鎌倉が舞台のドラマ
1月クールのドラマには昨年の10月クールドラマの「家政婦のミタ」みたいに平均視聴率20%を超える大ヒットドラマはありませんが、平均15%超えのヒットドラマは出ています。「ストロベリーナイト」と「ラッキーセブン」で、ともにフジテレビのドラマです。これまでの平均視聴率は「ストロベリーナイト」が16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区の世帯視聴率)で「ラッキーセブン」が16.0%です。
今夜放送の「最後から二番目の恋」は平均12.0%ですが、個人的には1月クールのドラマの中では最も好きなドラマです。我々世代にはとても共感できることが多いドラマで、素敵に年齢を重ねた小泉今日子さんや中井貴一さんたちの演技や会話のやり取りがおもしろいです。ただ若い世代の人までも見たくなるかと言えば、そうでもないのかもしれません。
ロケ地として鎌倉が出てくるのも我々世代には受け入れやすいと思います。画もきれいで風情があります。江ノ島電鉄の極楽寺駅がよく登場しますが、これは高校生の時によく見ていたドラマ「俺たちの朝」でも見慣れている風景なので懐かしくもあります。
「俺たちの朝」は1976.10.17〜1977.11.13まで全48回放送されました。勝野洋・小倉一郎・長谷直美・秋野太作さんがオッス・チュー・カーコ・ヌケを演じた、鎌倉を舞台にした青春ドラマでした。当時、ドラマを見た人たちが極楽寺駅に大勢やってきたそうで、江ノ電も大人気になり廃線が危ぶまれていたのに存続が決定したとのことです。
鎌倉は海が近く歴史的な名所も多いので、「俺たちの朝」を見ていた僕は「将来東京で仕事をして年を取ったら鎌倉に住めたらなあ」と憧れてもいました。でもテレビ局に勤務していると、鎌倉は遠いので毎日通勤するのは大変です。「鎌倉は休みの日にたまに観光で訪れれば良い」と自然に思うようになりました。番組プロデューサーをやっていると深夜にタクシーで帰ることが多くなり、毎回20000円ぐらいかかるのもネックです。だからドラマのプロデューサーで多忙な吉野千明が、鎌倉に古民家を買って住んでいるという設定には違和感があります。業界の女性が主役でなかった方が共感しやすかったのかもしれません。ただ鎌倉が舞台だと、大人の青春ドラマと感じるから不思議です。
でもドラマだから、そんな現実的なことは考えなくても良いです。今夜の「最後から二番目の恋」第5話では、吉野千明・荒木啓子・水野祥子の女子会3人組も鎌倉にやってくるようです。今夜はよりいっそう鎌倉のシーンが増えそうです。楽しみです。
海苔の段ボール
今日は8日、以前も書いたことがありますが「手巻きの日」です。デックス東京ビーチの築地玉寿司に毎月8日に行くと、末広手巻き寿司が何でも1本100円(消費税別)になるのです。うにでもトロでも甘海老でも穴きゅうでもいくらでも玉子でも均一料金です。それで今日のお昼は、わが業務センターで大挙して手巻き寿司を食べに行きました。
手巻き寿司といえば、海苔が命です。寿司ネタがいくら良くても海苔がおいしくなければアウトです。そこで今日は海苔の話というか海苔の箱の話をします。
僕が美術Pをやっていた時、装飾倉庫に行ったら海苔の段ボールがたくさんあって驚きました。まるで海苔屋さんの倉庫みたいな感じでした。その箱の中には番組で使う小道具が収納されていたのですが、「なぜ海苔の箱を使うのか?」と聞いてみました。すると装飾さんは「海苔の段ボールは硬いから昔から小道具の保管に使っているのです」と答えました。そう言われて海苔の段ボールを触ってみましたが、確かに硬くて頑丈でした。大切な小道具を保管するにはもってこいの箱だと納得しました。
