太陽のタマゴ
先日クイーンズ伊勢丹に行ったら、以前行った時なかった「太陽のタマゴ」が置いてあったので、つい買ってしまいました。結構高価ですが、思い切って買っちゃったのです。5月の頃は「太陽のタマゴ」は高島屋で1個26250円で売っていたし、今でも1個5250円はするのが普通なのに2個で8000円だったからです。しかも「4L」という大きさだったから「これはお買い得!」と思ったのです。
「太陽のタマゴ」とは、宮崎県が誇る「完熟マンゴー」です。東国原英夫知事のセールスで一躍有名になりました。樹上で熟して落果したものだけをネット袋でキャッチして収穫するアップルマンゴーです。「太陽のタマゴ」の商品ブランド認証基準はかなり厳しくて、完熟マンゴーの中でも外観も良くて重量は350g以上で階級も「2L」以上、糖度も「15度」以上ないとダメなのです。それだけ希少なので値段も高価になるようです。だから母の日や父の日のギフトとしても人気があるようです。
僕も先日生まれて初めて「宮崎完熟マンゴー」は食べましたが、それより高級な「太陽のタマゴ」はまだ食べたことがなかったのです。その後2回程クイーンズ伊勢丹に行った時は「完熟マンゴー」はあったけれども「太陽のタマゴ」は在庫がなかったので、「今年はもう食べられないのか」と諦めかけていたのです。そうしたら…あったのです!
さあ、念願の初・太陽のタマゴです。ちゃんと「太陽のタマゴ」とシールも貼ってありましたし、説明書も入っていました。鑑定書や血統書付きみたいなものです。「4L」だと結構大きいです。わかりにくいとは思いますが、ダチョウのタマゴぐらいの大きさです。ずっしりとした重みもあります。
そんな「太陽のタマゴ」を食べました。すごく甘くて最高においしかったです! うまく表現できませんが、濃厚でトロピカルとろけそうでした。彦麿呂さんだったら何と表現するのでしょうか? 中尾彬さんだったらどう語るのでしょうか? 「おいしい」を言葉で表現するのはホント難しいですね。
あごがもげそうで、ほっぺたが落ちそうな「太陽のタマゴ」でしたが、最高の贅沢を楽しめました。
金魚すくい名人の必殺技に、さんまもびっくり!
きのうの「あっぱれさんま新教授」の収録の聴講生ゲストは、1本目がおなじみ中村玉緒・西川貴教・星野真里さんで、2本目が杉本哲太・KABA.ちゃん・有坂来瞳さんでした。杉本哲太さんは初登場です。いずれのトークの戦場も盛り上がりました。
1本目は来週7月6日の放送ですが、七夕の前日ということでセットも七夕飾りをしました。しかも明石家さんまさん以下全員が浴衣で出演しました。ネタも夏っぽい学問ばかりで、さしずめ「七夕前日スペシャル浴衣まつり」という感じでした。
中でも一番印象深かった学問は、「縁日でヒーローに!金魚すくい学」です。ここに金魚すくい名人が登場し、「壁すくい」「三日月落とし」「尾びれはずし」などの必殺技を披露しました。先週放送されたUFOキャッチャー名人ことUFO王子の必殺技もすごかったですが、金魚すくい名人の必殺技も地味ながらすごかったです。実利も金魚だけなので地味ですし、金魚すくい王子とも呼べないような風貌でしたが、明石家さんまさんの金魚すくいの技に思わず笑ってしまうおちゃめな人でした。
僕も初めて知りましたが、毎年奈良県の大和郡山市で「全国金魚すくい選手権大会」が開かれているそうです。今年の第14回大会は、8月24日に開かれるそうです。参加者はまだ募集中なので、是非金魚すくいに自信のある方は参加してみてはいかがでしょうか?
それにしても有名人なので縁日など行けない明石家さんまさんが、あんなに金魚すくいがうまいとはびっくりしました。是非来週の放送を見て下さいね。もちろん今日の「あっぱれさんま新教授」もお楽しみに!
さんま、「27時間テレビ」で「ヘキサゴンU」に!
