれたと思う。(今後については)私自身についてはバレーボール協会に預けているので、個人で進退についてはここでは言えない。ワールドリーグに関してはすぐにあり、監督不在になりかねないので、指揮を執らなければいけないと思っています。ですが、ロンドン五輪はひとつの区切りと思って選手とやってきましたし、五輪に出場できなかった責任は私の責任です」

    ●日本/宇佐美大輔主将
    「OQTというのは難しい。混戦の中で試合をしなければいけない。その混戦を招いたのも自分たちのせい。たらればですけど、中国戦でああいうこと(練習で 右目にボールが当たるアクシデント)が起きなければとかはあるんですが、結果は結果として受け止めたい。五輪へは行かなきゃいけないものだった。この結果 は残念ですが、若い選手たちは次の五輪へかける意気込みはあると思うので、必ず行って欲しい。後輩に託したいと思います。(逆境の中戦ってきて一番印象に 残っている試合は)オーストラリア戦はいい試合だった。中国戦はボクも悔しい思いをして何とかして五輪への命を繋いでいきたいと。いいゲームでした。(試 合前に五輪消滅を聞き)それはわかっていたことだが、モチベーションがすごく難しくて、選手、コーチが気持ちを作るのは大変だったと思うが、今日のメン バーというのは、今日までしかないかもしれないので、今日のメンバーでやっていることをしっかり助け合いながらやっていければと思った。結果は3-0で終 わったが、内容的にはいい試合ができたと思う。結果として五輪に行けなかったのは申し訳ない気持ち。4年間はいろんな勝ち、負けがあり、個人的にも手術が あったり、五輪へかける思いはあった。五輪へはいけなかったが、悔いなくやりきったと思います」


    ●日本/福澤達哉
    「最後は勝って終わりたかったが、不甲斐なかった。4年間の集大成を出せなかったのは残念です。結果的に、試合前に五輪への道が絶たれて、そこから気持ちを作ってゲームに臨まなければいけなかったが、たくさん応援してくれる人がいる中で、こういったプレーしかできなかったのは悔しいですし、残念です。こういう難しい場面でしっかり気持ちを作ってゲームが出来るチームが五輪へ行けると思いますし、そういうところが自分たちに足りない部分だったかと思います。(この4年間は)五輪だけ見て走ってきた。この結果は自分たちが招いたこと。悔しいです…… (4年後に向けては)悔しい思いをしたということはこの先に生きると思うので、次は借りを返したいと思います」

    ●日本/清水邦広
    「(自分たちの試合が始まる前に五輪消滅が決まり)難しかったが、自分自身、今日は何が何でも勝たなきゃいけない試合で、自分としてもチームとしても落としたくなかった。この結果は自分の力不足もあるし、日本としてもいいところを出せなかったので悔しかったです。ワールドカップから自分が全然成長できなかったからこういう結果になったし、今日も結果が出せなかった。本当に自分が悪かったです… チーム一丸となって戦ってこういう結果になったのは、悔やんでも仕方がないし、仲間を信頼して戦ってきての結果です。(4年後へ向けて)これまでも4年間しっかりやってきたつもりも、壁を乗り越えることができなかったし、自分自身も不甲斐ない結果でこうなったので、一から出直したい」

    ●イラン/ジュリオ・ベラスコ監督
    「私たちのチームにおめでとうと言いたい。私たちは五輪に行けなかったが、私たちの選手もこの試合のために4年間戦ってきたことに感謝を述べたいと思う。この大会は全体的に厳しく、なかなか五輪への道筋を立てることができなかった。結果、五輪へ行けなかったのは悲しいことだ。だが今日は、自分たちの誇り、私たちの組織で働いてくれる人のために努力しようと決めた。五輪には行けなかったが悲観してはいけない。(試合前)最後に東京という素晴らしい歴史を持った都市で最後にこういう試合ができるということは、バレーボールを楽しむべきと選手には話をした。このような形で戦ってくれた選手たちを私は誇りに思う。また今日は戦術も機能したと思う。ブロックでも日本のカウンターアタックを止めることが課題だったが、機能したことにより、このような勝ちを手にすることができた。先ほど選手も言ってくれたが、今がはじまりで、4年後へ向けて今日から立て直していかなければいけない。そう選手が言ってくれたのは私にもうれしいこと。モチベーションが大きく変わった。次の五輪へは希望をいるし、これからもっとよいパフォーマンスをしていきたい」

    ●イラン/アリレザ・ナディ主将
    「3-0で勝つことができてよかった。五輪にはいけないが、五輪へ行けるくらいの資格はあると思っている。今日は集中してよいプレーができた。2セット目は日本もよくやったので、難しい試合になり少し自信を失ったが、最終的にはよいプレーができたと思う」

    ●イラン/アミル・ガフール
    「私たちは勝つことができたが、試合前に五輪出場チームが決まってしまい、モチベーション的には難しかった。だが、私たちは国のため、自分自身のため、そして私たち自身のために働いてきてくれたコーチやスタッフのためにこの試合を戦おうと思っていた。私たちは五輪へ行くぐらいの資格はあると思っていましたが、不幸にもこのような結果になった。次回のために始まったばかりなので、今日から次の五輪へ向けて努力を続けたいと思います」
  • 全日本男子|2012ロンドン五輪予選【男子OQT】第3試合 韓国がフルセット勝ちで3勝目

    2012/06/10

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    10日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会、第3試合の韓国−プエルトリコは、世界ランク20位の韓国が、同16位のプエルトリコにフルセット勝ち。3勝目(4敗)を獲得した。

    なお、韓国は3勝4敗の勝点8、プエルトリコは0勝7敗の勝点1で大会日程を終えた。

    【6月10日/第3試合】
    韓国 3-2 プエルトリコ
    (15-25、25-18、19-25、25-16、15-12)
    ※韓国は3勝4敗の勝点8、プエルトリコは0勝7敗の勝点1

    【試合後の主なコメント】
    ●韓国/パク・ギウォン監督
    「(五輪へは)あと3年待たなくてはならないようです。次の五輪へ向けてしっかり準備をしていきたい。最後まで準備を尽くしてくれた選手たちにありがとうと言いたい。全体を振り返って初戦のイランに負けたことが大きな打撃となった。最終的に五輪を逃したのはこの負けが大きかったと思う。(2016年へのビジョンは)今のままでは4年後も出場権獲得は難しいと思う。協会と協議をして、4年後に合わせていかにして強化していくかしっかりと話し合いたいと思う」

    ●韓国/クォン・ヨンミン主将
    「最終戦に勝ててうれしい。五輪は逃したが、今日はベストを尽くせたと思う。残りは後輩にバトンを渡して、ブラジルで五輪へ出てほしいと思う」

    ●プエルトリコ/カルロス・カルドナ監督
    「今日の試合で言いたいことが2つある。1つは私たちは今日もエラーが多すぎた。特に攻撃面。チャンスを生かせなかったと思う。2つ目は副審のこと。2セット目で3つの反則を取られたが、1つ目は認めるが、あとの2つの判定には問題があった。韓国もセッターとレシーバーが同じラインで受けたり、アウトオブポジションが何回もあった。主審がシチュエーションをコントロールして試合は流れたが、私たちに対する副審のジャッジによって、チームのプレーも士気も下がってしまい、リズムを崩してしまったのは事実だ。(クルスが31得点と活躍したが)今日は良かった。才能があり、本来はオポジットではないため、本来の仕事をしてはいないが、まだすべてを出していない。伸びしろはあると思う。(今後は)次の試合の予定もなくお答えできないが、選手はリーグ戦があるので、自分のチームで活躍して、今のレベルを落とさないようにしてもらいたい」