手巻き寿司を食べてそんな海苔の段ボールのことを思い出した僕は、さっそくインターネトで「海苔の段ボール」を検索してみました。すると某中古段ボール販売業者がヒットし、海苔の段ボールが1箱185円で売られていることがわかりました。ちなみにいちごの段ボールは30円、きゅうりが35円、みかん(5kg)が45円、キャベツや白菜などの段ボールは75円でした。海苔の段ボールは「強度大」ということで、突出して値段が高かったのです。
海苔はデリケートな食品で、昔は木箱に入れて運んでいました。運搬する時に破れたり欠けたりすると海苔の商品価値が下がるからです。だから海苔の段ボールも、海苔を傷付けないようにかなり頑丈に作られているわけです。
番組で使用する小道具も壊れては困る大事な美術品です。レギュラー使用の一点ものの時はなおさら壊せません。多少値が高くても海苔の箱を収納用に使うのは当然のことだったのです。海苔の段ボールがフジテレビの番組の小道具を守っているのです。
非情のライセンス
最近は忙しいのにかまけて、コメントをいただいてもレスが遅れていて申し訳ございません。
さて、きのうブログに書いたネタに対して、としぞうさんからコメントをいただき、昨夜の「ヘイヘイヘイ」で関根勤さんが「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」でやった合成歌謡の「非情のライセンス」の話をしてその映像も流れたということを知りました。としぞうさん、情報ありがとうございました。でも僕は知らなかったので、見損なってしまいました。
「非情のライセンス」は1968年に作られた「キイハンター」の主題歌で、野際陽子さんが歌っていました。千葉真一さんも出演していて、その後二人は夫婦となりカレーのCMで長く共演していました。
「やまかつ」では関根勤さんの千葉真一のものまねが人気となり、山田邦子さんにも野際陽子のものまねをやってもらうようになりました。そして合成歌謡シリーズでも二人のコラボが実現し、ともに3役を演じてもらい「非情のライセンス」を歌ってもらったのです。関根勤さんが千葉真一・真田広之・志穂美悦子に扮し、山田邦子さんが野際陽子・手塚理美・長渕剛に扮した千葉ちゃんファミリーズです。1990.11.14に放送しました。
きのうの放送で関根さんは「10時間ぐらいかかった」と言っていたそうですが、山田邦子さん1人でやる合成歌謡よりはメイク替えも少ないので、実際には3〜4時間ぐらいしかかかっていないと思います。でも演者さんからすれば時間がかかる収録という印象が残るのは無理もないと思います。収録後はルーズショットでの完成形しかお見せできませんでしたが、2人には喜んでいただけました。編集でペアの2ショットや1ショットも入れたのですが、本当におもしろいコラボでした。
そんなわけで「非情のライセンス」は僕にとっても思い出深い作品なのです。別に番組プロデューサーの許可やタレントさんの所属事務所の許可だけもらえば社内手続き的には問題ないですが、一言連絡がほしかったです。関根勤さんの「カマキリ伝説」というビデオが発売された時も「カマキリファイト」の映像を使っていたのにもかかわらず、Dだった僕に連絡が来なくてがっかりしたことを思い出しました。ちなみに「カマキリファイト」は「やまかつ」で撮ったのですが、お蔵入りになって放送していない作品です。
まあ「非情のライセンス/千葉ちゃんファミリーズ」は20年以上前の作品ですから僕がDだったことを若いスタッフが知らないのは無理もありませんが、知っていればきのうの放送を見ることができたので、非常に(非情に)残念です。
猫ひろし効果で視聴率アップ
昨夜は男子サッカーのロンドン五輪アジア最終予選第4戦のシリア対日本戦がアウェーで行われました。日本は試合終了間際にシリアにゴールされ、1対2で敗れました。その結果勝ち点9の得失点差+4で並んだものの、総得点数でシリアに抜かれて2位に転落しました。マレーシア戦とバーレーン戦をシリアよりも多くの得点を挙げて勝たなければなりませんが、残り2試合頑張ってほしいものです。ちなみに視聴率は15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区の世帯視聴率)でした。
