いつからでも。今からでも。

12月05日(水)
久しぶりに、おとな同士映画を観に行きました。
しかも、会社帰りの19時過ぎ開始。

「ぼけますから、よろしくお願いします」という、先輩クリエイターの信友直子さんが監督された映画を観たかったのです。

信友さんのご両親を撮ったドキュメンタリー。お母様が認知症になるプロセスや、家族がどう関わっていくか、よくぞ貴重なプロセスを映像に残し、発信してくださったなぁ、、、と、勇気に頭が下がります。

介護される側の気持ちも、つぶさに描かれているのです。

認知症が進むのを不安に思うのは、家族はもちろん、当人にとってもすさまじい苦しみであること。
ひとの助けを借りるのを受け入れづらく、迷惑をかけると罪悪感をともなうこと。
だから、自分に生きる価値がないと思ってしまうこと。


そして、介護する側の気持ちも。

歳を重ねていくことは、きれいごとばかりではないし、いま目の前のことをどう解決するかという、現実的な選択が迫られることだと感じます。
しかし、映画を通して、老いることの大変さばかりでなく、人との関わりの中で、(若輩のわたしが言うのは気が引けますが、)成長し続けられるのだと示してくれるのが、お父さん。

90代後半になって、初めて台所に立つ。食事を作る。果物の皮をむく。縫い物もできるようになる。

いつからでも。
やってできないことはない。

現実に嘆息する時間を、何かチャレンジし、やってみる時間に変えていくお父さんに、陳腐な言葉になりますが、ひとの強さや可能性の大きさを教えてくれるのです。


年をとる。これはだれにも等しい。
起きることや状況は千差万別だけど、うちはこうだった、こんなことがあった、
こう感じた、リアルな「 」の集積が、後を生きる人の知恵やチカラになると思います。

改めて、記録してくださったことに、感謝、、、です。








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