巻き込むぞ!!
2013年04月01日(月)

こんばんは!
ゾエです!


『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』
いよいよ今夜9時から放送となりました!


待ち遠しいですね(>人<)
そわそわしますね( ;´Д`)


現在、リチプアチームがネプリーグにて奮闘中です(^^)/
なんとクイズ番組初挑戦という小栗さんと石原さん!!
ドラマではみられないリチプアメンバーの一面がのぞけちゃいます(#^^#)



そしてそして!「リッチマン、プアウーマン」のカムバックを記念して、大好評だった“リチプア”Tシャツの新作が登場しているとのこと!
スペシャルの舞台となるニューヨークをイメージしたオシャレなデザイン☆
ふたりの遠距離恋愛の行方は、自由の女神のみぞ知る!?


現在、フジテレビ通販サイト e!ショップにて予約受付中です!
こちらからチェック★



『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』
可愛さ、格好良さ、切なさ、懐かしさ、スペシャルさ…
色んな良さを詰め込み過ぎた福袋になりました。
ですからこの福袋、封が閉まりません((+_+))
この“あふれすぎた想い”を存分に受け止めてください!!


みんなで再びリチプア旋風を巻き起こしましょう!!




巻き込むぞ!!
 


分室社員入門セット
2013年03月27日(水)

こんばんは!

昨夜放送されましたリチプアみどころ特番、ご覧になられましたでしょうか?

連ドラの思い出がブワーーー(*゚▽゚*)っとよみがえってくる1時間でしたね!

最後にはなんと初公開!
ニューヨーク撮影のメイキング映像まで|゚Д゚)))!!!


そんな中…
『私の住む地域では特番が放送されませんでした。「さみしいです」「なんとか情報ください」』

といった切実なコメントもいただきました…(つд⊂)うぅ


そんな分室社員の皆様も大丈夫です!!!!!!

またまたYouTubeにて
『リッチマン、プアウーマン』連続ドラマ
ダイジェスト動画を配信中ヽ(。ゝω・)ノ☆;:*

まだ間に合う!
分室社員入門セットはこちら(ノ゜∀゜)ノ
YouTube版ダイジェストへ


もしも、もしもまだリチプアを観た事がないという方にお会いしてしまいましたら…

「これを観ればあなたも分室社員の仲間入り!!」とオススメしていただけると、一緒にスペシャルの話で盛り上がれるヽ(´▽`)/
そんな1本になっております ( ̄ー ̄)b

今夜は22時から、相武さんご出演のマバタキーが放送されますね!!

これから1日まで、分室社員の皆さんも忙しくなりそうです(`・ω・´)
しっかり体調を整えておいてくださいね!!

ゾエでした☆彡

 


もう待ちきれない!の声におこたえして…
2013年03月23日(土)
こんにちは!
ゾエです☆

『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』が待ちきれないよ〜
゜(゜´Д`゜)゜
という方があまりに多いようなので、
一足先にリチプアメンバーに会える素敵な番組をご紹介します(^^♪


3月26日(火) 24:45〜25:45
『リッチマン、プアウーマン 』連続ドラマ ダイジェスト
ぷ・ら・す☆
『in ニューヨーク』撮影の様子を公開!!
特別番組が放送されます(o^^o)♪


3月27日(水) 22:00〜23:24
『マバタキー』 相武紗季さんご出演!


3月31日(日) 22:00〜23:45
『日本くぎづけ大学』 石原さとみさんご出演!


4月1日(月) 19:00〜20:54
『ネプリーグ』
小栗旬さん、石原さとみさん、佐野史郎さん、浅利陽介さんご出演!


そして!!!!!!
こまめにチェックされてる方はもうご存知ですね(´ー+`)キラッ
本日よりYouTubeで『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』
スペシャル動画を配信中ヽ(。ゝω・)ノ☆;:*
こちら(ノ゜∀゜)ノhttp://youtu.be/SKk3NAFYazo



夢の世界『リチプアワールド』へお連れする準備は着々と進んでいます
(`・ω・´)!
お乗り遅れのないように(^_-)☆





※一部地域では上記の通りに放送していない場合がございますので、お住まいの地域の番組表をご確認ください。

in ニューヨーク
2013年03月18日(月)
またまた報告が遅れましたが…(;^_^A


ニューヨークロケをもちまして、リチプアSP、クランクアップいたしました!!
ヽ(。ゝω・)ノ☆;:*



ニューヨークでもたくさんのスペシャルなスタッフの力を借りて、見知らぬ土地での撮影や、言語の壁、吹雪の到来など、様々な困難も乗り越える事が出来ました!

