きのうは「第61回別府大分毎日マラソン」も生中継していました。僕はマラソン競技とともに懐かしい故郷の風景が見られるので「別大マラソン」は毎年楽しみにしています。ちなみにゴールの大分市営陸上競技場は、わが母校・大分舞鶴高校のすぐ近くにありますとし、その近くの大分川の土手は高校時代よく走っていた場所でもあります。
レースの方は、ケニアのジョロゲ選手が2時間9分38秒で優勝しました。カンボジア国籍を取得してロンドン五輪出場を目指す猫ひろし選手も出場し、2時間30分26秒という自己新で50位でした。猫さん、すごいです。
「別大マラソン」は1952年に始まった由緒ある大会です。かつては君原健二・宗茂・宗猛・谷口浩美・森下広一選手など有名マラソンランナーが出場していましたが、最近は登竜門的な大会となってあまり有力選手が出なくなりました。そのためバルセロナ五輪銀メダリストでもある森下広一選手が優勝した1991年大会の19.2%が最高視聴率ですが、それ以降はどんどん数字が下がり、2010年の大会は7.7%と最も低くなりました。去年も似たような視聴率だったのですが、今年は猫ひろし選手が出場したので10.7%と久しぶりに2ケタを超えたのでしょう。
猫ひろしさんには「GOGOサタ」に出ていただいて「ポーツマス!」などの連発ネタをやってもらったことがありますが、まさか猫さんがマラソンランナーになるとは思いもしていませんでした。きのうの「別大マラソン」の快走で、カンボジア北京五輪代表のヘム・ブンティン選手の昨季最高記録2時間31分58秒という記録を抜きました。日々の練習の賜物だと思います。
カンボジア代表に猫ひろしさんが選ばれたらいいなと思います。
サイバラVSテルマエ・ロマエ
今日は「第36回大相撲トーナメント」があります。2年ぶりに開催されますが、今年は日本人大関も2人誕生していますのでその活躍が楽しみです。また、本場所と違い、同部屋対決も見られるかもしれないのも良いです。両国国技館に行けない方は、夕方16時からの放送を見ていただければと思います。
相撲と言えばチャンコ鍋を思い出しますが、寒い日の夜にはつい食べたくなります。僕は塩チャンコが好きです。
チャンコの他にもいろいろな鍋料理がありますが、最近初めて食べて美味しかったのが火鍋です。小肥羊(しゃおふぇいやん)というお店で食べたのですが、白湯(パイタン)スープと麻辣(マーラー)スープの2種類の味が楽しめました。医食同源の言葉がピッタリのヘルシーで身体がポカポカ温まるおいしい鍋でした。ラム肉がメインですが、牛肉・豚肉・鷄肉もあります。締めに中華麺を入れて食べるのもうまいです。辛いのが好きな人は麻辣スープの辛さをアップすることもできます。
あと寒い日はお風呂に入って身体を温めるのも楽しみです。温泉に行けたらなおハッピーです。入浴文化を思いついた日本人って本当にすごいです。今週は「テルマエ・ロマエ」が見られなくて寂しかったです。3回で終了したのはやはり早過ぎです。
そんな中「日米開戦!サイバラVSテルマエ・ロマエ」と帯に書かれた「西原理恵子の人生画力対決C」という本を読みました。「毎日かあさん」などで有名な西原理恵子さんが、いろいろな漫画家と1対1で対談したのを漫画で書いたものを集めた本です。その中の一つに「テルマエ・ロマエ」の作者ヤマザキマリさんとの対談もあったのです。
西原さんはヤマザキマリさんの住んでいるシカゴにまで行って対談していました。短いけれども濃厚なトークを漫画で楽しめておもしろかったです。同じお題目で画を描きあう画力対決も良かったです。他の人気漫画家との対談&画力対決もおもしろいので結構おすすめです。
塩麹は魔法の調味料?