    ●プエルトリコ/ホセ・リベラ主将
    「今日の試合では、また、このような大会で戦うレベルにないことを露呈してしまった。次に来るときは、強いチームに再編成して帰ってきたい」
  • 2012/06/10

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    10日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会、第2試合の中国−オーストラリアは、ジンジェルの5本のブロックや、エドガーの4本のサービスエースなど、今大会一番のパフォーマンスを見せた世界ランク22位のオーストラリアが、同10位の中国を圧倒。ストレート勝ちで5勝目(2敗)を挙げた。

    なお、これでオーストラリアは勝点15とし、第4試合の日本−イラン戦でどちらが勝ってもオーストラリアに勝点で及ばないため、オーストラリアの2大会ぶり3度目の五輪出場が決定。日本の2大会連続9度目の五輪出場はならなかった。

    なお、この試合にセットカウント3-0、3-1で勝利すれば五輪出場の望みがあった中国は、3勝4敗の勝点11で大会日程を終えた。

    【6月10日/第2試合】
    オーストラリア 3-0 中国
    (25-12、25-20、25-13)
    ※オーストラリアは5勝2敗で勝点15、中国は3勝4敗で勝点11

    【試合後の主なコメント】
    ●オーストラリア/ジョン・ウリアルテ監督
    「チームのみんなに祝辞を述べたい。アタックレシーブ(ディグ)、サーブレシーブ、ブロックに関しては今日は一番素晴らしいプレーができた。必要なときに正しい攻撃ができ、サーブもブロックもよかった。彼らが自分たちのエネルギーを示すことができたいい試合だった。特に合流した後の50日間、素晴らしい努力をしてきた。イタリア、オランダ、ポーランドなどで試合をたくさんこなしてきた。厳しい戦いを戦い抜き、チームとして、また彼らの人格を形成できたと思う。また、チームスタッフ、オーストラリアのバレー連盟、元監督のラッセルや、直前でチームを外れたジョン・デッカーやジョンソン・ボールド、そしてイゴールの妻、カロリーナらにも感謝したい。約1年前に新しいチームでスタートしたときには、ベテランを入れず、若い選手たちで編成したが、日々ストイックになって努力してくれて『可能性のある選手』から『実のある選手』へ育ってくれた。よくなりたいということについて、行動で示してくれた。今日がその働きのハイライトだと思う。(今後改善するところは)アタックレシーブを、スムーズに安定させるようにしたい。ディフェンスもよくない。今回はブロックはよかったが、ディフェンスからチャンスを作るのはまだまだなので、世界のトップチームと戦うためには強化していかなければいけない」

    ●オーストラリア/イゴール・ユーディン主将
    「すべてのメンバー、スタッフにおめでとうと言いたい。彼らがしてくれたことには感謝でいっぱい。私たちはパフォーマンスをするが、彼らがいたからこそこの結果になった。今日は生き残りをかけた大事な試合だったが、最終日に勝つことができたのはうれしく、信じられない素晴らしい経験をした。また、この経験の一部を担うことができてうれしい。(今日の試合へ向けての精神状態は)こういう試合にはしっかりメンタル面を整えていかなければいけないが、様々なゲームで終わってから後悔するのは好ましいことではない。今日はメンタル面での備えが完璧だった。これまでこのチームでプレーしてきて、これほど集中力があって、アグレッシブさを持って戦った経験はない。次の大きな舞台へ向けてプレーできたのはうれしく思う」

    ●中国/シュウ・ケンアン監督
    「オーストラリアのプレーはよかった。私たちのプレーには失望している。残念だ。(オーストラリアと)技術の開きはあるしプレッシャーもあるが、自分自身に負けてしまった。勝ちたい勇気、決心が少なかったと思う。選手のプレーには日ごろの練習が現れると思うが、監督としてはこのプレーを受け入れるしかない。(練習では)技術的、精神的なことを監督がいかに伝えるかが重要。試合でいいプレーをして欲しいが、普段の練習での教え方には問題があり、これからも前進していく余地がある。スタッフはオリンピックへ向けていろいろとやった。努力というものは必ずしも報いるかはわからないが、しなければ何もない。(就任から)7年ほど頑張ったが、結果は残念だったが、悔いはない」

    ●中国/サイ・ケングン主将
    「オーストラリアのプレーはよかった。サーブでプレッシャーをかけ、私たちの一連の戦術を展開できなかった。勝ちたかったが、戦術が展開できなかった。でもチームとしては全力を尽くした。今回のOQTも非常に意味があったと思う」
  • 全日本男子|2012ロンドン五輪予選【男子OQT】日本−イラン戦の見どころ

    2012/06/10

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    ロンドン五輪出場枠をめぐる最後の戦い「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会は、いよいよ今日が最終日。アジア最上位の五輪出場枠を賭けた戦いは、泣いても笑っても今日決定する。

    現在、アジア枠1位はオーストラリアで4勝2敗の勝点12。4勝2敗の勝点11で並ぶ3位イラン、4位日本、そして3勝3敗で勝点11の中国まで可能性が残されており、この日の第2試合、オーストラリア−中国の試合で決まらなかった場合は、第4試合の日本−イランによる直接対決の結果で、雌雄が決することとなる。

    ここまでの6試合を終え、勝敗、勝点で並ぶばかりか、セット率も同じという日本とイラン。大会を締めくくる最終戦は、まさに技術、体力関係なし、両チームが五輪への思い、そしてプライドを持っての意地のぶつかり合いになるのは間違いない。

    世界ランク12位のイランは、昨年就任した名将ジュリオ・ベラスコの指導で急成長。昨年はいきなりアジア選手権を制し、一躍“アジアの雄”に躍り出た。強力なサーブと、ムーサビ、ナディらセンター線の攻撃、ブロックが持ち味の“ヨーロッパ型”のチームだが、今大会は、アジア選手権MVPカマルバンドらを欠きながらも、ザリニ、ガフールのサイド陣による強打や、ガエミの変幻自在のサーブも機能。ブロック部門は8チーム中4位、サーブ、セッター部門は同1位と、セルビア、オーストラリアに敗れはしたが、アジアトップレベルの力を随所に見せてここまでやってきた。

    そんな眼前の敵に対し、日本は昨年、アジア選手権、ワールドカップでの対戦で連敗。五輪出場権獲得への最大の敵と位置づけ“打倒イラン”で戦ってきた。キャプテンの宇佐美大輔も前日の会見で、「イランに借りを返したい。自分たちがやりたいバレーを1点目からやれれば勝機はある」と目を光らせた。「相手の強烈なサーブを確実にレセプションし、速いコンビバレーに繋げる」「攻めるサーブを確実に入れる」。これまで取り組んできた日本のバレーを発揮すれば、いかにアジア王者相手でも勝機は十分、いや、勝つ確率は日本のほうが間違いなく高くなるはずだ。

    植田辰哉監督8年間の集大成となる運命の一戦は、今夜19時5分開始。勝って、4年前に見せた、あの「歓喜の大の字」を再び見せてもらいたい! 頑張れ、龍神NIPPON!!