そしてリチプアSP、
タイトルが『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』に決定致しました!!


前回『ドラマ界の壁に挑みます!』と宣言いたしましたが、こうして海外ロケを決行できました事は、皆様を含め「リッチマン、プアウーマン」を支えてきたチームの素晴らしい成果だと思います!



現在、4月1日のオンエアにむけ編集作業が行われています(^_^)

先日、予告映像をのぞき見(艸д゜*)してきたのですが、それだけでもう胸がきゅーーっと苦しいやら(つд⊂)ニヤケてしまうやらヽ(´▽`)/

そして、リチプアの撮影を終えたキャストの方々が、これまで出演したことのないあるジャンルの番組に挑戦したとか\(◎o◎)/
その模様も4月1日に!!


皆様、4月1日は間違いなく
『リッチマン、プアウーマン祭り』になります!!
テレビの前からしばらく離れられなくなりますので、
お食事等早めの準備をよろしくお願いします( ̄^ ̄)ゞ


2013年度は
『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』
から始まります!!!!


 

ゾエでした☆


4月1日21時!!
2013年03月05日(火)

おはようございます!

APゾエです!

遅ればせながら…

リチプアSP

放送日が4月1日21:00〜に決定致しました!!!
♪───O(≧∇≦)O────♪


あとひと月を切りました!!


そんな喜びを表すかのような踊り子の皆さんヽ(。ゝω・)ノ☆;:*



美女?がお揃いで……(笑)



そして高砂でロケ弁を食べます西浦監督(^ω^)



今回もお腹いっぱいでロマンスいっぱいのスペシャルをお届けします!


そしてそして!

今回のキーワード

「ひとつ屋根の下」

そのヒントとなる写真をゲットしてきました!




( ̄▽ ̄)あれ?


何やらフライパンを持って熱弁している徹さん
と、引き気味の真琴さん(笑)


これはやはり「価値観や生活スタイルが正反対の二人」のバトルが勃発しそうな予感ですね(艸д゚) 


さらに!!
増本プロデューサーのTwitterで発表されましたが、いよいよ今回の目玉ロケが始まります(屮`∀´)屮

ドキドキドキドキ(っ´∀`c)

NEXT INNOVATIONに負けないくらい、リチプアSPチームもドラマ界の壁に挑みます!!


それでは、次の報告をお楽しみに(^ω^)

まぶしくて
2013年02月22日(金)
皆様こんばんは(^_^)☆
APゾエです!


先日は、撮影業界では恒例の【クランクイン弁当】の写真で取り急ぎの報告となってしまいましたが…(笑)

太陽のまぶしいこの日、





とうとうゲットしてきました!!

初公開、スペシャル日向徹さん!

連ドラの時にはお目にかかることがなかった冬服です!

お芝居のお邪魔にならないようにのぞきますよ〜(艸д゜*) チラッ






あぁ・・・(´∀`*)

やっぱり徹さんはまぶしいくらいカッコいい*。・+(人*´∀`)+・。*
そしてどこか可愛いさも持ち合わせてらっしゃるんですよね(´∀`*)

萌え〜な冬服姿、必見です!!!







ん・・・・・・・

ちょっと待ったーーー!!!



皆さんはお気づきになられたでしょうか・・・

徹さんの前に立つ男性の姿・・・


ちょっとまぶしくて(つд⊂)


もう少し近づいて!!






えっ・・この作業着の男性がもしかして・・・。






クランクインです!!
2013年02月19日(火)
『リッチマン、プアウーマンSPクランクインです!!』


「やった!!」「やった!!」という掛け声と、盛大な拍手につつまれ

2013年2月16日(土)

皆様がまだか!?まだか!?と待ちわびてくださっていた撮影が、とうとう始まりました!