おとといの「とくダネ」でも特集していましたが、今「塩麹」という調味料が注目されているそうです。混ぜるだけでおいしくて健康的な魔法の調味料ということで話題のようです。
塩麹とは、米麹に塩と水を加えて発酵したものです。僕もたまたま見ていたのですが、塩麹ブームの火付け役になった人が大分県にいると聞いてびっくりしました。番組では大分県佐伯市にある糀屋本店(こうじやほんてん)の女将の浅利妙峰さんを訪ねて塩麹の誕生秘話を取材していました。江戸時代の古文書なども研究しての温故知新で誕生した調味料とのことでした。
塩麹を使った料理も紹介していましたが、おいしそうでした。しかもヘルシーな感じがします。僕はまだ塩麹にお目にかかったことはないですが、是非一度食べてみたいなと思いました。
そんなわけで塩麹のことが気になり調べてみました。すると浅利妙峰さんはいろいろなメディアに取り上げられていて、かなり有名人だったのです。その著書「糀屋本店の塩麹レシピ」は35000部も売れているそうです。タニタ食堂には及びませんが、ヒット本だったので驚きました。こうじ屋ウーマンは地元大分で火が付いた後、全国区の人気者になっていたのです。
糀屋本店のホームページも見ました。すると糀屋本店は元禄2年に佐伯の地で浅利吉左衛門信義さんが創業し、以来320年以上味噌・甘酒・糀などを作り続けてきた老舗だということがわかりました。浅利妙峰さんは麹にこだわり続けていた糀屋本店に育ったからこそ、塩麹という調味料を生み出せたのです。そして麹文化を若い人たちにも伝えたいと頑張っています。
麹は酒や味噌や酢や醤油など発酵食品を作り出す素となります。塩麹がブームになっているのを知り、麹は日本の食文化に欠かせないものだと再認識しました。
綾小路翔&鬼龍院翔
今日は節分です。「鬼は外、福は内」と豆まきをしたり、邪鬼を払うために柊の枝に鰯の頭を刺したものを立てる方もいるかと思います。あと恵方巻を食べたりする人も多いと思います。今年の恵方は北北西だそうで「北北西に進路を取れ」です。
鬼といえば、今夜の「金曜プレステージ」は「鬼刑事米田耕作」です。最近は2時間ドラマを放送する時は人気シリーズが多い中、初めて聞くタイトルです。定年間近の鬼刑事が主役のミステリーで、矢島正雄さんが書いた同名本のドラマ化のようです。節分と金曜日が重なったので企画が通ったのだと思います。タイトルに鬼がついていたのが良かったと思いますが、どんな鬼刑事なのかに注目です。
鬼がつく名前の有名人といえば、鬼龍院翔さんが今おすすめです。名前からすると怖そうですが、全然そうではありません。人気ビジュアル系エアーバンド・ゴールデンボンバーのボーカルをやっています。作詞作曲、ライブの演出なども手掛ける鬼才です。日本の有名プラモデルメーカー・タミヤのTシャツを愛用して着ているので、ファンの間でタミヤのTシャツが飛ぶように売れてタミヤ本社も驚いたとのことです。
そんな鬼龍院翔さんが「綾小路翔の六本木バナナボーイズ#3」に、Julietとともにゲスト出演しています。綾小路翔&鬼龍院翔の「W翔」が初めて番組で実現したので見たのですが、とてもおもしろかったです。氣志團とゴールデンボンバーとの対バンGIG「極東ロックンロールハイスクール・3年B組金爆先生」での「女々しくて」のコラボ映像も見られて楽しかったです。
この鬼龍院翔さんがゲストの「綾小路翔の六本木バナナボーイズ#3」は、今夜27時50分からもフジテレビNEXTで視聴できます。また「綾小路翔の六本木バナナボーイズ#4」は明日22時50分からフジテレビONEで初回放送です。フジファブリックと東京女子流がゲストです。2月5日の23時30分からと6日の11時からもフジテレビONEで見られます。
今年は、鬼龍院翔さんにも注目です。
トークの戦場にMALTA
今週の「さんま御殿」は「ラブラブ結婚成功夫婦VSバツアリ芸能人SP」と題した60分でした。バツアリ組で出演していたラサール石井さんが、番組最後で32歳年下の女性との再婚を発表し、ラブラブ組の席に移動したのには驚かされるとともにおもしろかったです。