    なお、この「日本−イラン」は、19時よりフジテレビジョンにて完全生中継! テレビの前で、これまで以上の熱い声援をよろしくお願いします!
  • 2012/06/10

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    10日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会、第1試合のセルビア−ベネズエラは、すでに1位での五輪出場を決めている世界ランク7位のセルビアが、同17位のベネズエラに危なげなくストレート勝ち。7戦全勝で有終の美を飾った。

    なお、セルビアは7勝0敗の勝点21、ベネズエラは1勝6敗の勝点3で大会日程を終えた。

    【6月10日/第1試合】
    セルビア 3-0 ベネズエラ
    (25-14、25-13、25-23)
    ※セルビアは7勝0敗で勝点21、ベネズエラは1勝6敗で勝点3

    【試合後の主なコメント】
    ●セルビア/イゴル・コラコビッチ監督
    「今日、自分たちはベネズエラチームに尊敬心を持って戦った。良いプレーで満足している。集中して試合に臨めた。これからワールドリーグでドミニカ共和国へ行くが、そこで新しいチャンスを得たいと思う。(今後メダルを獲るために)五輪では世界のベストチームが相手になるので、メダルを獲るのは難しい仕事。最大限に修正しないとメダルは獲れない」

    ●セルビア/ボヤン・ヤニッチ主将
    「今日の勝利は大変うれしい。ここまで1セットを失っただけで全勝することができた。今日は今まで出ていない選手を起用したが、質の良い、ベストに近いプレーができたと思う。このままのリズムで五輪でもよいプレーを披露したいと思う。(五輪への野心は)大会が終わったばかりで、1日は祝いたいと思う。これから五輪へ向けて一番大事になるのは体調管理。時間はあるので、肉体的、精神的にも100パーセントに整えたい。五輪ではファイナルへ進み、メダルを獲得したい」

    ●ベネズエラ/ロベルト・ガルシア監督
    「我々は今日の試合前にテクニカルミーティングをして分析をした。結果には満足している。1、2セットは集中力がなかったが、3セット目は精神力が強くなり、自身もついていいスコアが出た。これからは他チーム、自分のチームを分析をし、2016年の五輪へ向けて頑張りたいと思う」

    ●ベネズエラ/ケルビン・ピニェルア主将
    「この大会で一番いい試合運びができた。この大会へは経験を積みに来たので、うれしく思う。将来的にこのチームは力強いチームになる。2016年の五輪を目標に強いチーム作りに励みたいと思う」
  • 2012/06/10

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    現地9日、ドイツ・ベルリンで「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選」(OQT)の男子ドイツ大会2日目が行われ、世界ランク13位の地元ドイツと同5位と格上のキューバの一戦は、3、4セットを失いフルセットへもつれ込む熱戦となったが、最後は20-18とデュースの末に競り勝ち。2勝目を挙げ、五輪出場権へ大きく前進した。また、同23位のチェコは同30位のインドにストレート勝ちし、初勝利を飾った。

    一方、ブルガリア・ソフィアで行われた、「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選」(OQT)の男子ブルガリア大会では、開催国である世界ランク9位のブルガリアが同21位フランスとの欧州対決をセットカウント3-1で制し、2連勝。同11位のエジプトは、同43位のパキスタンをストレートで退け初勝利を挙げた。

    なお、両大会とも10日までの3日間で行われ、1回戦総当たりリーグ戦にて最上位となった1チームずつがロンドン五輪の出場権を獲得する。

    各大会の結果は以下の通り。(左が勝利チーム)

    【ドイツ大会2日目】
    チェコ(1勝1敗)3-0 インド(2敗)
    (25-19、25-13、25-23)
    ドイツ(2勝)3-2 キューバ(1勝1敗)
    (25-21、25-17、21-25、17-25、20-18)

    【ブルガリア大会2日目】
    エジプト(1勝1敗)3-0 パキスタン(2敗)
    (25-13、25-22、26-24)
    ブルガリア(2勝)3-1 フランス(1勝1敗)
    (25-19、26-28、25-23、27-25)
  • 2012/06/09

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選


    9日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会の第4試合、日本−プエルトリコは、ここまで全敗の相手に1セット目を奪われる苦しい立ち上がりとなったが、途中から起用された米山裕太(東レ)の攻守に渡る活躍などで、3セットを連取。逆転勝ちで4勝目(2敗)を挙げた。これで日本はイラン、中国と並ぶ勝点11の4位(アジアでは3位)となり、明日の五輪出場権獲得へ望みを繋げた。

    オーストラリア戦の完勝から2日。逆転での五輪出場権獲得のためには、もう2連勝しかない“龍神NIPPON”のこの日の対戦相手は、ここまで5戦全敗、世界ランク17位プエルトリコ。明日の大一番・イラン戦へ向けてキッチリストレート勝ちで勝点3を獲得したい。

    第1セット、日本は宇佐美大輔、福澤達哉、清水邦広(パナソニック)、松本慶彦、石島雄介(堺)、山村宏太(サントリー)、リベロ永野健(パナソニック)の布陣でスタート。序盤から、両攻撃陣によるスパイクの応酬でサイドアウトの続く展開は、プエルトリコが1点リードでテクニカルタイムアウトを迎える。その後、相手の思い切りのいいサーブやサーブエース・フィゲロアの強打やブロックに苦しみ、5連続失点で最大5点のビハインドとなったが、松本の連続ブロックなどで4連続得点で反撃。3点のビハインドで2度目のテクニカルタイムアウトとなるも、流れを手繰り寄せた状態で後半へ進んだ。

    なおも日本は、ここから清水の技ありスパイクやブロック、福澤の目の覚めるバックアタックなどで加点。ついに20-20の同点に追いつき、逆転への流れを作る。ところが、ここで日本は痛恨の連続ミス。流れを手放してエスカランテのサービスエースでセットポイントを握られると、リベラのフェイントで25点目を失い、ここまでわずか1セットしか獲得していない最下位チーム相手に、まさかの先制を許すこととなった。

    石島に代えて米山裕太(東レ)をスタメン起用して迎えた第2セット、何とか仕切り直して日本は、序盤から相手のサーブミスや松本の速攻、ブロックなどで流れを掴み、3点リードで最初のテクニカルタイムアウトを奪取。サーブミスが目立ち、相手を大きく引き離すことはできないものの、米山の奮闘で得点を重ね、リードを死守する。

    終盤に入ると、両チームともセンター線を使った攻撃が機能。スピーディーなプレーが続き、サイドアウトを繰り返していく。そんな中、相手のサーブミスにも助けられ、常に優位に立った日本。最後は相手の返球ミスで25点目を奪い、セットカウント1-1のタイに追いついた。

    3セット目、2セット目の勢いに乗ってスタートダッシュをかけたい日本は、序盤こそ相手ミスにもつけ込み優勢を保つも、相手もクルスのブロックやムニスのサービスエースなどで逆襲。日本の1点ビハインドで最初のテクニカルタイムアウトを迎える。

    しかしこのタイムアウトを境に、日本が流れを掴んだ。福澤のサービスエースや、清水の強打、松本のブロックなどによる3連続得点で突き放すと、その後も福澤、米山のスパイクなどで小刻みに連続得点を重ね、6点をリードして20点台へ到達する。ここから相手に2本のサービスエースを決められ迫られこそしたが、最後は米山がこのセット5点目となるスパイクを決めて25-19。3セット目でようやく本来の形に近づいた日本が勝利へ王手をかけた。