現場では、ネクストイノベーションズやワンダースリーのメンバーが再会を喜びあっていましたよ(^.^)


そして、冗談が飛び交ったりする撮影の和やかな雰囲気からも「あぁ…帰ってきたんだ(T ^ T)」と、リチプアの空気をしみじみ感じました(*^^*)


取り急ぎ、あたたかい声援をくださった皆様に、無事クランクインできましたことのご報告でした(^_^)


現場写真、改めて報告致します( ̄^ ̄)ゞ



ゾエでした☆

『朝比奈燿子物語』
2013年02月03日(日)
こんばんは(●^o^●)
APゾエです!

 
『朝比奈恒介物語』いかがでしたか?

周囲から「すべてを持っている男」と見られていた朝比奈恒介。

しかしそんな朝比奈も、あるコンプレックスを自覚せずにはいられなくなった。

朝比奈を犯罪へと至らせたもの……

それは、自分にはない自由な発想と情熱を持った男・日向徹という最高のパートナーへの「恐怖」と「嫉妬」でした。。。

 

 

さて、もうひとつの物語は『朝比奈燿子物語』です(^_-)

朝比奈兄妹を知ってこそ、リチプアの全貌がみえてくる……!?

 

それでは、どうぞ!!

 

『朝比奈燿子物語』

 朝比奈燿子は1987年、東京に生まれる。日経平均が初めて2万5000円を突破、日本が空前のバブル景気に沸いた年である。おそらくその頃の日本人は誰一人として今の世の中を想像できなかったであろう。父親は大手企業で順調に出世街道を歩くエリートサラリーマンであり、経済的には申し分のない家庭で育つ。高い水準の教育を受け、両親から十分な愛情を注がれて少女時代を過ごした。これと言って不自由、不満のない生活である。ただ、一つだけ、兄、恒介の存在を除いて。

 年の離れた兄、恒介はいわゆる神童と呼ばれる少年だった。持って生まれた明晰な頭脳とずば抜けた運動神経、そして周囲を引き付けるユーモアのセンス、とにかく何から何まで持っている人間だった。もちろん燿子も一般的に見れば十分賢く、運動神経もよく、おまけに万人から愛される容姿を持っていた。しかし、それもあくまで一般的に見ればのこと。兄を知る人々からすれば「優秀なあの恒介くんの妹」それが自分の枕詞のようについて回った。もちろん、兄のことは尊敬していたし、自慢でもあった。なにより家族として好きでもあった。しかし、自分がいつも兄と比較され、兄の存在を感じながら生きることに息苦しさを感じていることもまた事実だった。そんな環境のせいであろうか、燿子は明るく快活でありながら、どこか人と交わらない性格に育った。普通の女の子のように、同年代の友人と買い物を楽しんだり、恋人の話に夢中になったりすることもあったが、基本的には一人でいることを好んだ。人にどう思われているか気にする必要もなく、自分が目にする景色、耳にする音楽、口にする食べ物、そんなものに触れながら過ごすことが何より楽だった。

 そんな燿子の人生に転機が訪れる。16歳の時だった。高校2年生の燿子は進学先をどうするかという時期に差し掛かっていた。東大へ進学、優秀な成績で卒業、誰もが知る大手通信会社に就職…そんな絵にかいたようなエリートコースを歩む兄とまたも比較されることが思い描かれ、暗い気持ちになった。進学校である高校ではもちろん、家に帰っても進学先のこと一色の日々に燿子はこれまで以上の息苦しさを感じていた。「将来のため」といういまいち納得のいかない理由でこれ以上の時間を学校で過ごすことにも疑問を抱いていたし、このまま進学、就職となれば、兄と比較される人生が生涯にわたって続くのかと思うとうんざりした。「とにかくどこか遠くへ行きたい…」燿子は漠然とそんなことを思った。ある晩、燿子はこっそりと家を抜け出し、列車に乗った。行き先は特に考えていなかった。強いて言うなら「何かめずらしい、おいしいものを食べたい」そんな風に思っていた。というのも、燿子の唯一にして最大の楽しみは、食べることと、料理することであった。食べ物や料理の世界には兄と比較されるという物差しが存在せず、純粋に自分の価値観でおいしい、とか楽しいといった感情を味わうことができた。「そういえばバイト先の先輩が言っていたな、地元の島根では“ワニ”を食べると…」日本でもワニを食べる文化があったのか。いったいどんな味なんだ。そうだそこへ行って食べてみよう。そんないい加減な思い付きで行き先が決まった。燿子の気まぐれな旅は山陰地方を目指すことになった。23時10分、東京を後にするその列車の名前は“ムーンライト”と言った。西を目指して走るこの列車の名前がかわいくて気に入ったことも目的地決定の一つの理由だった。