今日は「あっぱれさんま新教授」と「ヘキサゴンUクイズパレード」の収録です。久しぶりにまた収録が重なってしまいました。湾岸スタジオと本社ビルのスタジオなので、やはり重なると大変です。次の7月12日も2つの番組の収録が重なります。僕としてはそれぞれ別の日の収録だと助かります。
しかし、これが逆に好都合なことにもなるのです。7月26日(土)も「ヘキサゴンUクイズパレード」の収録があるからです。ちなみに「あっぱれさんま新教授」は26日は収録は休みです。でも明石家さんまさんはフジテレビにやって来ます。
そうです、「FNS27時間テレビ みんな笑顔のひょうきん夢列島」と「ヘキサゴンUクイズパレード」の収録が重なるのです。それで明石家さんまさんが「ヘキサゴンU」の収録に乱入できるのです。明石家さんまvs島田紳助そして羞恥心という夢のコラボが実現するのです!
たださんまさんは、「ヘキサゴンU」に出るのは少し心配していました。それはさんまさん世代の芸人はクイズ番組では「ボケる」ように教育されているからです。「ヘキサゴンU」は結構マジにクイズに答えないとダメなので心配なようです。でも「27時間テレビ」では、明石家さんまさんはしっとるケやなんですかマンなどいろいろなキャラになって他番組に乱入する予定ですから、キャラになっていればボケたりするのも問題ないと思います。
それよりも僕が心配なのは、さんま軍団として一緒に出る予定のジミー大西さんたちが「ヘキサゴンUクイズパレード」のできあがっている空気の中で浮かないかということです。たいぞうさんがイマイチ視聴者に受け入れられなかったように、「ヘキサゴンU」では羞恥心やPaboのように「イケメンなのにおバカさん」「かわいいのにおバカさん」などの方がおもしろがられるからです。しかも彼らの「天然」のおバカな解答がウケているのです。そんな中に参戦しなければならないのです。
このような不利な条件のアウェーの戦場での明石家さんまさんが、軍団を引き連れてどのように戦うかが今から本当に楽しみです。
どこ?を探す旅〜ここ・そこ・あそこに行く東京都内弾丸日帰りツアー
こんばんわ、3回目の登場のトラベル次郎です。前回の「俺の○○を1晩で探すツアー」を実施された方はいますか? えっ、いない? 探す必要がないってか? みんな自分に自信があるんですね、ウイッシウイッシと。
さて今回はもっとユニークで楽しいツアーをご提案しましょう。このツアーもわが社ならではの企画だと思います。「俺の○○」を探す必要がないのならば、「どこ」に行きたいかを探しましょう。私が「ここ」に行けば良いとか「そこ」にしようとか「あそこ」に行きましょうと提案したいと思います。そうすればあなたも「どこ」に行くべきか答えが見つかるでしょう。
題して「どこ?を探す旅〜ここ・そこ・あそこに行く東京都内弾丸日帰りツアー」です。 安いシーメーから地域限定のおいしいシーメーまでも堪能できるツアーですよ、ウイッシウイッシウイッシ!!
@ここ
一番に「どこ」に行きたいかと聞かれると、まずは「ここ」です。というわけで、最寄りの「CoCo壱番屋」で腹ごしらえをしましょう。いろいろなカレーが食べられます。辛さも甘口・普通そして辛口は1辛から10辛まで選べます。
大抵の「ココイチ」は11時から営業していますが、それだとこのツアーは1泊2日の旅になります。それで24時間営業の「ココイチ」に行っていただきたいです。東京都内だと渋谷・秋葉原・荻窪・浜松町にあります。是非ここで朝食としてカレーを食べて下さいね。ウイッシウイッシ。
http://www.ichibanya.co.jp/
Aそこ
「ここ」の次は「そこ」です。「あそこ」に行くのには「そこ」を通らなければ行けないのです。しかも羽田空港に行かなければならないのです。
そこで車で向かいます。勘の良い方はもうわかったと思いますが、そこ=底つまり海底を通るのです。高速道路を使うならば首都高湾岸線の「東京港トンネル」を通行します。お台場のフジテレビの近くの13号地から八潮に抜けるトンネルです。これは定番ですから、空港行きのバスに乗れば必ず通る道です。
もしマイカーで余裕があるなら、無料の海底トンネルを通ることをお勧めします。これだとダーターで2つの海底トンネルを通れるからお得です。まずはお台場の近くの青海地区から「第二航路トンネル」という海底トンネルを通って中央防波堤埋立地に出ます。そして程なく進み右折すると2002年に開通した海底トンネル「臨海トンネル」に入れます。そこを通れば城南島に出ます。それから国道357号線を行けば羽田空港に出られるのです。この「臨海トンネル」はまだあまり知られていないかと思われるので、是非お試し下さい。
Bあそこ
羽田空港第2ターミナルに着いたら「あそこ」に向かいます。えっ、東京都内の旅なのになぜ飛行機に乗るのかって? そうです、八丈島に行くのです! 八丈島は立派な東京都なのです。そして八丈島に行けば、「あそこ」は見つかるのです!