    勝利が目前に迫った第4セット、序盤から相手ミスで得点を重ねた日本だったが、プエルトリコもサウスポーエース・リベラにボールを集めて応戦。サイドアウトの攻防が続いたが、日本は山村、清水がフィゲロアを連続でシャットアウトし、9-7と抜け出す。

    なおも日本は、清水、福澤、米山のサイド陣がそろい踏みで連続得点。一気にリードを広げると、なおも、永野の好ディグから繋がった二段トスを清水が決め切り、チームも場内もムードは最高潮に達した。相手の反則による得点も加わっての6連続得点で、16-9と大きくリードして終盤へ突入すると、勢いの止まらない日本は、その後も福澤、清水、米山と面白いように強打をさく裂。松本の速攻でマッチポイントを握ると、最後は相手のスパイクミスで25点目を奪い、この瞬間に逆転での勝利を決めた。

    これで4勝2敗の勝点11となった日本は、明日、4勝2敗の勝点11で並ぶ3位イランと直接対決。なお、第2試合の中国−オーストラリア戦でオーストラリアがセットカウント3-0、3-1で勝利した場合は、オーストラリアのアジア最上位での五輪出場が決定。フルセット勝ち以下なら、日本がイランにセットカウント3-0、3-1で勝利すれば、セット差で五輪出場権を獲得する。また、オーストラリアがフルセット負けの場合に限り、日本はフルセット勝ちでも、出場権を獲得する。(写真提供・月刊バレーボール)

    【6月9日/第4試合】
    日本 3-1 プエルトリコ
    (22-25、25-21、25-19、25-16)
    ※日本は4勝2敗で勝点11、プエルトリコは0勝6敗で勝点0
  • 全日本男子|2012ロンドン五輪予選【男子OQT】日本−プエルトリコ戦後の主なコメント

    2012/06/09

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選


    ●日本/植田辰哉監督
    「1セット目は硬く、守りに入った。だが途中で米山が入り、いい形になった。勝点3を取れてよかったと思います。ああいうふうに受けてしまうと、あのような形になるというのが分かったので、もう一度気持ちを引き締めたい。今日は、途中からサーブとブロックとトータルのディフェンスが少しずつ機能しはじめた。調整して戦えることができているので、もう一度チェックして明日へ準備したい。(1セット目と2セット目の切り替えは)相手はサーブミスしないし、ある程度の強さで打ってくる。ですがミドルブロッカーが、(こちらの)ミドルについてくるので、真ん中を中心に攻めました。また、両サイドはライン際が空いていたのでキッチリ打ち分けようと、速めに米山を起用した。それが宇佐美の選択肢が(広がるのに)繋がったと思う。だが、1セット目で石島が硬く、狙われたので、入り方としては反省しなければならない。この前のオーストラリア戦も石島が頑張ってくれたので、明日のイラン戦も、すべての選手で勝つためには、個人的にもチームとしても修正してもらいたいと思う。(ブロックが後半決まったが)サイドブロックの位置取りを調整したり、サーブの狙いどころを変えたりしたのがはまったと思う。(今日いい働きをしたのは)米山でしょう。あと宇佐美。宇佐美がうまく選んで速攻を使ったり、米山はマンツーマンのディフェンスに負けなかった。あと清水も苦しいところからのアタックをよく打ち切った。その3つが大きかったです」

    ●日本/宇佐美大輔主将
    今日の出だしは悪かったです。一つの原因として、受身になってしまっていたと思う。気持ち的なことからもう一度、1セット目から攻められるようにしたい。守っていて勝てる試合は一つもないとしっかり自覚しながら、最終戦に臨みたいと思います。(イラン戦は)アジア選手権で負けていますし、借りを返さなければいけない。やること、やってくることはわかっているので、どれだけ対応できるかということと、こちらのやりたいバレーを1点目からできれば勝機はあると思うので、気持ちの準備をしっかりして頑張りたいと思います」



    ●日本/清水邦広
    「第1セットは、サーブとブロックの関係がよくなかったですし、サーブカットで受身になって苦しい展開になった。でも2、3、4セットと上り調子になって、チーム一丸でできたと思うので、それは良かったと思います。(イラン戦は)今日の2、3、4セットみたいに、攻める気持ちを持って、すべて出し切ればいい結果がついてくると思うのでしっかり頑張りたいと思います」

    ●日本/米山裕太
    「前の試合でいい試合ができたが、今日は硬さがあった。相手が思った以上にサーブで攻めてきてバタバタしてしまった。途中から 入って、まずはサーブレシーブをしっかりしようと。コートの雰囲気がオーストラリア戦と全然違った。みんな疲れていると思うが、雰囲気を盛り上げて全員で プレーしようと思った。(攻撃は)宇佐美さんとはコンビが合っているので、互いに信頼して入っていて問題ないです。(今日の不安要素は)サーブが入らず、 お付き合いしてしまいムードが悪くなった。イランはしっかりしたバレーをやってくるので、こういうふうにならないようにしたい。(明日は)もしかしたら試 合前に決まっているかもしれないが、ボクたちは最後までプレーするしかない。イランに勝てるようにしたい。(監督がほめていたが)ありがたいこと。信頼し て苦しいところで使ってもらっているので、そういうときに活躍できるようにしたい」

    ●日本/福澤達哉
    「1セット目、立ち上がりが大事だったが受身になってしまい、逆に相手のサーブや真ん中の攻撃に押されて試合が進んでしまった。そこは残念でしたが、2セット目以降、相手の攻撃へマークや攻め方などを修正できたのは収穫としてよかった。でも課題として、相手のサイド陣をブロックできなかったので、そこはもう一度確認して明日に臨みたいと思います。(イラン戦は)何度も戦ってきているが、攻撃力のあるチームで、ブロックも高い。チームとして完成されているチームだが、一番大事になるのは、いかにサーブで崩せるか。相手はセンター線が非常に強いので、サイドにボールが集まるようにして、こちらがブロックをできるか。そういう展開に持っていって、あとはサイド陣がしっかり打ち勝つことだと思います。(明日は)自分たちは勝つしかない。やってきたこと、やるべきことを信じて戦いたい」


    ●プエルトリコ/カルロス・カルドナ監督
    「私たちは多くのミスをしてしまった。一方で日本はいいプレーをして、日本のサーブを崩せなかった。レベルも上だったし、日本は勝つに値するチームだったと思う。(エラーが多いが)基本的なエラーが多く、これを修正するには反復練習しかない。ベテランも多いので、若い選手を育てていかなければいけない」

    ●プエルトリコ/ホセ/リベラ主将
    「今日の試合は、今までより一番いい試合だった。コートに熱意を持って入り、1セット目は取ることができたが、ポジションに問題があった。日本は私たちより強いチームで、私たちよりいいプレーをしたので勝ったのは当然だ」
  • 2012/06/09

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    9日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会、第3試合のオーストラリア−韓国は、ここまで勝点9の世界ランク22位オーストラリアが、世界ランク20位の韓国にセットカウント3-1で勝利。4勝2敗で勝点を12に伸ばし、この時点でイラン、中国をかわしアジア1位に浮上した。なお、韓国はこの敗戦で五輪出場権獲得が完全に消滅した。