 「ムーンライト」という夜行列車であてもなく西を目指す――そんな自分に少なからず興奮しながら列車に乗り込んだ燿子だったが、乗車後10分ほどでげんなりすることとなる。飛行機や新幹線の発達したこの時代にわざわざ夜行列車で旅をするような乗客である。時間は有り余っているが金がない大学生や、筋金入りの鉄道オタク…車内を見回せばそんな客ばかりである。なるべく静かな席をと思い、人口密度の最も少ない後方の座席に腰を下ろす。が、10分もしないうちに2列前の大学生の一団が酒盛りを始めた。車内は夜通しの宴会場となった。「これのどこがムーンライトだ」燿子は列車の名前に八つ当たりするくらいしかなかった。

 深夜12時を回って最初の駅だっただろうか。ひとりの青年が乗ってきたのは。燿子と並びの列、通路をはさんだ席にその青年は腰を下ろした。年は自分よりも5歳くらい上に見える。窓の外を流れていく深い夜がそう演出したのだろうか、ヘッドホンをし、ラップトップのパソコンを開き何かを打ち込んでいる青年は、周囲とはまるで別の世界にいるような不思議な雰囲気を漂わせていた。喧噪の車内にあって、その青年の周囲だけには静かな空気が流れていた。

 「さすがムーンライト」なんだかわからないが燿子は少し楽しくなっていた。喧噪の車内に小さな楽しみを見つけ少し落ち着いた燿子は、自分がひどく空腹であることに気付いた。夕食を取らずにあわてて旅の準備をし、家を飛び出し、そのまま列車に飛び乗った。興奮しているときは気付かなかったがひどくお腹がすいていた。そのせいだろうか、青年が傍らのビニール袋から弁当を取り出し、食べようとしているのを注視してしまう。燿子の視線に気づいた青年が不意に視線をこちらに向けた。「何か?」目でそう訴えていた。焦る燿子。何か言わなければ。「…あの…次の駅ってどれくらい停車するんですかね?」青年は黙ったままだ。「ほら、売店とかあれば何か買いたいなって思って」青年はああ、なるほど、とうなずいた。いっぽう燿子は「自分はいったい何を尋ねているんだ。普通の客がわかるはずないだろう。車掌でもないのに、停車時間なんか」と焦った。ところが青年は思いがけないことに「2時45分着の3時21分発だから停車時間は36分だね。ただ、この時間だから売店はやってないと思う。駅を出たところにコンビニが2軒あるな」と、教えてくれた。どうやらわざわざ手持ちのパソコンで調べてくれたらしい。「ありがとうございます」燿子はそう返すのが精いっぱいだった。

 駅に到着し、急いでコンビニを目指す。確かに2軒ある。自分の食事としておにぎりを2つとせっかくだからお礼にと、青年のためのお茶を買って駅に戻ることにした。改札に差し掛かったところで燿子は「あれ?」と思う。改札に例の青年がいるのだ。燿子を見つけると「よかった。急いで!」そう大きな声を出した。「え?」発車まではまだ10分ほどあるはずだ。いったいどうしたのかと思う燿子。「ごめん。時間を間違えた」聞けばあと数分で列車が出てしまうと言う。ホームに向かって走る二人。しかし、すんでのところで列車は滑り出していく。息が上がる二人。呆然と列車を見送った後、お互いを見合わせる。「ごめん」「ごめんなさい」二人同時に謝った。

幸い燿子は荷物を持って降りていた。いっぽう、青年は手ぶらであった。荷物を心配する燿子。「そう言えば座席に置きっぱなしだった。困ったな」口ではそう言ったが、表情は笑っていた。つられて自分も笑顔を浮かべる燿子。困った状況になったにもかかわらず、どういうわけか楽しいと感じていた。