10時30分発の飛行機に乗りましょう。めちゃめちゃ早い朝食を食べて八丈島観光もしたい方なら第一便の7時40分発の飛行機に乗りましょう。およそ45分で八丈島に到着します。水平飛行している時間が少ししかないので、眠っていると飲み物のサービスが受けられないのでご注意を!
八丈島に着いたら、「あそこ」はすぐそこにあります。ズバリ「あそこ寿司」です!(写真1)八丈島空港から車で5分の所にあります。ここで八丈島特有の「島寿司」を昼食として味わうのです。
島寿司とは、島で採れた地魚を使った寿司です。(写真2)しかも「漬け」と言ってしょうゆ漬けにした魚に、わさびでなく洋ガラシを使っています。ここでしか食べられないシースーですが、マイウーです。お値段は2100円です。これに「島酒」という八丈島で造られた焼酎を飲むと最高です。
島寿司を食べてちょっと島内観光したら、17時25分発の最終便の飛行機で羽田に戻ります。有視界飛行で飛ぶので、この時間が最終なのです。
http://www.8jyo.jp/towninfo/gourmet/susi/1052.html
以上が「どこ?を探す旅〜ここ・そこ・あそこに行く東京都内弾丸日帰りツアー」の全容です。全部でエー万ぐらいはかかりますが、ここからそこを通ってあそこに行ってみたくなったでしょう? 特に八丈島の島寿司は是非是非お試し下さいね、ウイッシウイッシウイッシ。
みんな笑顔のひょうきん夢列島
今日は、1ヶ月後に放送される「FNS27時間テレビ」の記者会見がありました。総合司会の明石家さんまさんと司会進行の高島彩・中野美奈子アナウンサーが出席して、テレビ誌などの記者の前で制作発表をしました。美術的には記者会見の背景のパネルを作ったりしたので、僕もその記者会見会場にいました。そして、さらに今日のさんまさんの話を聞きながら「今年の27時間テレビは絶対おもしろい!」と確信しました。
タイトルも発表されました。今年は「FNS27時間テレビ みんな笑顔のひょうきん夢列島」です。もうこのタイトルだけで期待ができます。「ひょうきん」も「夢列島」も入っているし、三宅・さんまコンビだし、今年は原点に帰ってフジテレビらしい「27時間テレビ」になりそうです。
明石家さんまさんも語っていましたが、僕も最初に放送された24時間テレビの「1億人のテレビ夢列島」(1987年)が一番好きです。タモリ&明石家さんまさんの司会でやったこの時の放送が、平均視聴率19.9%・瞬間最高視聴率38.1%という未だに破られていない高視聴率を取ったため、一度っきりで終る予定だった「FNSの日」が毎年続けられるようになったとも話していました。
明石家さんまさんが総合司会をするのは、第3回の「FNSの日」以来19年ぶりです。毎年1コーナーには出続けていますが、総合司会は断り続けていたそうです。それには理由があるのでしょうが、僕も歴代「FNSの日」の中でも正直ほとんど見ていない回もありますから、わかる気がします。
「笑顔」をテーマに明石家さんまさんが27時間の「トークマラソン」をやる今年の「FNS27時間テレビ みんな笑顔のひょうきん夢列島」には、ゲストでビートたけし・笑福亭鶴瓶・大竹しのぶさんも出演するそうです。また、「さんま・中居の今夜も眠れない」は今年もやります。その他にもいろいろな番組の収録現場にさんまさんが出倒しますので、そこでのタレントさんとの絡みも楽しみです。その辺の情報はまた小出しにしたいと思っております。
記者との質疑応答では、さんま師匠は「生放送という戦場では流れを逃すと立て直すのがかなり大変だ」などと熱く生放送での心得を語っていて、聞いていてとても勉強になりました。皆さん、今年の長時間生放送のトークの戦場ウォッチングは、是非要チェックですよ。
羞恥心「泣かないで」は本日発売!