    なお明日の最終戦は、オーストラリアが中国と、韓国はプエルトリコと対戦する。

    【6月9日/第3試合】
    オーストラリア 3-1 韓国
    (25-22、25-17、23-25、25-20)
    ※オーストラリアは4勝2敗で勝点12、韓国は2勝4敗で勝点6

    【試合後の主なコメント】
    ●オーストラリア/ジョン・ウリアルテ監督
    「今日は、1、2セット目をいい形で運ぶことができた。サーブもよく、ブロックもものにできた。1、2セットは、ほぼすべてのチャンスを手にできたと思う。試合は常に100パーセントで戦わなければならないが、3セット目はリラックスしてしまった。だが、ネイサン(・ロバーツ)が入り、自分のキャパシティを見せて大きな貢献してくれた。ベンチでためていた力をぶつけてくれた。また一つひとつのプレーを丁寧にしたために、重要なポイントを重ねることができました」

    ●オーストラリア/イゴール・ユーディン主将
    「大一番で厳しい試合だったが、勝ててうれしい。まだ五輪への望みがあるので頑張りたい。(明日3-0、3-1の勝利で五輪が決まるが)まだそのことについては考えていないが、非常に大きな試合になる。疲れはたまっているが100パーセントの力で戦っていきたい。なるようになると思う。勝つことは一つの目標であり、五輪は私たちの夢。あとは一つのステップをやり遂げたい」

    ●韓国/パク・ギウォン監督
    「サーブレシーブが乱れたのが敗因だ。(敗戦で完全に五輪出場が消滅したが)代表チームというのは、五輪の出場権を獲得する、しない関係なくいい加減なプレーはできない。明日は最善を尽くして有終の美を飾りたい」

    ●韓国/クォン・ヨンミン主将
    「十分勝てる試合だったが落としてしまい、残念だ。残り1試合はぜひ勝ちたいと思う」
  • 2012/06/09

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    9日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会、第2試合のベネズエラ−中国は、アジア枠での五輪出場権獲得へ望みのある世界ランク10位の中国が、同16位のベネズエラにセットカウント3-1で勝利。3勝3敗で勝点を11に伸ばし、現時点でアジア最上位のイランに勝点で並んだ。

    なお明日の最終戦は、中国がオーストラリアと、ベネズエラはセルビアと対戦する。

    【6月9日/第2試合】
    中国 3-1 ベネズエラ
    (25-18、28-26、19-25、25-21)
    ※中国は3勝3敗で勝点11、ベネズエラは1勝5敗で勝点3

    【試合後の主なコメント】
    ●中国/シュウ・ケンアン監督
    「ベネズエラは実力があるチーム。攻撃も素晴らしく、今日は私たちにたくさんの困難を与えた。尊敬できるチームだと思う。私たちはミスが多く、サーブレシーブや攻撃で流れが良くなかった。だが、それは相手の素晴らしさ故のこと。苦しかったが3ポイントを獲得できてうれしく思う」

    ●中国/サイ・ケングン主将
    「相手のプレーが素晴らしく、たくさんの難しいところに直面した。難しい試合だったが、プレーの乱れもなく勝つことが出来てよかった。残り試合は少ないが、最後まで頑張りたい」

    ●中国/チョウ・シン
    「相手は素晴らしいプレーをしたが、何とか克服できた。ただ、満足できないところもあり、自分たちの問題も見えたので、明日へ向けて克服していきたい。(今大会の好調の要因は)昨年はケガもあり、いろいろ考えすぎてしまって思うようにプレーができなかったが、今回は昨年のW杯と同じ日本へ戻ってきて、自らを変えることができた。考えすぎず、プレーを実行している」

    ●ベネズエラ/ロベルト・ガルシア監督
    「我々はこの国際大会に出られて、いい経験をしている。結果には満足していないが、選手のパフォーマンスには満足している。今日の試合、中国は技術、動きともよかった。我々のほうは、80パーセントは戦略どおりに選手が動いてくれて満足だが、若いチームが故に、セットを締める重要なところでうまくいっていない。2セット目はいけると思ったが、集中力が欠けてしまい、負けてしまった。だが、最終的にはこの大会に出られて幸せだ」

    ●ベネズエラ/ケルビン・ピニェルア主将
    「結果は負けてしまったが、コートの中では楽しかったし、みんながいい経験をした。接戦もしたし幸せだ。努力もあって頑張っていたし、いい経験だった。一昨日よりサーブもレシーブもよかったし、満足している」
  • 全日本男子|2012ロンドン五輪予選【男子OQT】日本−プエルトリコ戦の見どころ

    2012/06/09

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    ロンドン五輪出場枠をめぐる最後の戦い「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会は、6戦全勝したセルビアの1位通過が決定したものの、残るアジア枠を賭けた争いは、日本はもちろん、イラン、オーストラリア、中国、韓国とすべてのチームに可能性が残されており、残り2試合の激戦は必至だ。

    7日に、アジア1位を走っていたオーストラリアをストレートで下し、逆転での五輪出場へ光りが見えた“龍神NIPPON”。絶対負けられない2連戦の初戦となる今日は、世界ランク17位のプエルトリコと対戦する。

    北中米の新興勢力・プエルトリコは、2006年世界選手権、2007年W杯、そして昨年のワールドリーグと、近年は国際大会に進出。特にW杯では日本にストレート勝ちし、あっと驚かせた。しかし今大会は、ここまで0勝5敗といまだ勝利なし。エース・フィゲロアやサウスポー・リベラらは奮闘を見せているが、かつてパナソニックでもプレーし、国際大会における中心選手として活躍してきたヘクトル・ソトが欠場したことで、クルス、マルドナドら国際経験の少ないアタッカーに頼らなければならず、苦しい戦いが続いている。大会序盤に比べ調子は上がってこそいるが、五輪出場へ高いモチベーションを持つ今の日本にとっては、恐るるに足らない相手と言っていいだろう。

    しかし、一つだけ気をつけなければならないところは相手のサーブ力。チームランクではイラン、セルビア、オーストリアに次ぐ4位(日本は7位)で、個人ランクでも上位につけるエスカランテ、ムニスらのサーブには注意が必要だ。得意のコンビバレーを構築するためにも、リベロの永野健をはじめ、福澤達哉、米山裕太ら、レセプションを受ける選手たちの安定したプレーに期待したい。そして、明後日イラン戦の“大一番”に勢いをつける完勝をといきたい。
  • 2012/06/09

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    9日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会、第1試合のイラン−セルビアの1、2位直接対決は、1、2セットともに30-28のつば競り合いを制した世界ランク7位のセルビアが、同12位のイランにストレート勝ち。これで6連勝、勝点を18とし、明日の1試合を残して全体1位での五輪出場を決めた。

    なお明日の最終戦は、セルビアがベネズエラと、イランは日本と対戦する。

    【6月9日/第1試合】
    セルビア 3-0 イラン
    (30-28、30-28、25-22)
    ※セルビアは6勝0敗で勝点18、イランは4勝2敗で勝点11

    【試合後の主なコメント】
    ●セルビア/イゴル・コラコビッチ監督
    「今日の勝利はとてもうれしい。五輪出場権を獲得できた。今大会で今日のイラン戦が一番厳しい試合だった。 特に最初の2セットが難しかった。しかしこのような結果になり、大変満足している。(今日のサーブの攻めは)サーブでミスは多かったが、私たちはサーブが 弱い。時にはリスクを承知でやらなければならないが、私たちはディフェンスアタックがよいので、サーブで点を取ろうとはあまり思っていない。(2セット目 でローテーションを変更したが)私たちに問題があった。ポジション1と9番の選手のところにあったので変えました」