その回のゲストに、ジャズサックス奏者のMALTAさんも「バツ4」として出演していました。MALTAさんが明石家さんまさんとのトークの戦場にお呼びがかかっていたので、とても感慨深かったです。
MALTAさんに最初にバラエティ番組に出ていただいたのは、山田邦子さんと渡辺徹さんが司会の「いきなりフライデーナイト」です。1986.6.13深夜の生放送でゲストとして出演してもらいました。僕のボスの小畑Pは若いADの意見も聞いて下さる方だったので、僕が「MALTAさんをゲストに呼びたいのですが…」と提案したら実際にキャスティングしてくれたのです。普通だったら「誰それ?」とか「ジャズミュージシャンを呼んで数字が取れるのか!」などと言われて却下されると思います。それなのにOKしてくれ、しかもMALTAさんの紹介VTRも自分で編集するよう命じてくれたのです。
僕にとっては初めての編集でした。「オレはMALTAだ!」と題した紹介VTRを徹夜で一生懸命作りました。僕は大分に帰省した時に「城島ジャズイン」という野外フェスに行き、初めてMALTAさんの演奏を聴きました。それでMALTAさんの音楽の素晴らしさを知ったのです。だからテレビ大分にこの時の映像も借りました。
また、当時MALTAさんの曲は、キャビンのCMなどでイメージソングとして使われていたので、そのCM素材も借りました。その頃は特に煙草のCMは出稿量も多かったので、聞けば思い出す人も多いかと思います。レーサーの松本恵二さんが出演する映像にMALTAさんの演奏がマッチしたかっこいいCMでした。
そんなライブ映像やCM映像なども混ぜながら、MALTAさんという人物がわかるような紹介VTRを編集したのです。横澤班ではADには編集なんてさせてもらえないので、とても良い勉強になりました。
こうしてMALTAさんに初めてバラエティ番組に出演してもらったのが縁となり、その後もいろいろ助けていただきました。MALTAさんが意外とひょうきんなキャラだったのも良かったです。「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」ではやまだかつてないバンドのバンマスになっていただき、やまだかつてないWINKのデビュー曲「T−intersection〜あなたに戻れない〜」の作曲もしていただきました。「やまだかつてないWINK誕生秘話C」にも書きましたが、急発注にもかかわらずMALTAさんからFAXで譜面が送られてきたのを受け取った時の喜びは忘れもしません。
そんなMALTAさんの「バツ」が多いことは昔からよく知っていましたが、まさか「さんま御殿」でその姿を見られるとは予想もしていなかったです。自分がバラエティ番組に初めて出ていただいたミュージシャンの方が、明石家さんまさんの番組にゲストで出ているのを見られるのは制作マン冥利に尽きる幸せなことです。8年前に「氣志團氣志團」という特番で初めてバラエティに出ていただいた氣志團が、今年の「新春さんまのまんま」にメンバー全員で出ていたのを見た時も同様にとてもうれしかったです。
大地震、科学と歴史の警告
今朝の「とくダネ!」のオープニングで、「M7以上の首都直下地震が今後5年間に起きる確率を京大防災研究所が28%だと算出した」というニュースを取り上げていました。先日、東大地震研究所が「4年以内で70%」と発表したのに比べると低い確率ではあります。それにしても、東大と京大でなぜこんなに予測が違うのかわかりませんし、どちらを信じたらいいのかも戸惑います。
「とくダネ!」では、「巨大地震古文書プロジェクト」という企画もやっています。きのうも放送していましたが、1498年に東海地方で起きた明応地震のことを古文書や寺の跡などで調べて津波の大きさを検証していました。歴史に学ぶのはすごく良いことだと思います。素晴らしい企画です。
昨年起こった東日本大震災は、平安時代の869年に起きた貞観地震にその規模が似ているということです。東北地方を襲った津波を伴う大地震だったと古文書には書かれています。そしてその近辺にもいろいろな地震や火山の噴火が起きていることを歴史から学びました。9世紀後半は実に多くの天災が起きていたのです。主な地震や噴火は下記の通りです。