今日6月25日は「ヘキサゴンUクイズパレード」が生み出したアイドルユニット・羞恥心の第2弾シングル「泣かないで」の発売日です。デビューシングル「羞恥心」では初登場2位で、その後4週連続2位を続けて月間トップをマークしましたが、今回はどうでしょうか?
前回4月9日発売の時は、浜崎あゆみさんには敗れたものの、同日発売のZARD・徳永英明・HOME MADE家族・中孝介さんら並み居る強豪を抑えての2位でした。無欲の勝利だったわけですが、今回の羞恥心はいろいろな方面からかなり期待されています。トップも狙えるのではとも思われています。ヘキサゴンファミリーのmisonoさんは、自分のニューシングル「二人三脚」が羞恥心と同じ日に発売と知り、心底残念がっていた程です。それだけ羞恥心の「泣かないで」は、アーティストの脅威になっているわけです。
しかし今日シングルを発売するアーティストは、前回にも増してものすごく強敵揃いです。レコーディングディレクターの川口真太郎さんも「嵐がねえ」と言っていました。調べてみると、こんなシングルが6月25日に発売される予定です。
・嵐「One Love」
・ポルノグラフィティ「痛い立ち位置」
・ゆず「Yesterday and Tomorrow」
・TUBE「Paradiso〜愛の迷宮〜」
・DREAMS COME TRUE「MERRY-LIFE-GOES-ROUND/TRUE、BABY TRUE」
いやあ、本当にすごいメンバーですねえ。とても簡単に「羞恥心、今度はトップだ!」と豪語できない感じのビッグネームが並んでいます。しかし、羞恥心には風が吹いています。果たして、来週発表のオリコンウィークリーランキングで、羞恥心は何位にランクインするのでしょうか? 楽しみです。
佐藤錦
今はさくらんぼが旬で、とても甘くておいしいですねえ。そしてさくらんぼといえば、やはり山形県特産の「佐藤錦」が人気ですね。そこで今日は、さくらんぼの王様佐藤錦のことを調べてみました。
「佐藤錦」は、大正11年に山形県の東根で誕生しました。佐藤栄助さんという方が株投資に失敗して、家業の醤油醸造を廃業して家屋敷も整理し、果樹園経営を始めたのがきっかけです。桜桃(さくらんぼ)の苗木を買い取った佐藤栄助さんは、当時開通した鉄道により関東地区への出荷を考え、日持ちは良くないが甘い「黄玉」(黄色いさくらんぼ)と、酸味は多いが果肉が固く日持ちが良い「ナポレオン」を交配して、味も日持ちも良くて育てやすい新品種の育成に成功したのです。そして昭和3年、栄助氏の友人で苗木商の岡田東作さんはそれを「佐藤錦」と命名し、世に送り出したのです。
その後佐藤錦は、さくらんぼの王様として人気を博し、今や「赤いダイヤ」とも呼ばれ、毎年この時期は盗難騒ぎも起きるほどの人気お取り寄せ商品となっています。それにしても、佐藤栄助さんがもし株に失敗しなければ、「佐藤錦」は生まれていなかったかもしれませんねえ。
ちなみに佐藤錦は佐藤栄助さんですが、秋田の稲庭うどんは佐藤養助さんです。さくらんぼと稲庭うどんが組むと、佐藤栄助・養助という栄養があってうまい強力コンビになります。まさに「お取り寄せの宝石箱や!」みたいなコンビです。佐藤が2人で「さとうにひき」なんちゃって。
「めざましテレビ」奮戦記C〜スクープ賞〜
僕は「めざましテレビ」を半年間やっていて、一度だけスクープ賞をもらったことがあります。これも「地道に調べる」ことから始まったのです。
オウム事件の時、各社は競ってオウム幹部の上祐・村井・青山の車の追跡(東京〜上九一色村)を毎日していました。フジも当然のように毎日追っかけ取材していました。でも何か起きた時用のために撮っていただけで、はっきり言って「撮りっ放し」という感じで多量のテープが放置されていたのです。僕はそこに目を付け、毎日彼らがどこのサティアンに向かっているかをテープ室にこもって調べてみたのです。3人の幹部はそれぞれ住居としているサティアンが違っていたのに注目したわけです。全部のテープを見てみたら、ほとんどの日はそれぞれ自分のサティアンに直帰していたのですが、オウム特番などの出演があった日には、住居でない第6サティアンに3人とも向かっていたのに気づきました。