 始発が出るまで2時間余り。真夜中の駅のホームには二人以外の人影はなかった。「やっと静かになった」青年がつぶやくと燿子も思わずうなずいていた。「ほんとにうるさかったですね」 ベンチに座って燿子が買ったお茶を飲む二人。お茶を飲みながら他愛もない話をした。ばからしい思い付きとも言える旅の目的のことや、できすぎた兄のこと。いっぽう燿子が知ったことは青年が20歳でフリーターであること。ただ、やりたいことは山ほどあり、今それを進めている最中だということであった。燿子が駅のベンチで遅い夕食をとり終えるのを待って、町へ散歩に出る二人。深夜の田舎町である。街灯と信号機が放つ灯りのみの静かな道をしゃべりながら歩いた。燿子は会話を重ねるうち、青年が他とは違う価値観を持っていることに気付く。およそ世の中の常識というものよりも自分の感覚を信じ、それに向かって生きている、そんな印象を持った。いいな。燿子はそう思った。

不意に燿子はコンビニで買ったチョコレートを出してこう聞いた。「昔、お母さんにチョコレートの箱を出されて、好きなの1個選びなさいって言われたの。ほら、いろんな味が入ってる、ちょっと高級なのあるでしょ? わたし、全部食べてみないとどれが好きかわからないって言って、全部食べたの」

「へえ」と青年は相槌を打つ。

「どれもおいしかったけど、好きなのはなかった。そしたら兄がね、大人になったら世界中のチョコレート買って、食べてみればいいよって言ったの。そしたら好きなのが見つかるよって。でも、そうなのかなって。いろいろ買ってみたけどみつからなかったらどうするのかなって」

青年は笑って答えた。

「簡単だよ。本当に好きなものが世界中のどこにもなかったら、自分で作ればいい」

そのとおりだ。“自分で作ればいいのだ”燿子は心からそう思うと同時に、何かの答えを見つけた気がした。

 空が白み始め始発の時間がやってきた。二人が駅に着くと、列車がホームに滑り込んでくる。青年の荷物は二つ先の駅に保管されているという。「そこまで一緒に行ってお別れだ」青年のその言葉がなぜかとても悲しかった。荷物をピックアップしたら、そのまま行くところがあるという。青年がこう続けた。「僕は他愛のないおしゃべりが苦手だし嫌いなんだ。でも君と話すのは楽しかった」 燿子はますます別れがたいと思った。一緒について行ったら迷惑だろうし、そもそも変だろう。どうする、もう一駅通過したぞ。焦る燿子。そういえば名前も聞いていなかった。なんで聞かなかったんだろう。このままじゃ二度と会えない。ぐるぐると考えをめぐらせているうちに、列車は青年が降りる駅に到着した。青年は降りていく。発車ベルが鳴る。燿子は無意識にドアに走っていた。

「また会える?」

青年が振り返る。燿子は続ける。

「すぐじゃなくていい。1年後、あの駅でまた会えない?」

早口でそう言うと、青年は笑った。ドアが閉まり列車が走り始めた。青年は最後に何かを言っていたが走り出す列車の音と、ぴたりと閉まったドアで燿子は聞き取れなかった。

 

島根のワニはサメだった。どうやら方言らしい。好きな味だった。帰って両親に調理師学校に行きたいと言った。「簡単だよ。好きなものがないなら、自分で作ればいい」あのときの青年の言葉が燿子の背中を押した。高校を辞めて専門学校に入った。1年後、燿子は始発で浜松に行った。来るわけない、と思いながら。来るわけない、そう思いながらも心が弾んだ。もし会ったらなんて言おう。今、調理師の勉強してるんです。あのあと高校辞めて、あ、ワニってね、サメだったんですよ。すごくおいしかった。食べてみてください。なんだったら今から食べにいきます?…どんどん妄想がふくらむ。バカだなと思う。どうしてこんなに浮かれるんだろう? 

