ホリデー
ホリデーパパは、よく働きます。

会社のパパより、よく働きます。

ゴールデンウィーク。

大型スーパーは、ホリデーパパでいっぱい。

野菜コーナーにもお肉コーナーにも。

ホリデーパパは、たくさんの買い物袋を運びます。

買い物が終わると、ホリデーパパは、ゴミ袋とペットボトルと空き缶をゴミ置き場に捨てに行きます。

次に、ホリデーパパは、新聞と雑誌をゴミ置き場に捨に行きます。

ホリデーパパには、まだまだ仕事があります。

お風呂掃除にトイレ掃除に玄関掃除。

さらに、ホリデーパパは、子供たちと日が暮れるまで公園で遊びます。

長距離ドライブは、いつも笑顔。

ホリデーパパは、お花畑のように優しいのです。


「奥様、いかがでしょうか。ホリデーパパ。」

「一家に、一体、ホリデーパパ。」

「お値段のほうは、本日に限り、なんと、200万円!」

「さらに、20年の保証付きです!」

「この機会に是非お買い求め下さい。」

「ママ。うちも、ホリデーパパ、欲しいね。」

「そうね。でも、高いわね。」

「パパ、今日は、どこに行ったの。」

「接待ゴルフだって。」


『カキーン!』

「社長。ナイスショットでございます!」


投稿:小野浩慈 | 13:21 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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金曜日の夜に
かつて、四文字熟語の問題で、□肉□食の□に入る漢字を焼肉定食と書いてウケた時代がありました。

しかし、今は、だんだん四文字熟語は使われなくなり、たまに会話に四文字熟語が出てくると、四文字熟語は遊ばれてしまうのです。

例えば、四面楚歌は『ごめん、そうか』

捲土重来は『今度、ちょうだい』

朝三暮四は『中三、模試』と。

ダジャレは、言葉遊びの一つでした。

ダジャレを使いすぎると、みんなに「牛とニワトリになりたい。」と言われました。

「モー、ケッコウ。」

カッコいいデニムを履いたカップル。

死語を使うと…

ナウいジーパンを履いたアベックとなります。

値上がりを続ける鰻は、とうとう、捕れなくなり『土用の丑の日』は『土曜の牛の日』になり、そうなると、寿司屋にマグロがなくなる日も、そう遠くないかもしれません…。

私が幼い頃、正義の味方だった『月光仮面』は、知らない世代には『結構、過敏』と聞こえ「正義の味方は、結構、過敏って、何??」となるかもしれません。

週末の金曜日の夜。

会社帰りのおじさんたちは、地下の秘密基地に集まるのです。

そして、今を一瞬忘れて、安いお酒を飲みながら語りあうのです。


投稿:小野浩慈 | 21:32 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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記念の一枚
桜は葉桜に変わりました。

