選挙特番の美術も大変
きのう衆議院議員選挙が公示され、30日の投開票まで12日間の選挙戦がスタートしました。8月30日の夜には各局とも開票速報特番を長時間生放送します。今年日テレは「24時間テレビ」が重なったので、出口調査などの速報が番組中に入ってくる可能性があります。マラソンとサライで盛り上がる中で、選挙の情報も入ってきて大変だなと思います。
うちの開票速報特番は「FNNスーパー選挙2009審判の日」と題して、安藤優子・石原良純さんと高島彩アナウンサーというメイン司会で19時58分から生放送します。
というわけで、今日は古巣の美術の話をお送りしたいと思います。選挙特番の美術Pの小林剛浩さんによれば、「いつ解散になるかわからない」ということで、昨年の8月頃からセット図を作り、いつ解散しても良いように美術打合せを重ねていたそうです。1年以上経って、ようやくその時から考えていたセットが陽の目を見るわけです。
選挙特番のセットには開票速報のシステムを組まなければならないから、V4スタジオを1週間前から押さえなければならないそうです。他のレギュラー番組の収録スタジオの移動もしてもらわなければなりません。
「かくし芸大会」や「26時間テレビ」などの大型特番でも、3〜4日前から建て込みで1週間も前からセットを建て込むということはありません。選挙特番の美術も、結構大変なのです。
元美術Pは見た!
今日は7月にかかった美術費の締めの日でした。それで「FNSの日26時間テレビ2009超笑顔パレード」にかかった美術費の精算をしました。この大型番組はコーナーが多く、それぞれのコーナーごとに精算もしなければならなくて大変なのですが、今回は大坊雄二美術Pが一緒にやってくれたのでとても助かりました。「それにしてもやはりかかるなあ!」というのが実感です。
こうして、僕の美術Pとして最後の仕事が終りました。これから伝票をまとめて、美術業務部に提出してオールオーバーです。伝票整理は明日になるかもしれませんが、これで「元美術P」です。美術制作部に暫定的に残しておいたデスクも近日中に引き払わなければなりません。4年間親しんだ美術でのパソコンとももうじきお別れです。なんか寂しい気分です。
もちろん映像企画部での仕事も平行してやっていたので、今日は大忙しでした。まだ発表できないですが、DVDの制作も現在進行中です。
そんなわけで、今日のブログの更新も遅くなりました。皆さんは気づいているかもしれませんが、今日はブログタイトルが「美術Pは見た!」から「元美術Pは見た!」に変わっています。プレ・プチリニューアルです。暫定的です。明日ぐらいには新しい正式タイトルを発表したいと思っています。
火薬田ドン
この週末の土日は、全国各地で「納涼花火大会」が行われているピークだと思います。その中でも、今夜行われる長岡まつり大花火大会で打ち上げられる正三尺玉は見ものです。
さて花火といえば、火薬田ドンですね。ビートたけしさん演じる花火名人・火薬田ドンは、昨年の「FNSの日27時間テレビみんな笑顔のひょうきん夢列島」に引き続き、今年の「FNSの日26時間テレビ2009超笑顔パレード」にも登場して、おもしろかったです。
今年の火薬田ドンのセットは、昨年よりもかなりスケールアップしました。花火も正三尺玉から正五尺玉になりました。打ち上げに成功した花火で日本一大きいのが正四尺玉ですから、それより一尺大きいです。ちなみに一尺は約30cmです。正五尺玉は直径1.5mぐらいあるのですが、それに火薬田ドンがインディジョーンズのように追われるということで巨大なスロープのあるセットを組んだのです。最後は花火が爆発するということで、特効さんが火薬を派手にそして安全に爆発させました。そして救急車が来て「また来年」という幕が下りて終るという派手な演出でした。シミュレーションも事前に建ててやりましたし、かなり美術費もかかっている大掛かりな中継です。デザイナーの鈴木賢太さんの描いた絵コンテ(写真参照)を見て、たけしさんが今年も火薬田ドンをやることを決意したと制作スタッフから聞いた時はうれしかったです。