 青年は来なかった。

 やっぱりと思ったら、急に悔しくなった。そんな子に会ったっけ?って、きっと覚えてもいない。わたしばっかこんなにはしゃいで。夜まで待って。バカだ…。

 自己嫌悪と悔しさで猛烈に落ち込んでいる自分がいた。燿子は思った。

 そっか。好きだったんだ、あの人のこと。

 

 調理師学校を卒業すると、海外に行きたいと両親に言った。優秀な兄に対し、少し型破りな妹は手に余ったのだろうか、両親は反対しなかった。あちこちの国で修行をしながら、いろんなものを食べた。

 20歳で、サンフランシスコのレストランにいるとき、両親からメールを受け取った。「恒介が会社を起こして、今、日本で話題になっている。見てみて」

メールに添付してあった記事をあける。

 “史上最年少で上場。インターネット業界で億万長者に”

そんな見出しとともに、恒介の会社の記事が出ていた。兄ならそれくらいのことはやるだろう。別段驚くことでもなかった。しかし、その記事に掲載された写真を見て目を疑った。

「あの人だ」

兄と並んでカメラに笑顔を向けている男性はまぎれもなくあの青年だった。

名を日向徹と言った。

 

 

すぐに兄に連絡しようと思った。けれどやめた。もう一度記事を見る。

「ほんとに、世界にないものを作ったんだ」

今会うのは嫌だと思った。わたしはまだ何も作っていない。今の自分はまだ、あの人の前に出るには、相変わらず、取るに足りない。きっとまたすぐに忘れられてしまう。

「わたしも世界にないものを作ろう。あの人に会うのはそれからだ」

以来、燿子は料理の世界で頭角を現していく。まだまだ荒削りであったが、雑誌で「将来楽しみな若手シェフ100」にも選ばれた。

 

 日本のレストランオーナーから連絡を受ける。都内に新しい店を出す。新しい感覚を取り入れて、女性に受けるような店にしたい。海外で人気の若い女性シェフを招けば話題性もある。ぜひ来てくれないだろうか。

 燿子は帰国する。兄は喜んで迎えに行くと言う。ああ、兄のパートナーはあの人だったな。燿子は思い出す。昔ほどの意気込みはないが不思議と心が躍る。会いに行ってみよう。ちょっとは驚くだろうか。

「お兄ちゃんの会社に行くよ」

かくして燿子は兄を訪ね、日向徹の前に現れる。

なんて言おう、そうだ。島根のワニはサメだと伝えなきゃ。

あと、これは聞くべきなのだろうか。「あの日なぜ来てくれなかったのか?」と。そしてこれは言うべきなのだろうか。「私はあの駅で朝まで待った」と。

答えを求め、燿子は徹に再会を果たす。

『朝比奈恒介物語』
2013年01月27日(日)
こんにちは!
APゾエです!!

連ドラが放送される前、ある2つの物語が作られていました。
そのひとつが『朝比奈恒介物語』
今回、このブログをもって初公開です!

余計な説明は抜きで、早速読んで頂きたく思います(^_-)
それではどうぞ!!



『朝比奈恒介物語』
 

 1976年、スティーブ・ジョブズが世界初となるパーソナルコンピュータ『Applle1』を発表し、コンピュータ革命の第一歩を踏み出したその年に生まれる。日本は高度経済成長が頂点に達し、まさに円熟期にさしかかった頃である。父は大手企業の役員を務め、両親から十分な愛情を注がれながら育った。高い水準の教育を与えられ、それに答えられるだけの資質を備えていた。それほど苦労をしなくても勉強もスポーツも好成績をおさめ、かといってそれを鼻にかけることもなく、持ち前のユーモアのセンスで人望も手に入った。すべてを持っている男。周囲からはそう見られていたが、恒介自身は満たされない想いを抱えていた。自分を本気にさせてくれる何か、もう他に何もいらないと思えるくらい夢中になれる何か、それが恒介には無かった。せっかく才能と恵まれた環境を持っていようとも、そのすべてを注ぎ込める何かを見つけられなければ意味がない。燃えられる何かがほしい――。何でもできるにもかかわらず、何ものにも興味がもてない男、それが朝比奈恒介である。