これから一雨ごとに青葉の季節になっていきます。

子犬のチビは「さんぽ」という言葉が分かるらしく「散歩に行こうか。」と言うと私の前を独楽のようにクルクル回ります。

まだ、桜の花が咲いていた休日の午後、チビと桜の記念撮影に出掛けました。

シッポを立てて楽しそうに歩くチビ。

桜並木の少し手前の店先に来た時、チビと私の足が止まりました。

店先には箱があり…

その中には…

毛が抜け落ち、横向きに寝ている白いトイプードルが…。

『どうしたんだろ?』

そんな思いで白いトイプードルを見ていると、お店の中から「あら、可愛いわね。」とお店の女将さんらしい年輩の女性が出てきました。

「うちのは、もう、老犬。」

「15才。」

「歩けなくなってね。一日中、こうして寝ているのよ。」

「目も見えなくてね。元気に歩いてた頃もあったんだけどね。」と話してくれました。

話しを聞きながら老いたトイプードルを見ていると、涙が出そうになりました。

横たわっている老犬を優しく撫でて、私たちは、お店を後にしました。

桜の花びらが幾重にも落ちている道をチビと歩きました。

老犬は、今、歩くことも、桜の花を見ることも出来ません。

そんな事を考えていら…

突然、強い風が吹いてきて、桜の花びらが宙に舞いました。

そして、舞い降りる桜の花びらの先に、楽しそうに歩く白いトイプードルと年輩の女性が…。


『何となく、お店の女将さんに似ているけど、少し若いかな?』

女将さんに似た人が話しかけてきました。

「可愛いわね。いくつなの?」

「一歳です。」

「うちのは三歳。」

「あそこの桜がきれいよ。今、写真を撮ったところなのよ。」

「そうですか。私もチビとあの桜の木で写真を撮ってきます。」


数日後、私はカメラ店に写真を受け取りに行きました。

写真を渡される時、店員さんに「ずいぶん前に撮った写真なんですね。」と言われました。

「えっ?」

チビの写った桜の写真。

右下の日付は…

2000年4月14日と記されていました。


それにしても、チビは、偉そうに写っています。


投稿:小野浩慈 | 14:37 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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満開の桜の下で
電車を降りた坊やが、ホームでよろけました。

「危ない!転んじゃうでしょう。」

「靴を右と左、逆に履いてるからよ。」


ほんの五分前、急行列車通過待ちの電車の中で、お母さんの言うことを聞かなかった坊やは、靴を履いたまま座席に上り、トランポリンで遊ぶようにピョンピョン跳ねて、お母さんを困らせていました

「靴を脱ぎなさい。」

「ママ、限界。」

「もう、テンパる。」

「あー、収拾つかない。」

そこには、キレる寸前のお母さんがいました。

やがて、年月は、優しいお母さんを恐いお母さんに変えるのです。

そして、お母さんは…

ついに、

モンスターペアレントに。

「私の息子がどうしてこんな評価なんですか。」

「そう言われましても。」と汗を拭く担当者。

「私の息子を査定したのは誰なんですか。ここに呼んで下さい。」

近い将来、モンスターペアレントは、学校から会社にまで乗り込んで来るようになるのです。

いや、もう、すでに、そうなのかもしれません…。


そして、私は…

愛犬のためならモンスターペアレントになれるのです。

満開の桜の下、人の迷惑、省みず…

人垣をかき分けかき分け絶景ポイントへ。

「ここで撮ろう、ここで。桜がきれいだからね。」

「はーい、こっち向いて。」

『カシャッ。』


投稿:小野浩慈 | 11:59 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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四月一日を前に
今年は、なかなか暖かくなりません。

今年の春は、やはり四月からでしょうか。

四月一日を前に思うこと。

それは…

『はて?』

『私は、サラリーマン何年目になるのだろか?』

初々しい新人の頃もありました。

無理がきく十年目の元気な時期もありました。

でも、二十年目を越える辺りから何年目になるのかが分からなくなってきました。

仕事は、失敗をしては反省の繰り返し。

キャリアだけは積んできたような気がします。

どこかで区切りをつける日があるとしたら…

過去の失敗に救いを求めることができる日があるとしたら…

それは、四月一日、エイプリルフールなのかもしれません。

私の中で、四月一日とは…

自分で勝手に、過去の失敗を無しにしてもらえて、新たな気持ちになれる日だと思っています。


いくつか思いついた『○○とは〜』

(お金持ちなる人とは〜)

大きな実印を持っている人。

これは、友人から聞いた話ですが、個人事業主として成功する人は、おにぎりのように大きい実印を持っているということです。

(馬券で儲ける人とは〜)

閃きがある人。

馬券を検討していると、突然、一頭の馬の名前が浮かんでくることがあります。

その時は自分を疑わず、素直に百円でも買っておいたほうが良いようです。

競馬スタッフの一人が「このレース、ネコパンチがきたりなんかして…。でも、まさかね。」

で、

結果は…

ネコパンチ、一着。

単勝は万馬券。

『だからね…』


(真の友逹とは〜)