・850 出羽地震
・863 越中・越後地震
・864 富士山噴火
・864 阿蘇山噴火
・868 播磨地震
・869 貞観地震
・871 鳥海山噴火
・874 開聞岳噴火
・878 関東地震
・880 出雲地震
・881 平安京地震
・887 仁和地震
・888 八ヶ岳噴火
貞観地震の9年後に関東地震が起き、18年後には仁和地震という東海・東南海・南海連動の大地震が起きています。マグニチュードは8を超えていたと推定されています。 9世紀後半に起きた天災の歴史は、現在に通じるものがあるかもしれません。
先週末には山梨県東部でM5.5の地震が起きていて富士山噴火を危惧する人もいますが、9世紀後半の富士山噴火は貞観地震の前に起きています。ただ富士山最後の噴火と言われている1707年の宝永の大噴火は、巨大地震の宝永地震の49日後に起こっています。震源地は遠州灘沖から紀伊半島沖にかけての海底です。今回の富士山近くで起きた地震が噴火につながるかどうかはわかりませんが、注意しておくのは大事かと思います。
最近、海洋研究開発機構も「東日本大震災で太平洋プレートに変化が生じて、M8級の余震が起こる可能性が高い」と発表しました。東大と京大で予測した首都直下地震が近年中に起こる確率も数値の差はあれ、かなり高いものでした。「備えあれば憂いなし」と昔から言われていますので、科学と歴史の警告に耳を傾けて備えておくのが大事だと思います。
熱々のおでん
ここ数日、寒い日が続いています。今日も冬型の気圧配置が強まり、一段と寒くなっています。こんな日には鍋物も良いですが、熱々のおでんを食べたくなりますね。
さて「熱々のおでん」といえば、お笑いにおける必須アイテムでもあります。この「熱々のおでん」をお笑いのアイテムとして確立したのは片岡鶴太郎さんだと思います。「オレたちひょうきん族」の「タケちゃんマン」のコーナーで、ビートたけしさんに熱々のおでんを無理やり口に入れられ「熱い!熱い!」とリアクションをして笑いに変えたのがたぶん最初だと思います。
それが好評で翌週から「熱々のおでん」がレギュラーになり、口に入れられるだけでなくおたまで汁もかけられるという風にエスカレートしていったのです。そして「熱々のおでん」は片岡鶴太郎さんのリアクション芸のアイテムとして定番化されたのです。
「果たしておでんは本当に熱かったのか?」と疑問に思っていた僕は、美術Pだった時に当時の「ひょうきん族」の装飾さんに聞いたのですが、鶴太郎さんのおでんは本当に熱いものだったとのことでした。ガチンコでリアクションをしていたのです。たぶん唇の皮が剥けたりしていたと思いますが、そんなことも気にしないで「おでん芸」を磨いていた片岡鶴太郎さんのプロ根性に敬服しました。
現在では「熱々のおでん」のリアクション芸は、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんに引き継がれています。上島さんは鶴太郎さんと同じ事務所の後輩です。そして鶴太郎さんの個人芸はダチョウ倶楽部の団体芸としても進化したのです。最近では「上島竜兵のおでんドボン」なるiPhoneアプリまで登場しました。今や「おでん芸」は、日本のお笑いにおける伝統芸になったとも言えます。
僕も「バニラ気分 GOGOサタ」でダチョウ倶楽部におでん芸をやっていただいたことがあります。初めて名人芸を目の当たりにしましたが、ダチョウ倶楽部のリアクション芸は最高におもしろかったです。さすがリアクション芸の第一人者だと感動すら覚えました。
リアクション芸は安全であってこそ笑えます。熱湯風呂だって100℃もある熱湯に入ったら、やけどして笑えません。おでんも熱そうに見えてやけどしないような温度でなければなりません。ダチョウ倶楽部もその辺はちゃんと確かめてから本番に臨みます。リアクション用のおでんの具は直前に入れていたかと思います。「熱々のおでん」のリアクション芸は、安全管理面でも進化していったのです。