    ●セルビア/ボヤン・ヤニッチ主将
    「今 日の勝利は大変うれしい。今回ロンドンへ行くためには全勝しなければと思ってきた。今日はイランがとてもいいプレーしたので苦戦したが、ロンドンへ行くこ とができた。ロンドンでもいい成績を収めたいと思う。(今日勝てた要因は)自分たちにとって一番大切なのは、自分たち(のプレー)に目を向け、よいプレー をするということ。自分たちにはよいアナリストもいるので、助けを受けながら、相手の弱点を把握し、自分たちのプレーを完璧に行ったということです」

    ●イラン/ジュリオ・ベラスコ監督
    「セ ルビアは今大会のベストチームだし、世界レベルでもベストのチームだ。今日の試合では、とにかく戦い続けることだ、と選手に言った。1、2セット終盤にミ スがあったが、落としたのは私たちのミスだけではなく、相手のいい動きがあったからこそ。セルビアはアタックもブロックもよかったと思う。接戦の状態で精 神的に強いセルビアには多く学べたと思う。クリアマインド(頭脳)を持っているほか、体力的、技術的にも学ぶことができた。私たちは徐々によくなってきて いるとは思うが、セルビアに勝つまではいかなかった。敗戦のネガティブなメンタル面を修正し、明日の日本戦は勝てるようにしたい。(日本戦に向けてのメン タル面での修正は)選手にはいつも、負けたときには技術を含め全体的なことを含め、学ばなければいけないと話をしている。いいゲームをしたからこそ、学ぶ ことも多い。選手たちには敗戦後、立ち直るために30分の時間を与え、その後に次の試合へフォーカスするようにと指導している。いつものことだが、(次の 試合は)完全に違うチームだし、シチュエーションも違う。明日は特に観客も多い。今日は1試合目だが、明日は試合時間も違う。そういうまったく違う状況 で、力を出し切るように準備をしていきたいと思う」

    ●イラン/アリレザ・ナディ主将
    「今日は相手にいいゲームをされた。私たち全員がいいプレーをしたが、接戦でミスが続いてしまったことが敗因だ。セルビアは経験が豊富だし、その差が接戦での強さに出ていたと思う」

    ●イラン/セイエドモハンマド・ムーサビエラギ
    「今 日はいいゲームができるように準備してきた。100パーセントの力を出せたと思うが、セルビアのような強い相手には、120パーセントの力を出して戦わな ければいけなかった。1セット目は、21、22、24点のところでミスが目立ってしまい、セットを落とした。2セット目は、さらに両チームの力の差がない 状態で試合が進んだが落としてしまった。3セット目は、ミスやテクニック面というより、気持ちの面で弱くなってしまった。ベラスコ監督が常に言っているこ ととして『戦い続けなければならない』ということがあるが、3セット目は集中力に欠けてしまってストレート負けになってしまったと思います」
  • 全日本男子|2012ロンドン五輪予選【男子OQT】ブルガリア大会、ドイツ大会が開幕!

    2012/06/09

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    現地8日、ブルガリア・ソフィアで、「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選」(OQT)の男子ブルガリア大会が開幕。開催国である世界ランク9位のブルガリアが同43位のパキスタンにストレート勝ち。また、同21位のフランスは、同11位のエジプトをセットカウント3-1で破り、ともに白星スタートを切った。

    また、ドイツ・ベルリンでは「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選」(OQT)の男子ドイツ大会が開幕。世界ランク13位の地元ドイツは同30位のインドにストレート勝ち。また、同5位のキューバは同23位のチェコを逆転で下し、こちらも初戦を飾った。

    なお、両大会とも10日までの3日間で行われ、1回戦総当たりリーグ戦にて最上位となった1チームずつがロンドン五輪の出場権を獲得する。

    各大会の結果は以下の通り。(左が勝利チーム)

    【ブルガリア大会1日目】
    フランス(1勝)3-1 エジプト(1敗)
    (25-22、18-25、25-15、25-21)
    ブルガリア(1勝)3-0 パキスタン(1敗)
    (25-17、25-12、25-21)

    【ドイツ大会1日目】
    キューバ(1勝)3-1 チェコ(1敗)
    (27-29、25-23、25-23、25-21)
    ドイツ(1勝)3-0 インド(1敗)
    (25-16、25-19、25-15)
  • 2012/06/07

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選


    ●日本/植田辰哉監督
    「(ストレート勝ちは)次に繋がる勝利。選手は本当によくやった。もっともっと苦しい展開を予想していたが、選手たちの集中力が、オーストラリアの高い壁を上回って、向こうがやりたいバレーをこちらができたというのが勝因です。悪い状態から這い上がるというのを約束してやってきたことが、3セット目に詰まっていた。ただ、これからが本当の戦いなので、明後日、最終戦と1戦1戦、気持ちを引き締めてやっていきたい。(今日は)全員で戦うという昨日できなかったことができたと思う。宇佐美も(目にボールを当てた)影響なく、いいトスを見せてくれた。(石島と山村のスタメン起用の意図は)石島は、相手のジャンピングフローターサーブが浮かし目で緩く、オーバーパスで返せるだろうということで不安が取り除かれたため。また、相手の手の中でプレーするとリズムが狂ってしまうので、相手の高さに対し、こちらが持っている駒の中で高さのある選手、ブロックもトータルディフェンスも優れているということで、昨日から起用を決めていました。山村はオフェンスもディフェンスでも高さを期待しました。(山村のブロックは)練習してきてブロックレベルが上がってきている。3セット目は特によく決めてくれた。(ここまで苦しんだが)後を振り返ってもしょうがないので、前を向いていくのが重要。プエルトリコ、イランと勝って、自分たちの手でロンドンを掴めればと思う。どこもつぶしあっているので、あとは負けない気持ちと、練習はウソをつかないと選手は信じて戦って欲しい。(五輪は)絶対諦めません」

    ●日本/宇佐美大輔主将
    「昨日、ああいう形で出場できなかったのが悔しかったが、昨日病院から帰って、監督から『明日はスタートで行く』と言葉をかけてもらって、気持ちと目の回復を祈っていたが、試合に間に合って本当によかった。今日の試合は負けたら終わりだったし、みんなで五輪へ行きたい気持ちが強くなったと思う。自分たちは目の前の1試合1試合を勝ち抜くしか五輪への道はないので、次のプエルトリコ戦もしっかり戦いたいと思う。(今日のゲームプランは?)(相手の)ブロックは1対1が多いので、センターを基準に使っていこうと思った。その中でサイドの3人がよく打ってくれた。苦しい場面でも、いろんな策を練って打ってくれて、助かりました」

    ●日本/石島雄介
    「負けられない中で、選手みんながすごいいい働きをしたと思う。勝ててよかったと思います」

    ●日本/福澤達哉
    「昨日、中国にああいう負け方をして、そこからの切り替えはとても大事だったが、崖っぷちに立たされた中で、いい意味で前を向いて目の前の試合を一戦一戦やるしかなかった。全員気持ちが入ってプレーしていたし、日本がやるべき、やりたいバレーがここで出たというのは、残り2戦に励みになったと思う。残り試合をきっちり勝つことしか道はないので、その道を信じて戦いたい」

