過去を繰り返す
 日本代表の戦いが終わりました。
2敗1分け。勝ち点1。
 
 今回のグループCの顔ぶれについては
「3連勝もあれば3連敗もある」と思っていました。
頭一つ抜けているコロンビアと最後に戦えることが
日本にとって有利なポイントでもありました。
最高の展開は日本とコロンビアが2試合とも勝ち、
3戦目の直接対決では仮にコロンビアに敗れても
主力を休ませたり、試合に出ていなかった選手を起用するなど
有効的に90分を使えるのが理想だと考えていました。

 ところが、初戦は先制しながら逆転負け。
2戦目はチャンスがありながらスコアレスドロー。
数的優位を全く活かせずに勝ち点1を手にしただけ。
そして迎えた今日の試合。
コロンビアは連勝してきて、メンバーを入れ替えるなど
日本がやりたかった展開でこの試合を迎えました。
先制を許し、なんとか同点に追いついたものの
後半は先に点を奪えずに
悲しきタイムアップのホイッスルを聞きました。
 初戦の逆転負け。2戦目ドロー。
背水の陣で迎えた最後の試合でグループ1番の実力チームに大敗。
まるで2006年のドイツ大会をなぞるような戦いぶりでした。

 8年前。
オーストラリアに先制しながら逆転負け。
クロアチアに0−0のドロー(GK川口のスーパーセーブがなければ・・・)
そしてブラジルに先制にしながら前半で追いつかれ、後半に大量失点。
史上最強と言われたジーコジャパンは呆気なく大会を終えました。
中田英寿がピッチに倒れこみ、ブラジルのユニフォームで顔を覆ってた姿は
日本の歴史に刻まれるワンシーンでした。

 あれから8年。
史上最強と言われたザックジャパンには、
デジャブと言えるかのような結果が待ち構えていました。
おそらく多くのサッカーファンも同じ思いを抱いたかもしれません。

 繰り返された戦い。
思えば日本代表は98年グループ最下位、02年ベスト16、06年グループ最下位
10年ベスト16、そして14年グループ最下位と、
交互に同じ結果を繰り返しています。
ならば楽観的に18年は決勝トーナメント確実!などとは
死んでも口には出来ません。
きっと日本代表は強くなっています。
予選突破が夢だった頃からは比べものにならないほどに強くなっています。
ただ、それ以上に世界は強くなっています。
世界の強くなるスピードに日本が負けないためにも、上回るためにも
サッカーに関わる1人1人が
過去から学び、今と未来につながる物を常に意識しなくてはなりません。

 これから次期代表監督選びが始まり、9月には新しき日本代表が
最初の戦いを迎えます。
過去を過去にしないために、また同じことを繰り返さないために。
気持ちの伝わる戦いを日の丸を背負った選手ができているか。
シビアに代表を見る、もうただ声援を送るだけではいられない時期に
日本は来ています。

過去を繰り返すのか、過去を超えるのか。
一瞬一瞬が大切な4年間が始まります。
代表を強くする覚悟はありますか。

投稿:福永一茂 | 13:05 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) | 福永一茂
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