1995年、地元の進学校から東大へ進む。大学入試センター試験の受験者数が過去最高を記録し、受験戦争の過熱のピークとなった年だった。おりしもWindows95が世界中で発売され、ビル・ゲイツら大学生二人で始めたマイクロソフト社が空前の利益を計上、日本でも第1次ベンチャーブームが熱を帯び始めた頃である。恒介の同級生の何人かも起業し、“大学生社長”などともてはやされていた。しかし、恒介はそんなものにも興味がなかった。しょせん一時のこと、そんな風に考えていた。なんとなく就職活動をし、なんとなく大手通信会社に入社した。そこは日本最大のメディアコングロマリットであり、当時の大学生の間では憧れの企業の一つであった。東大から大企業の幹部候補生へ。いわゆる世間でいうところのエリートであった。しかし、恒介の満たされない感覚は今もって続いていた。いや、むしろ強くなっていたと言っていい。自分はこのまま安穏と人生を消費していくのだろうか。

しかし、その大手通信会社での数年間は恒介に素晴らしい出会いをプレゼントしてくれた。おそらく恒介の人生で最も大きく、大切で、それでいて不幸な出来事と言える出会いを。それは一人の男との出会いであった。その男は突然会社を訪ねてきて、自分のアイディアを買い取れと迫った。それがかなわないとなると、忙しい合間を縫って対応に出た社員に礼も言わないどころか、ボロカスに怒鳴り倒して帰って行った。「変わった男だ」別に興味を持ったというほどではないが、記憶に残る男だった。男の名は日向徹と言った。その男の置いて行ったシステムと事業計画に何の気なしに目を通してみた。「面白い」意外にもそう感じてしまった。日向と名乗るその男の置いて行った名刺から連絡を取り、もう一度会ってみることにした。どこか人になじめないオタクの雰囲気と、今にも襲い掛かられそうな鋭い野生動物のような雰囲気を併せ持ったその男は、聞けば高校中退、すなわち中卒であるという。例のシステムは独学で学んだネットワークとプログラムの知識で作り上げたと。そして、次々と自分の持つアイディアを語った。最初あいさつした時の人の目を見て会話できないオタクはどこかへ行き、今、恒介の眼前には遠い未来を見てきたかのように雄弁に語る不思議な男が座っていた。「本当に面白い――」恒介は最初に抱いた印象が確信に近いものに変わるのを感じた。

恒介はこの日向徹という男に起業を持ちかける。金は自分が集める、お前はやりたいことを存分にやれ、と。2005年、恒介は大手通信会社を退社し、母校である東大に掛け合い、大学の一室を格安で借り受け、徹とともにオフィスを構えた。

徹は期待を裏切らなかった。次々と新たなアイディアを創出し、恒介を興奮させた。そして人づきあいが下手な徹に代わって、恒介は持ち前の恐ろしいほど切れる頭と如才のない交渉術でそれらのアイディアを次々と金に換えていった。「あいつが考え、俺が売る」 日向は0から1を生む天才であり、恒介は1を10に換える達人だった。お互いの足りない部分を補完しあう関係が確立した。「これかもしれない…」恒介は楽しかった。「俺がずっと求めていたものは、世間をあっと言わせるような何かを生み出し、世の中を変えていくこと。それこそが自分の一生を捧げるにふさわしい挑戦に他ならない。この男がいればそれが可能だ――」恒介は飛ぶように過ぎてゆく時間の中でかつてない充足感を感じていた。

会社はあっという間に大きくなり、わずか6年で上場を果たした。徹は史上最年少の上場企業の社長として名を轟かせた。二人の手には数百億円の創業者利益が転がり込んだ。途方もない金は恒介の自尊心を満足させるのに十分なものではあったが、それ以上に嬉しかったのは、この日向徹という今や時代を代表するイノベーターが、自分を頼り、信じ、悩みがあれば相談し、時に喧嘩もし、尊敬しあえる友となっていたことだった。自分が尊敬できる男から、自分もまた尊敬と信頼を勝ち得ている。男としてこれ以上ない関係が築けていたことに恒介は言いようのない喜びを感じていた。

しかし、蜜月の時間は長くは続かないのが常である。恒介と徹の関係もまた然り、ひとりの女の出現によって壊れていく。その女は名を夏井真琴と言った。夏井真琴という女は、大学卒業間近で就職活動もうまくいっていない、これと言って光るものが無い女だった。正確に言えば、無いように見える女だった。が、時間の経過につれて真琴への当初の評価は誤っていたと認識せざるを得なかった。真琴は、いくつかのプロジェクトを通じて次第に徹との距離を縮めていく。真琴は、恒介とは全く違うアプローチで徹を理解し、その才能を引き出し、支えた。恒介が高い管理能力で徹の才能を引き出したのに対し、その女は徹という人間そのものを無欲の“献身”で支えた。徹は自分でも気づかないうちに真琴を信じ、頼るようになって行く。恒介は自分の存在意義と、会社での居場所が小さくなっていくのを感じた。恒介は初めて自分が何かを失おうとしている感覚を覚えた。

