減量
13日に行われた日本ライトフライ級タイトルマッチ。
王者・嘉陽宗嗣(白井具志堅ジム)が、挑戦者・大神淳二(関ジム)を倒し、初防衛を果たしました。

ボクサーには、減量がつきものです。
王者・嘉陽選手は、約5キロの減量
挑戦者・大神選手に至っては、約12キロもの減量を行ったそうです。

ライトフライ級のリミットは、48.9キロですから、
12キロの減量といいますと、
約60キロの体重から減量したことになります。

ボクシングの体重計量は、試合の前日に行われます。
ボクシングコミッションの管理のもと、両陣営が立ち会って行われる計量。
もちろん、1グラムのオーバーも許されません。

大神選手が計量会場に着いたときは、唇は乾き、見た目にも辛そうでした。
予備計量で体重計にのったとき、わずかにオーバーしていたため、
トイレに行き体内の水分を放出して、下着(パンツ)を脱いでの本番計量。
(パンツにも重さがあるため、多くの選手が全裸で体重計に乗ります)
リミットいっぱい、48.9キロで計量をクリアしました。

計量が終わって選手がすることは、まずは水分の補給。
冷やしたスポーツドリンクをゴクリと飲み干すと、
ようやく大神選手の顔に笑みが見られました。


計量でオーバーしてしまった選手は、規定時間内までに、さらに減量を試みます。
ガムをかんでランニングをして唾を吐き出し、
サウナに行って汗をかき体内の水分を放出します。
どの選手も計量会場に来るときはギリギリの減量でフラフラになっていますので、
「あとわずか100グラム落とす」ことも、まさに地獄の苦しみだと聞きます。
万が一、計量をクリアできなかったときは、王者であればその場でタイトルを剥奪されるなど、厳しいペナルティが課せられます。

前日まで厳しい減量を行って、翌日本番で10ラウンドを戦い抜くというプロボクサーの精神力。ボクシングだけで生活していける選手は、ほんの一握りしかいません。
それでも、多くの男たちが、プロのリングに誘われていきます。
まさに命をかけてリングに上がるプロボクシングの世界。
だからこそ、見ている者はリングに引き込まれるのだと思います。






投稿:森 昭一郎 | 11:53 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) | 森昭一郎 | ボクシング
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カンムリワシ二世



8月13日の日本ライトフライ級タイトルマッチの実況のため、
白井具志堅ジム所属のチャンピオン・嘉陽宗嗣(かようむねつぐ)選手の取材に行ってきました。

“カンムリワシ”と言われた具志堅用高会長は、ご存知、元世界チャンピオン。
13度の防衛記録は、いまだ日本記録として、燦然と輝いています。

その具志堅会長にあこがれ、嘉陽選手は、6年前、高校卒業と同時に沖縄から上京しました。
実は、具志堅会長も、同じ沖縄出身。
それどころか、高校時代の恩師まで、2人は一緒。
しかも、同じライトフライ級であり、同じサウスポー。
共通点ばかりの師匠と弟子。
弟子の嘉陽選手は、自然と“カンムリワシ2世”とよばれるようになりました。

『会長のように、ここぞという時にたたみかけられる選手になりたい』と語る嘉陽選手。
会長の現役時代のビデオは擦り切れるほど見たそうで、
ジムのスタッフは、「一度ビデオを貸すと返ってこないんです〜(苦笑)」と話していました。




具志堅会長のもと、世界王者を目指す、嘉陽選手。
去年、実現した世界戦(暫定)は、惜しくも敗れました。
しかし、再起戦となった今年4月の日本ライトフライ級タイトルマッチで、
見事タイトル獲得。
再び世界戦にたどり着くその日まで、もう一試合も落とせません。

日本ライトフライ級対タイトルマッチ チャンピオンの初防衛戦
王者・嘉陽宗嗣(白井具志堅ジム) 対 挑戦者・大神淳二(関ジム)
8月13日深夜27時〜(14日の朝3時のことです)
ダイヤモンドグローブ」にて放送します。

追伸>それにしても、具志堅会長、いつも優しく愉快な方です!




投稿:森 昭一郎 | 20:41 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) | 森昭一郎 | ボクシング
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