その前にやった烏田カアと鷺田トキの中継も、スケールの大きな中継でした。烏田カアや鷺田トキの着ぐるみを着たビートたけしさんをワイヤーで吊り、大きな木にぶつけたり、沼に落としたりと、秋山メカステージさんの技とたけしさんの笑いに賭ける匠の技がうまくマッチして、大爆笑でした。こちらも美術費がかかっています。
ビートたけしさんは自分が使って気に入った美術の作り物をお持ち帰りになってコレクションしているそうですが、今回の烏田カア・鷺田トキの着ぐるみや火薬田ドンの衣裳なども所望されたようです。鷺田トキなんて泥まみれで汚れているのにです。今回の作り物を世界のたけしさんにとても気に入ってもらえたのは、美術スタッフとしてもとてもうれしいことなのです。 
富士山頂の美術P

今朝、井上明裕美術プロデューサーからメールが来ました。富士山頂からでした。(写真参照)きのう24時に5合目から登り始めて朝9時すぎに登頂に成功したのです。
井上明裕美術Pが隊長を務める富士登山は、今年で9年目です。今日を含めて8回登頂に成功しています。自衛隊出身なので富士登山は得意なのです。僕も一昨年誘われて富士登山にチャレンジしたのですが、天候不良で7合目まで登った後やむなく下山したのです。井上隊はその年を除いて全部頂上まで辿り着いているのです。
僕も今年また誘われたのですが、代休も取れそうになかったし徹夜で登る体力にも自信がなくて辞退させていただきました。それで僕は、まだ富士山の頂上に登ったことがないのです。猪群山(いのむれやま)の頂上ぐらいしか登ったことがないのです。448mですが…。ところで、今週もまた「猪群山ストーンサークル殺人事件」第1章7をアップしました。
今年の井上明裕隊は、22人で富士登山に挑戦したそうです。そのうち美術から参加しているのは5人で、1人はリタイアしたけれども4人は頂上の地を踏みしめたそうです。同じ美術Pの井上幸夫さんもその1人です。余談ですが、美術Pには井上が2人いて、年上の井上幸夫さんが「井上A」・井上明裕さんが「井上B」と呼ばれています。井上明裕さんは明裕なのにAではなくBなのです。みんな「Bさん」と呼んでいます。ちなみに淳司―ズは、淳司A・淳司Bなどとは呼ばれませんでした。
富士山頂からメールが来たので、井上明裕美術Pの携帯に電話してみました。するとバッチリ通じました。富士山はバリ3だとのことです。今頃は下山中だと思います。結構下りる方が大変です。それにしても、下山した後に入る温泉は、最高に気持ち良かったです。 井上隊の皆さん、温泉目指して頑張って下さい。
淳司から淳司へ
今日は、「FNSの日26時間テレビ2009超笑顔パレード〜爆笑!お台場合宿!!〜」の制作全体会議が2時間ぐらいありました。「三輪車12時間耐久レース」の特設サーキットの建て込みも朝から小雨の中始まりましたし、「いよいよ本番が近づいている」という感じがひしひしとします。
今日は「ミュージックフェア」の収録もあります。ゲストはヘキサゴンファミリーです。フレンズなどいろいろなユニットが登場します。放送は今週土曜日で、「26時間テレビ」の生放送前にOAされます。
さて、「ミュージックフェア」の美術Pは、僕から楫野淳司氏に引き継ぎます。楫野淳司さんは、番組の美術進行を15年やっていて「ミュージックフェア」歴の長いベテランで、デザイナーの越野幸栄さんの信望も厚い人です。今回の僕の異動に伴い、美術Pになっていただき美術予算の管理もやっていただくのです。淳司から淳司へバトンタッチです。 ちなみに楫野さんは、「はねるのトびら」「5LDK」などの美術進行もやっていて大活躍しています。
余談ですが、美術には「淳司」が3人います。清水淳司・楫野淳司の他に、塚原淳司さんというゴルフのうまい美術進行さんもいるのです。僕は美術に来るまでは同じ「淳司」という名前の人と出会ったことはなかったのですが、美術に来ていきなり「淳司ーズ」というトリオができてびっくりでした。
それが今回の僕の人事異動に伴い、「淳司ーズ」は2人に戻るわけです。何だかちょっと寂しい気もします。
パワーアップしたドボンクイズ
今年の「FNSの日26時間テレビ2009超笑顔パレード〜爆笑!お台場合宿!!〜」はいろいろなコーナーがありますが、何と言っても「ヘキサゴンUクイズパレード」が基本です。よって「ヘキサゴン」でやっているクイズも多数やります。それにフジテレビの人気番組のメンバーも参加して、番組対抗でのクイズもあります。