「あいつにとって俺はかけがえのない人間であるはずだ。俺にとってのあいつがそうであるように」

それはまぎれもなく恐怖と嫉妬だった。

恒介は徹に抱き続けてきたコンプレックスを自覚するようになる。自分にはない自由な発想と情熱を持った男へのコンプレックス。恒介は生まれて初めて人を妬み、憎むという感情を知る。「お前を理解し、支えられるのは俺だけだ」徹にそう思い知らせてやる、恒介は徹を裏切ることに決めた。

かねてより取締役たちは独占的で無礼な徹を快く思っていなかった。会社を立ち上げた当初こそカリスマが必要だったが、一大企業へと成長した今、必要なのは綿密な事業計画とそれを遂行するだけの組織力であると考えていた取締役たちは徹をCEOから外し、引退させることを望んでいた。恒介はこれを利用した。自分の保有する株と取締役たちの持つ株を合わせれば、徹を超える決定権を持つことを知っていた。これまでは「徹こそがこの会社の魂である」そう考え、口うるさい取締役たちをいかに黙らせるかに腐心してきた恒介が、今回ばかりは取締役側につき徹に反旗を翻した。立場を追われ、会社を出て行かざるを得なくなる徹。自ら生み出し、育ててきた、いわば自分の分身ともいえる会社を奪われた徹。立ち去るその孤独な背中を見て、胸を痛めているのが他でもない、この裏切りを画策した自分自身であるということも恒介は自覚していた。

もともとその才能を鼻にかけ、人を馬鹿にしたり、できない人間をひどく攻撃したりしてきた徹が会社を去るとなったとき、ついていく人間はいなかった。ただ一人を除いて。夏井真琴だった。彼女だけは徹とともに会社を去るという道を選んだのだ。衝撃だった。

恒介は自分から徹との関係を奪ったこの夏井真琴という女を憎らしく思うと同時に、その純粋さと献身に惹かれてもいた。こんな女は見たことがない。もっと深く知りたい、そう思う気持ちはやがて慕情となっていた。「徹からすべてを奪い、この会社から追い出し、孤独を味わわせる」そう思っていた恒介にとって、真琴の存在は、徹からどうしても奪ってやらねばならない重要な要素の一つだった。しかし真琴は身ぐるみはがれた徹を選んだ。この巨大成長企業を手中に収めた自分ではなく徹を。恒介は少なからず動揺した。徹は彼女の支えさえあれば必ず蘇り、いずれ敵となって立ちはだかる。恒介はそれがわかっていた。

恒介は会社を盤石のものにするべくさらなる手を打ち始める。近い将来必ず蘇るであろう徹に負けるわけにはいかない。“Winner Takes All.”勝者がすべてを総取りするのがこの業界の原理である。2番手に分け前は回ってこない。恒介は徹が興すであろう新会社を完膚なきまでに叩き潰さなくてはならない。誰よりも手ごわいと思えるあの男に勝たなくてはならない。最高のパートナーでありライバルだと思っていたあの男に勝たなくてはならない。恒介は徹との闘いに身を投じていく――。

スタッフ顔合わせ
2013年01月17日(木)

こんにちは!


先日、スペシャルをお届けするスタッフによる
顔合わせが行われました(^o^)








そして今回のスペシャルは…


ほんとにスペシャルです!(笑)

いうならば「リチプア福袋!!」


しかしリチプア病患者にはあまりにも刺激が強すぎるかもしれません(;^_^A

最後まで「くぅ〜(^ν^)
っとなる場面が満載です
(=´∀`)

そんな素敵な台本を映像にしていく為に、
今はスタッフが「くぅ〜(>_<)」っとなりながら
準備作業を頑張っています(^_^)笑

今後とも、分室からのあたたかい応援よろしくお願いしますo(^_^)o


ゾエでした( ^ω^ )ゞ




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