    ●日本/清水邦広
    「サーブ、ブロックがよく機能した。昨日はサーブが走らなかったぶん苦しい展開になったので、今日のような攻め方ができれば、いい雰囲気でできると思う。もう一度サーブとブロックを徹底して、明後日からできるように頑張りたい。(負けられない状況でどんな精神状態だった?)自分自身は今日の試合に賭ける思いで、平常心、なおかつ闘争心を出して戦いました」

    ●日本/山村宏太
    「みんな、今日絶対勝って、繋ごうという気持ちだった。(昨日と変わったところは)ボクは昨日スタートで行けず悔しい思いをしたが、スタートで行くと決まったときに、絶対コートを走り回ってムードを作ろうと思っていた。それを実践できてよかったです。(ブロックは)これまで不発でしたが出すことができてよかった。気持ちで絶対負けない、止めてやるという気持ちでした。(3セット目はすごかったが)あれをいつでも出せればいいんですけど。それが今後の課題だと思います。(アジア3連戦を振り返って)中国に負けたのは悔しかったですけど、諦めることなく、望みがある限り戦っていきたい。まだロンドンへ行く可能性があるので、残り2つ絶対勝って、最後まで諦めずに戦っていきたいと思います」

    ●オーストラリア/ジョン・ウリアルテ監督
    「今日は全体を通して攻撃が悪く、レセプションもディグもよくなかった。特に1、2セット目は決める機会があったが、決め切れずポイントを落とす場面があった。サーブもよい場面があったが、その機会もものにできず日本に有利に試合が進んでしまった。また日本はときに良いディフェンスもあった。また、こちらはセッターとスパイカーの連携もよくなかった。全体的にはスパイクが勝利に繋がるほど良くなかったと思う」

    ●オーストラリア/イゴール・ユーディン主将
    「日本戦を落とし落胆している。日本がいつもより特別な試合運びをしたと言うわけではない。私たちの プレーも日本のプレーも予想どおりだったにも関わらず、集中力がなかったのか、計画通りにできなかった。とても大きな機会だったが、落として残念に思う。 (ブロックをはじめ、日本のプレーについては)特にブロックでどうというのではないし、そこまで強いわけでもなかったが、私たちはアグレッシブさと集中力 がかけていた。以前対戦したときも、取り立てて特別なチームという印象もなかったし、ストレートで負けたということは恥ずかしいことだと思う」
  • 2012/06/07

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選


    7日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会の第4試合、日本−オーストラリアは、相手の攻撃を封じ1、2セットの接戦をものにした日本が、3セット目も山村宏太(サントリー)の6本のブロックポイントなどで相手を圧倒。この大会一番の快勝で、3勝目(2敗)を獲得した。これで日本は勝点を8に伸ばし、中国をかわして4位(アジアでは3位)に浮上した。

    前日は高さある中国に完敗し、2勝2敗の勝点5と苦境に立たされた“龍神NIPPON”。第2試合でセルビアがストレート勝ちしたため、全体1位での五輪出場の可能性がなくなり、目指すはアジア枠1位となったが、この日対戦するのは、ここまで3勝1敗で勝点9の2位オーストラリア。眼前の敵を下して、3連勝、そして逆転出場権獲得への足がかりを築きたい。

    第1セット、日本は福澤達哉、清水邦広(パナソニック)、松本慶彦、石島雄介(堺)、山村宏太(サントリー)、リベロ永野健(パナソニック)と、前日の試合を公式練習中のアクシデントで欠場した宇佐美大輔(パナソニック)が元気にスタメン出場。いきなり石島、清水のスパイクがブロックされる苦しいスタートとなったが、福澤が強打、そして相手エース、212センチのエドガーを1枚ブロックでシャットアウトなど奮闘。松本、山村も速攻で続き、1点リードで最初のテクニカルタイムアウトをものにする。

    なおも日本は、ここまで安定しているレセプションを清水、福澤の強打へ繋げ、順調に加点。2度目のテクニカルタイムアウトも獲得し、清水の強打で先に20点台へ到達する。すると、この勝負どころに来てミドルブロッカー陣が存在感を見せた。松本がブロックに連続速攻と、キレある動きでチームに元気と得点をもたらすや、24-23とセットポイントを握って、最後は山村が相手速攻をシャット。後半、いい流れに乗った日本は25-23でセットを奪い、幸先のいいスタートを切った。

    いい流れで1セット目をもぎ取った日本は第2セット、立ち上がりから山村の速攻やサービスエースで勢いに乗る。その後、エドガーにボールを集めて反撃する相手に逆転されたものの、清水が硬軟織り交ぜた攻撃で次々と得点を奪い、ピタリと追走。すると、中盤に入ってもう一人のエースも爆発した。福澤が負けじと強打、ブロックをさく裂させると、相手のミスもあり15-14と逆転に成功。ここからはサイドアウトの応酬で主導権を争う展開となったが、粘り強いディグから攻撃へ繋げた日本が、石島のスパイクで25点目を獲得。2セット連続で競り合いを制し、アジアのライバルからの勝点3奪取へ王手をかけた。

    2セットを奪って意気上がる日本は、3セット目に入っても押せ押せで試合を進めた。清水の強打などでいきなり3連続得点でスタートを切ると、石島のスパイク、福澤のブロックなどで最大5点のリード。なおもエドガーを3枚ブロックでシャットアウトし、3点をリードして最初のテクニカルタイムアウトを手にした。

    なおも勢いに乗る日本は、タイムアウト明けにもう一人のエース格ホワイトを松本がシャットアウト。すると、9-6とリードしたところから、攻守両面にわたってで一方的な展開を繰り広げた。福澤の強烈なジャンプサーブで相手のレセプションを崩し、山村の連続ブロックなど、相手のお株を奪うネットディフェンスが機能して8連続得点。17-6と一気に突き放し、勝利をグッと手繰り寄せた。

    その後も、石島の強打や松本の速攻で得点を重ねると、山村がこのセットだけで6本目、実に8本目のブロックを決めてマッチポイントを握り、最後は相手の反則で25-12。13点の大差をつけての3セット目獲得で、五輪出場権獲得へ夢繋ぐ見事なストレート勝ちを飾った。

    なお9日は、日本がプエルトリコと、オーストラリアは韓国と対戦する。(写真提供・月刊バレーボール)

    【6月7日/第4試合】
    日本 3-0 オーストラリア
    (25-22、25-23、25-12)
    ※日本は3勝2敗で勝点8、オーストラリアは3勝2敗で勝点9
  • 2012/06/07

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    7日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会、第3試合の韓国−中国は、強打の韓国とブロックの中国による意地がぶつかり合い、フルセットにもつれ込む激闘となったが、最後は世界ランク20位の韓国が、同10位の中国に競り勝ち2勝目(3敗)を獲得し、勝点を6に伸ばした。

    なお9日は、韓国がオーストラリアと、中国はベネズエラと対戦する。

    【6月7日/第3試合】
    韓国 3-2 中国
    (25-21、22-25、25-20、14-25、15-13)
    ※韓国は2勝3敗で勝点6、中国は2勝3敗で勝点8