ところで、さる7/8放送分から「底抜けドボンクイズ」がパワーアップしたのはご存知でしょうか? 「底抜けドボンクイズ」とは、プール上の台に立たされた各チームの代表者を救うため、残りのメンバーが順番に、針のついた汽車から風船を守りながらクイズにも答えていき、時間内に規定数をクリアできなかったり、風船が割れてしまうと、代表者がプールに落とされてしまうというクイズです。足元の床が開いて、高い所からプールに落とされるのでちょっと怖いゲームです。松澤一之さんのリアクションがいつもおもしろいコーナーです。美術的には安全第一をモットーに、立ち位置を指定してそこを動かないようにしてもらっています。
今回パワーアップした「ドボンクイズ」は、汽車のスピードが「普通」「高速」「超高速」と3段階に分かれました。このスピード調整は、美術のテルミックという会社のスタッフの技術改良で可能になりました。テルミックは床を開く遠隔操作もやっています。技術力もある美術協力会社です。
「超高速」はホント速くて、汽車も新幹線になりました。ちなみに「普通」は1周20秒ですが、「超高速」は1周8秒です。新幹線を作ったのは、美術の千葉洋行という会社です。着ぐるみとか特殊美術を専門としています。とても良い出来だと思います。職人気質の美術協力会社です。
こんな特殊技能を備えた美術協力会社にも支えられているのです。「26時間テレビ」では、どこかのコーナーでパワーアップされた「底抜けドボンクイズ」が行われる予定ですのでお楽しみに! 残り少なくなった美術P生活なので、今日は美術裏話をしてみました。
美術発注ラッシュ
映像企画部へのデスクの引っ越しは先週末にしましたが、美術制作部にもまだデスクを残して「26時間テレビ」の美術Pの仕事もしています。今日も朝は映像企画部会、午後は「26時間テレビ」のメインセットなどの美術発注に「26時間テレビ全体会議」と打合せ続きです。しばらくは二重生活が続きます。
いよいよ来週に大本番を控えた「FNSの日26時間テレビ2009超笑顔パレード〜爆笑!お台場合宿!!〜」ですが、ここに来て各コーナーの美打ちそして美術発注ラッシュです。 きのうも「26時間テレビ」の深夜の中継コーナーの美術発注と「笑っていいとも増刊号生スペシャル」の美術発注が重なって、遅くまで打合せをしていました。
美術発注には、そのコーナーを担当する美術協力会社の各チーフが集まります。制作のやりたいことをもとにデザイナーが描いた図面と道具帳を見ながら、細かく材質や色などをアイデアも出しながら決めていきます。そして後日、注文を受けた各社のチーフから見積書をいただいて、美術予算に収まるかを僕ら美術Pがジャッジしなければなりません。予算をオーバーしそうな時は、削減できる所を見つけてみんなに相談しなければなりません。 ただ今年は頼もしき大坊雄二美術Pと一緒だから心強いです。
本当はデザイナーが描いた図面通りに全部作ってあげたいのが山々ですが、美術予算は守らなければならないから「これやめようよ」と言うのは心苦しいことではあります。でも仕方ないのです。
続々と美術発注が進んでいますが、今年の「26時間テレビ」は美術的にもおもしろくなりそうです。しかし思っていたよりも結構、美術費がかかりそうです。僕の中では予算オーバー予想図が頭の中にどんどん描かれていきます。ここ数日、頭が痛くなりそうです。
引き継ぎ
今日は「あっぱれさんま新教授」と「ヘキサゴンクイズパレードU」の収録です。今回も収録が重なりました。それにしても、「美術Pとして湾岸スタジオと本社ビルスタジオとの行ったり来たりももうすぐ終りかなあ」と思うと感慨深いです。
さて、僕の担当していた「あっぱれさんま新教授」と「ヘキサゴンUクイズパレード」そして「百識王」と「VVV6」は、古江学美術プロデューサーに引き継ぎます。古江Pは、技術職で入社し音声さんとして大活躍していました。その後、バラエティ制作センターでディレクターもやり、美術に来てCGブロデューサーそして美術プロデューサーをやるという、技術・制作・美術という3つの制作現場を経験している異色の経歴の持ち主です。以前書きましたが、湾岸スタジオの外側に立っている「ラフ君の自然エネルギー利用の外灯」を考えたのも彼です。見かけはとてもエコについて考えているようには見えないのですが、こんな所にもマルチな才能を生かしています。