一人で悩んでいる時…

「久しぶり、一年ぶりかな。元気かい。ちょっと、気になって。」と電話をくれる友達。

心と心が繋がっているのかもしれません。

新人の皆さん、いよいよスタートですね。

良き友を。


投稿:小野浩慈 | 15:59 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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その時思うこと
駅のホームで黙祷をして一週間が経ちました。

恐怖。

絶望。

喪失。

何故。


東日本大震災から一年余り。

震災に遭われたかたがたの苦しみ、悲しみ、葛藤は続いています。


季節は巡り、今年も、また、あと一ヶ月で桜の花が咲きます。

はかない桜の花ですが、多くの人の心を和ませてくれます。

きっと、一年前の桜の花よりきれいに咲いて。


子犬のチビが家に来てもうすぐ一年。

チビは、今年初めて桜を見ます。

今から桜を背景に写真を撮るのが楽しみです。

好奇心旺盛で人なつっこいチビは、散歩に出ると、けっこう手を焼かせます。

先日、車椅子のご婦人にシッポを振って飛びつこうとした時にはびっくりしました。

「すみません。」

でも、車椅子に座っていたご婦人は「かわいいね、かわいいね。」と言って喜んでいました。

車椅子を押していた年輩の男性も、にこやかに笑っていました。

ご婦人は、にこにこ。

わたしは、はらはら。

チビは、ぴょんぴょん。

別れ際、ご婦人に「ありがとうございました。」と感謝されました。

ゆっくり進む車椅子を私たちは、立ち止まって見送りました。

「チビ、だっこしてもらいたかったの?」

「………」

「さぁ、おうちに帰ろうか。」


投稿:小野浩慈 | 17:08 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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西暦2525年
『西暦2525年』は、1969年にゼーガーとエバンズが歌ってヒットした曲で、未来の人類はどうなっているのかを歌っています。


事故で最愛の妻と一人息子を亡くしたZ氏は、孤独な毎日を過ごしていました。

Z氏40歳のある日、郵便BOXに『耐久年数40年の2体のロボット』が届きました。

その日からZ氏の家には明るい団らんが戻ってきました。

会社から帰ってきたZ氏が家のドアを開けると5歳の息子が両手を挙げて笑顔で出迎え、キッチンでは妻が楽しそうに料理を作っていました。

休日にはショッピングやドライブに出掛け、幸せな毎日を過ごしました。

そして…

10年の月日が流れ、Z氏は50歳に。

しかし、妻と息子の姿は変わることはありませんでした。

少しずつ狂っていった歯車。

いつしか、Z氏の心には、埋めようにも埋められない大きな穴が空いてしまいました。

妻と相談し、Z氏はある決断をしました。


大病院の一室。

Z氏のペンの先には…

契約書が…

サインを始めたZ氏。


『私は、耐久年数30年のロボットになることに同意します。。。』

そして。。。

『私の命を移植することにより、息子が、ロボットから人間になることに同意します。。。』

西暦2525年 ○月□日


投稿:小野浩慈 | 15:22 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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友人の言葉
学生時代の友人のことがテレビで紹介されたというメールをもらい、その番組が再放送される日を調べ、その日を待ちました。

番組が始まる前、もう一度メールを読み返し、浮かんできたのは35年前の友人たちの笑顔でした。

長髪にTシャツにジーンズ。

番組が始まって30分経った頃、元気そうな二人のお子さんと一緒に写っている彼の写真が映りました。


番組は、ある訪問看護師の方が、今でも忘れることができない言葉を紹介していました。

寡黙に病気と闘っている彼を思い、山登りが好きだった彼に「そろそろ山を降りているのだから荷物を下ろしては。」

訪問看護師の方は、少しでも楽な気持ちになって欲しいという思いから、彼にそう話しかけたそうです。

すると、彼は「いや、私は、まだ、山を降りてはいない。登っている。」と答えたそうです。

彼が他界してたくさんの月日が流れました。

今、多くを語らなかった彼の思いを知り、彼の言葉の重みを感じています。

彼の残した「私は、山を降りてはいない。登っている。」は、私にとっても忘れることの出来ない言葉になりました。


「心に残る言葉を、ありがとう。」


投稿:小野浩慈 | 16:20 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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いくつあてはまりますか
最近の電化製品は、いろいろな音を出します。