特に日テレの生放送特番に村井が出た時に、アメリカの化学兵器評論家に「ハステロイ」という専門家しか知らない物質名を思わず口にしたのを見た時に、僕は「村井は麻原に怒られるぞ」と思いました。案の定、放送終了後のその日の深夜に、3台ともが第6サティアンに向かっていました。このように何かがあれば必ず3人は第6サティアンに行ってから、自分のサティアンに帰っていたのが尾行テープを分析してわかったのです。それで「麻原は第6サティアンにいる!」と僕は思いました。
またある日の「日刊スポーツ」の第6サティアン強制捜査(結果その日に麻原は見つからなかったけど…)の写真を見て、ある人の後ろ姿が写っていたのに気づきました。「NONFIX」の枠で「卑弥呼の金を探せ!〜国東半島に眠る巨大ストーンサークルの謎」という古代史ドキュメンタリーをやった時に地質調査をやってもらった太田洋一博士だったのです。「ストーンサークル」と「めざまし」が繋がったのです。
後ろ姿を見て太田さんに電話して、単独インタビューに成功しました。「第6サティアンに地下室はないかということで警視庁に依頼されて地質調査をして空洞らしいものがあった」ということを話してもらったのです。「麻原は第6サティアンに隠れている!」と今度は確信しました。
こうして僕は太田洋一さんのインタビューを交えて「麻原は第6サティアンにいそうだ」というVTRを作り、放送しました。それでスクープ賞をもらったのです。バラエティの人間でも報道のスクープ賞がもらえたのです。うれしかったです。
ただスクープ賞といっても多数の人間がもらっていたし、賞金や賞状なんかも全くなく、単に紙で張り出されただけだったのです。名誉だけです。でも「報道という全く違うジャンルの戦場でも戦えた」という心の勲章はもらえたのです。ちなみにその後、麻原は第6サティアンで発見されました。しかし地下室ではなく2階かどこかの隠れ小部屋でした。
そんなこんなでオウム報道という戦場の中、独自の視点で僕はジャーナリストとしても頑張っていたのです。オウム事件後は、野茂フィーバーもありました。その頃はPDもやっていましたが、野茂英雄投手のメジャーリーグでの活躍を伝えるのは楽しかったです。
そのままジャーナリストとして目覚めていたら、僕は今頃は「めざましテレビ」に残っていたかもしれません。その方が出世していたかもしれません。でもそうならなかったのは、やはり僕はバラエティという戦場をこよなく愛していたからです。そしてオウム事件が落ち着いた頃に、大阪で千原兄弟とジャリズムに出会い、「東京移住計画」という企画書を出したのです。そしてそれが通って、自力でバラエティに戻ったのです。
「めざましテレビ」奮戦記B〜ホーリーネームの謎〜
僕が「めざましテレビ」に派遣された時は、ちょうど地下鉄サリン事件が起きて、いわゆるオウム事件の真っ只中でした。OA班は全体の放送のPDとその日のニュースのVTRを作るのがメインでしたが、入社以来ずっとお笑いをやっていた僕が「ニュースにはオチはいらないの?」なんてまじめな顔してギャグを言いながら(報道の人たちはギャグだと思わず真に受けていたらしいですが…)硬い文章の原稿を書き、VTRを編集していたのです。
だんだんジャーナリスト魂が生まれた僕は「各局オウム報道に競い合っている中、独自ネタを報道しよう」とユニ取材に出させてもらいました。ユニ取材とは、「めざましテレビ」独自のクルーで行く取材のことです。上九一色村の方まで行って「百穴」を調べに行ったのです。あの辺りにはそういう洞穴が多いので、何か隠しているのでは思ったのです。でも結果何もありませんでしたので、がっかりでした。
独自の「調べ物」ネタも考えました。当時オウム教団では、上祐がマイトレーヤ・村井がマンジュシュリーミトラ・松本妻がマハーマーヤ・井上がアーナンダなどと、教団で地位の高い人間は「ホーリーネーム」で呼ばれていました。僕はその「ホーリーネーム」を調べることにより、「麻原に次ぐナンバー2即ち後継者は誰なのか?」を調べることにしたのです。
オウムはもともとはインドのヨガを学ぶ集団でした。そこで「ホーリーネームもインドに起源があるのでは?」と思った僕は、ある人にインタビューしようと思いつきました。そう、ナレシ・マントリーさんです。
