皆様へ

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このたび、4月から「めざましテレビ」のキャスターに就任する事になりました。
いろんな方から「スポーツ実況はどうするのか?」と聞かれる事が多くなり、
一度しっかりとお話しした方がいいと思いました。


結論から言うと…

私、三宅は3月いっぱいをもって、スポーツアナを卒業いたします。


上司からめざましに専念して欲しいという要請があったことは事実ですが、
それ以外にもいくつか理由があります。

一つは、自分の実況力の衰えです。
ここ数年、自分の実況に瞬発力が無くなっていくのを感じていました。
もっと言葉を紡いで、もっと畳みかけていきたいのに、
それができないもどかしさ…。
これはたぶん、自分にしか分からないことかもしれません。
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もちろん、この年だからできる実況もあるのかもしれません。
でも自分の理想とする実況ができなくなったと感じているならば、
第一線でメインを張るべきではないと思いました。
それならば、潔く後進に道を譲るべきであると。
幸い、後輩達は着実に力をつけ、どこに出しても恥ずかしくない
素晴らしい実況ができるようになってきました。
あとは大舞台をたくさん踏ませること。
僕がいなくなることで、そのチャンスはもっと生まれるはずです。

二つ目は、もうスポーツアナとして「やりきった」ということです。
五輪の金メダル実況をはじめ、プロ野球日本シリーズ、オールスター。
バレーボールワールドカップ。柔道世界選手権。
夢だった日本ダービー。ボクシング世界タイトルマッチ。
数々のF1の名勝負、そして別れ…。
K−1やPRIDE、女子プロレス等の格闘技。
Qちゃんの世界最高記録。
数え切れないほど、想い出となる実況を担当させてもらいました。

悔いはありません。
あるとするなら、カープの優勝実況ができなくなることでしょうか?()
それは心の中で実況させてもらうことにします。

スポーツアナから情報系の番組に転身するということも
長い目で見れば良いことなのかもしれません。

情報かスポーツか、行く道に悩んでいる若手アナウンサーも
「こういう道もあるのか」と思えるかもしれないからです。
若いうちは思い切りスポーツを実況して、年を重ねた後、転身できる。
こういう選択肢を、チャンスを会社は与えてくれる…
それがわかったことも、我々にとってはとても大きいことだと思うのです。

スポーツ実況からは離れますが、スポーツへの想いはこれからも変わりません。
スポーツは僕にとって全て。
いつまでもスポーツを追い続けます。
現場にも顔を出そうと思っていますし、五輪にも行きたいと思っています。
バレーの世界最終予選には、ゲストとしてめざましファミリーを呼んでくれないかな
なんてことも、制作には話したりしています。
柔道の選抜体重別も見に行きたいしなあ…。
大好きなスポーツにはいつまでも関わっていきたいと思っています。
午後が空く分、現場に行く回数は増えるかもしれません。


残念に思ってくださる方もいるでしょう。
僕自身も寂しさがないかと言えば、嘘になります。
でも、50歳を前にチャンスを与えてくれた会社に
僕も全身全霊、全てをかけて応えたいと思います。
それだけの決意と覚悟で下した決断です。
ご理解ください。

4月2日から僕の第2のアナウンサー人生がスタートします。
残り10数年、何ができるか、僕にもわかりませんが、
精一杯、走り続けようと思っています。

これからも、我がフジテレビスポーツアナ軍団を
そして、新生「めざましテレビ」を
そして、アナウンサー三宅正治をどうぞよろしくお願い致します。



投稿:三宅正治 | 17:00 | アナウンサーのコメント(0)
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