古江Pは、今は7月18日から始まる「お台場合衆国」というイベントに、美術を代表して取り組んでいます。そんな多忙な時期に、「4番組をいきなり引き継いでもらって申し訳ないな」とも思っています。
ところで「ヘキサゴン」のスタジオでは、島田紳助さんとヘキサゴンファミリー多数の出演で「26時間テレビ」の事前番組の収録もありました。こちらは美術Pとして収録に立ち会いました。これも含めて「26時間テレビ」まで美術Pをやるのです。この事前番組を見ると、「FNSの日26時間テレビ2009超笑顔パレード〜爆笑!お台場合宿!!〜」の全貌が見えてきますので、是非御覧下さいね。
楽しかった美術Pの4年間
今日は朝から美術制作局全体会議がありました。今回の人事異動で美術制作局から転出する人と転入して来る人を紹介する場で、該当者はそれぞれ挨拶をしなければならないのです。
ちなみに昨夜は先に美術制作局の歓送迎会がありました。通年なら全体会議の後に歓送迎会があるのですが、今年はイレギュラーで順番が逆になったのです。僕はそこでも転出の挨拶をしました。飲食会でもあったので、その時は笑いも取れる柔らかい挨拶をしました。
そんなわけで今日は、きのうとかぶらないような挨拶をしなければならなかったわけです。映像企画部に異動となった僕も、当然転出の挨拶をしました。美術制作局には4年間いたことになりますが、とても楽しい4年間だったというようなことを話しました。転出組は挨拶が終ると全員で先に退席するのですが、温かい拍手で送り出してもらえてうれしかったです。
美術制作部で美術Pをやっていた4年間はホントに勉強になり、いろいろな番組の担当となって楽しい時間を過ごせました。とりあえず僕は「26時間テレビ」までは美術Pを続けますが、美術での楽しかった思い出を振り返りながら、追々と書いていこうかなと思っています。
PS.「猪群山ストーンサークル殺人事件」第1章3もアップしましたので、よろしくお願いします。
さんまvs紳助のゴールへの持って行き方
先日、「FNSの日26時間テレビ2009超笑顔パレード」のメインセットのセット打合せをしました。
今年は島田紳助さんが総合司会でヘキサゴンファミリー総出演の生放送なので、メインセットは「クイズ!ヘキサゴン」のセットがベースになります。もちろん「ヘキサゴンUクイズパレード」でやっているクイズも行われます。ただ「26時間テレビ」という大型特番なので、レギュラーセットを少し豪華にグレードアップしようということになりました。
昨年の明石家さんまさん総合司会の「FNSの日27時間テレビ みんな笑顔のひょうきん夢列島」の時は、メインセットは新規だったのでかなり美術費がかかりました。そういった意味では、今年のメインセットは昨年より美術費が遥かに少なくて済むので助かります。ただその分「三輪車12時間耐久レース」のサーキット作りにかなり美術費がかかるから、トントンです。
美術費の比較はともかくとして、1視聴者として島田紳助さんの「26時間」のゴールへの持って行き方が、昨年の明石家さんまさんの「27時間」のゴールへの持って行き方とどう違うのか比べて見るのがとても楽しみです。芸能界の名司会者の両巨頭は、総合司会を引き受けた時点で自分の頭の中でスタートからゴールまでをイメージできています。明石家さんまさんは「しょうゆーこと」で終ることを想定していたかはわかりませんが、「27時間ずっと笑いに徹しよう」という信念を貫いて見事にゴールしました。島田紳助さんも笑いにこだわるのは確かですが、自分も含めて涙のゴールに持って行くのではないかと予想しています。それがさんまさんにはない持ち味でもあります。歌を自分で作ってヒットさせているのもさんまさんにはない強みです。
個人的には昨年の明石家さんまさんの「笑いに徹した27時間」は大好きでしたが、視聴者的には島田紳助さんの「笑いと涙の26時間」の方が好きかもしれないと思っています。