勘の良い方はもうお気づきかと思いますが、「Mars TV」のオープニングとエンディングに出ていた火星人P役の人です。彼は実はインドの宗教学者だったのです。しかも日本語ペラペラです。さっそく取材をオファーしました。
彼に単独インタビュー取材した結果、「アーナンダは釈迦の弟子の名前」とかスラスラと「ホーリーネームの謎」を解いてくれたのです。そしてマイトレーヤ=将来の菩薩と名乗っている上祐が将来の後継者という結論に至ったのです。そう言えば正大師という高い地位ですし、信者の中でも人気あったし、ナンバー2にふさわしいと思いました。そしてそんな内容の独自のVTRを作ったのです。これも毎分視聴率は良かったです。
こうして「Mars」と「めざまし」が繋がったのです! 報道記者としても、だんだん目が覚めてきました。
「めざましテレビ」奮戦記A〜独自の映像〜
「めざましテレビ」のスタッフルームは、報道センターのすぐ横にありました。夕方のニュースの放送が終ると、報道センターでのミーティングに必ずOA班の人間は参加しました。そういうことからも、「めざましテレビ」は報道の仕事なのです。
報道の仕事のやり方で一番びっくりしたのは「輪番制」です。OA班を3つに分けて、OA当番の時は夕方出社してから徹夜してOA終了後に系列局への中継への感想などを書いて引継ぎをして帰る→明けで夜まで寝て早朝2時に出て来てOA班を手伝ってから帰宅or明けの翌日に日勤デスクワークという感じで3日間過ごすのです。何が辛いかというと、この生活パターンに慣れないことでした。徹夜明けで帰宅して眠っていたら「マンションはいかがですか?」とかの勧誘電話でたびたび起こされたりしました。本当に迷惑な電話でした。そんなこともあり「輪番制」は辛かったのです。かえって毎日徹夜とか毎日早出とかなら体調管理もしやすいのですが…。ただ早出をしてOA終りに大塚範一さんたちとゴルフに行ったりしたのは楽しかったです。
さてOA班に入った僕は、最初のうちは当然PDは任せてもらえなかったので、ニュース原稿を書いてVTRを作る仕事をやりました。OA当番の日は「ニュースJAPAN」が終ってからネタ決めをし、構成を決めて作家と打合せをした後に、自分のニュース原稿を書きます。仮眠もできずに徹夜です。そしてNV室で朝方編集し、スーパーは生出ししていましたので、何もかもバラエティと違い結構大変でした。でも勉強になりました。ニュースVを作ることで、オンとオフコメの使い分けを覚えました。バラエティの時はオフコメはあまり使わなかったし、原稿も放送作家さんに書いてもらっていました。しかしここでは自分で書かなければ間に合わないのです。おかげで、自分でナレーション原稿を書くことの大切さを学びました。バラエティ一筋だった僕が報道主体の「めざましテレビ」のチームに入って、少し目が覚めた気がしました。
ただ慣れてくるとちょっと疑問も感じました。「めざまし」のネタは、深夜に発生物がなければ大概前の日に放送したニュースネタの焼き直しになるのです。下手すると前の日の昼のニュースと同じネタを出すこともあるのです。若干構成を変えるかコメンテーターを入れるかでお茶を濁す人が多かったのです。「ナレーターが変わるからいいや」とほぼ同じ原稿で望む人もいました。「それで良いのか?」と僕は単純に思ったのです。
ある日、前の日の昼刊=「ニューススピーク」からやっていた「麻原尊師はメロンが好き」というネタを僕が担当することになりました。今の北朝鮮のあの方のネタもそうですが、当時の麻原映像も使える素材が決まっていました。「毎回似たような映像が出てくるのでみんな飽きているだろうなあ」と思った僕は、夜中にADさんにSEIFUからメロンを2つ買ってきてもらいました。そしてそれを黒バックで撮影し、いつも出てくる麻原が両手を広げて瞑想している映像にメロンを合成したのです。つまり麻原の動かす両手にメロンが乗っかっている状態で「メロンがお好き」のVTRを作って放送したのです。
僕が作ったこの「麻原尊師はメロンが好き」のVTRはウケました。毎分視聴率もかなり良かったです。でもニュース映像で合成なんて手法はあり得ないから、ずっと報道をやっている方からは「やりすぎだ」と思われたでしょう。ただ僕の中ではこれに結構満足して、在り物素材の使い回しに合成で「独自の映像を作る」だけでは物足りなくなってきたのです。