    【試合後の主なコメント】
    ●韓国/パク・ギウォン監督
    「今日はサーブがよかった。パク・チョルウ、キム・ハクミンが頑張ってくれた。(中国の攻撃が多彩だったが)守備で特別な戦略はなかった。個人の能力に任せた。(サーブの狙いは)第1の狙いは相手の速攻を防ぐということだった。速攻を防ぎ、いいブロッキングに繋げるのが目的だった。(2セット取れない時点で五輪がなくなるところだったが)(キャプテンが)勝ち負けのプレッシャーがないと話していたのは、それは彼個人の考え。代表としては五輪に行く、行かない関係なく全力を尽くすだけです」

    ●韓国/クォン・ヨンミン主将
    「勝ち負けに関してプレッシャーは感じなかった。残り2試合でベストを尽くしたいと思う」

    ●中国/シュウ・ケンアン監督
    「今日、選手たちは多くの困難を乗り越え、最後まで頑張れたということにはうれしく思う」

    ●中国/サイ・ケングン主将
    「今日は両チームとも素晴らしいバレーができたと思う。ただ、審判の判定は正直面白くない。公平でなかったと思っている」

    ●中国/チョウ・シン
    「今日はチームで全力を尽くしたが、このような結果になって残念です」
  • 全日本男子|2012ロンドン五輪予選【男子OQT】日本−オーストラリア戦の見どころ

    2012/06/07

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    ロンドン五輪出場枠をめぐる最後の戦い「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会は、いよいよ残り3試合。どのチームも、五輪出場権獲得へ負けられない試合が続く。

    昨日は、“アジアの壁”中国の高さの前に敗れた“龍神NIPPON”。2勝2敗の勝点5は現在5位。逆転での五輪出場権獲得へ向けて、もう1敗も許されない。そして今日迎える“アジア3連戦”の3戦目の相手はオーストラリア。世界ランク22位は今大会最下位、開幕前の下馬評もさほど高いものではなかったが、いざフタを開けてみれば、アジア王者イランを退けるなど、ここまで3勝1敗の2位と五輪出場権争いをリード。日本にとって厄介な敵が増えてしまった印象だ。

    今大会、オーストラリアは大きな変革を遂げた。これまでは、昨年のアジア選手権ベストスパイカー、ネイサン・ロバーツや、サウスポーオポジットのポール・キャロルを軸にしたチームだったが、今大会は、212センチの新オポジット、トマス・エドガーや、203センチのアダム・ホワイトら若い選手が台頭。372センチという驚異の最高到達点を誇るキャプテン、イゴール・ユーディンを含む3選手が攻撃の軸としてチームを引っ張っている。ベストスコアラー部門では、エドガーが69得点で1位、ホワイトが3位(57得点)、ユーディンが14位(41得点)と、それぞれが上位にランクイン。チームの快進撃を支えている。

    また、チームのブロック力にも目を見張るものがある。前日のセルビア戦における第1セットのスタメン(リベロ除く)6人の平均身長は203.8センチ。セッター以外は200センチを超えるという超大型チームは、ここまで8チーム中でダントツ1位のブロック率(日本は7位)を誇る。個人成績を見てもジンジェル、エドガー、パシエが2〜4位を占めており、高さあるチームに苦しんでいる日本にとっては、まさに中国以上の難敵になることは間違いない。

    そんな大型チームに挑む日本だが、前日の試合前公式練習中、右目にスパイクを受け欠場を余儀なくされたキャプテン宇佐美大輔に異常がないことが判明した。前日は宇佐美欠場が動揺となりプレーにも影響を与えたことは否めないだけに、復帰は明るい材料だ。そしてエース清水邦広の復調も明るい材料だろう。前日はチームトップの16得点を挙げ、完全復活を証明しただけに、高いオーストラリアのブロックを突き破る強打を期待したい。うまくブロックさえかわすことができれば、相手ディグは8チーム中最下位とやや難があるだけに、つけ入る隙はある。

    そして、一番のカギになるのはディフェンスだ。前日オーストラリアにストレート勝ちしたセルビアは、得点源のエドガーに複数ブロックをつけ徹底マーク。これが功を奏してわずか3得点に封じ込めた。日本も粘り強くしつこいブロックで相手の攻撃を止める、もしくは弱めることができれば、そこからのトランジションアタックで速いコンビプレーにも繋がっていくはずだ。

    いずれにしても日本が勝つには個人能力だけでなく、チーム一丸となっての守備、攻撃が必要不可欠。ここまで旋風を巻き起こしているチームの勢いをストップさせ、残り2試合に繋げたい。
  • 全日本男子|2012ロンドン五輪予選【男子OQT】第2試合 セルビアが大勝し全勝キープ

    2012/06/07

    全日本男子|2012ロンドン五輪予選

    7日、東京都の東京体育館で行われている「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(OQT)男子大会、第2試合のセルビア−プエルトリコは、攻守で隙のないところを見せた世界ランク7位のセルビアが、同17位のプエルトリコに危なげなくストレート勝ち。開幕からの連勝を5とし、勝点を15に伸ばした。

    なお9日は、セルビアがイランと、プエルトリコは日本と対戦する。

    【6月7日/第2試合】
    セルビア 3-0 プエルトリコ
    (25-19、25-17、25-18)
    ※セルビアは5勝0敗で勝点15、プエルトリコは0勝5敗で勝点0

    【試合後の主なコメント】
    ●セルビア/イゴル・コラコビッチ監督
    「今日の勝利には満足している。また勝利を重ねることができてうれしい。今日のように情報が少なく、自分たちの望むようなプレーができたとしてもいつも勝つとは限らない。毎回困難な試合になると思いながら戦う。しかし、今日のように勝利できてうれしい。(残り2試合への意気込みは)自分たちの計画は、2試合で勝利を得ることです」

    ●セルビア/ボヤン・ヤニッチ主将
    「今日の勝利はうれしい。いつも勝つことは難しいことだが、ストレートで勝つことができた。ここまでプレーしてきた選手に休養を与えることもできた。明後日が大事な試合なので調整もありました」

    ●プエルトリコ/カルロス・カルドナ監督
    「今日は、今まであまり出番のなかった選手を起用すると決めていた。今大会一番強いチームに挑戦していいプレーができたとは思う。だが、まだまだ足りない部分はあると思う。(クルスへの期待は)私自身、期待している選手だが、ブロック、レシーブなどで高いレベルに持っていかないといけないと思う。若い選手よりは経験も積んでいるので、エラーを少なくすることも大事だ。(オポジットのマルドナドとミドルブロッカーのアキノは)マルドナドは、オポジットに必要な22点、23点目の得点を取るレベルではなく、エラーも多い。これから練習と経験を積んでいくのが必要だと思う。アキノについては、今日彼が入ったことでよかった点が出た。身長の低い選手が多いので彼の長身と中堅選手として、ポジティブないい面が出たと思う。だが国際経験が少ないので、経験を積むのは大切。今回起用できたのはいい材料だと思う」

    ●プエルトリコ/ホセ・リベラ主将
    「今日は若い選手たちがプレーするチャンスがあり、コートに入れたのはキャプテンとしてうれしく思う。ただ、まだまだ足りないことが多く、セルビアのような強いチームと戦うレベルまで上げていくのは難しいと感じている。残り2試合ではベストを尽くしたい。(コートの外からチームを見て、チームの課題は)エラーを少なくすること。高いレベルでプレーするには、エラーを無くすことが大切だ。だが、若くて経験の少ない選手たちには、恐れずに、自由に、アグレッシブにプレーするようにとアドバイスしていきたい」

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