台所で料理を作っていると…

まず、開けっ放しの冷蔵庫からピピピと警告音が鳴り、次に、魚焼きグリルタイマーが、ピーピーという音をたてます。

電子レンジは、設定時間がくるとチンと音をたて、取り出すのが遅れるとピッピッピッと騒ぎます。

お風呂の給湯器にいたっては「沸きました。」としゃべってきます。

ちょっと前まで、ピッピッとうるさかったのは?

水切れの加湿器でした。

自分のペースで、ゆっくり過ごしたいのですが…。

年齢とともに電化製品が苦手になっていきます。

進んで行くオヤジ現象。

@ 文庫本を買う時、活字の大きさが気になるようになった

A 歩いていると、よく小学生に抜かれる

B ひざが曲がっていると指摘されたことがある

C うたた寝をしていると「ゴッ」という音で目が覚めることがある

D 傘を杖がわりに使ってしまう

E 人と会うと「おう」と言って片手をあげる

F 靴ヒモを結んでいると息切れする

G ツータックのスーツを着ている

H 胸を張ったつもりがお腹を出していた

I デニムのことをジーパンと呼び、履いた時、ベルトの位置が高い

Jチノパンの股下サイズが一番短いものを選んでも、直しが必要になる

K 毎日、黒酢と青汁を飲んでいる

ある日、桜の木に近づき、少し膨らんだ芽を見て『あと二ヶ月すると満開の桜を見ることが出来るんだなぁ。』と思い…。

そのあと…

『この寒さも、あと、ちょっとの辛抱だ。』と思ったことがある。


投稿:小野浩慈 | 10:07 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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予知能力者
契約社員のX氏は、〇〇電機の契約期間を終えようとしていました。

X氏は、平凡な家庭に生まれ、20代に、平凡な家庭に育った女性と平凡な結婚をしました。

X氏は、黙々と仕事をする真面目な性格で、〇〇電機は10社目の勤め先でした。

何故か、これまでX氏が勤めた会社は全て倒産。

〇〇電機の社員たちは、X氏のことを、不幸を絵に描いたような人だと思っていました。

そんなX氏のために、居酒屋でささやかな送別会が行われました。

宴席でも遠慮がちに振る舞うX氏。

どんどん盛り上がっていく〇〇電機の社員たち。

突然、若手社員の一人が「じゃあ、これから、みんなでXさんの家で飲みましょう。」と叫びました。

悪のりした社員たちは、タクシー3台でX氏の家に向かうことに…。

X氏を乗せた先頭のタクシーが止まった所…。

そこは…

都内の一等地で、豪邸が立ち並ぶ高級住宅街でした。

タクシーから降りたX氏は控え目に「皆さん、どうぞ。」と家に案内しました。

X氏の家を見た〇〇電機の社員たちは、唖然とした表情で「すごい家〜」と連呼したのでした。

何故、X氏は、都内一等地に豪邸を…。


翌日、X氏の妻は、X氏に次の勤め先を聞きました。

X氏は、□□製薬と答えました。

X氏の妻は、受話器をとり証券会社に「〇〇電機の株を全て□□製薬に。」と言いました。


半年後、〇〇電機の株は、不正経理が発覚し暴落。

□□製薬の株は、新薬開発に成功し急騰しました。

X氏が勤める会社は、X氏が在籍中は急成長し、辞めると潰れる。

X氏の妻は、その事を、よく知っていたのです。

X氏は、予知能力者?

それとも、妻が?


投稿:小野浩慈 | 13:45 | 個別ページ | アナウンサーのコメント(0) |
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