新・週刊フジテレビ批評

テレビウィークリー

フジテレビ2月番組審議会

DATE : 2018.02.17(土)

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2月14日水曜日、フジテレビ2月の番組審議会が行われた。議題となった番組は、2月4日放送の「ジャンクSPORTS」。
今年1月からレギュラー番組として8年ぶりに復活した「ジャンクSPORTS」。
浜田雅功さんとアスリートたちとのクロストークが見どころのスポーツバラエティ番組。

「スタッフの方々のスポーツに対する愛を強く感じて、一見おちゃらけてはいるが、本質的なところも深く問い掛けていて良いなと思った。」(放送作家・小山薫堂委員)
「浜田さんのツッコミが的確で、それぞれのアスリートの個性を上手く引き出している。アスリート達をいじっても上から目線ではなくて、根底にリスペクトがきちんとあるというところが伝わってくるので少しも不快ではない。むしろ温かくて好感が持てると思う。」(早稲田大学教授・岡室美奈子委員)
「他のトーク番組だと、アスリートがゲストで出ていると、お笑い芸人が寄ってたかってからかおうとする。すると身構えてしまう。何か面白いことを言わないといけないというその葛藤の中で結構大変そうな表情をよく見る。そういう番組ばかり見ていると、一人一人の話をきちんと聞いて良いところを引き出す、この番組は良いと思った。」(作家・林 真理子委員)

好意的な意見が多くを占める一方で、このようなご指摘も…。
「スポーツ選手の内面を扱うものはもう他の局もやっている。10年前と同じことをやっても成功していない、番組として。」(日本科学未来館館長・毛利 衛委員)
「この企画をお笑い番組として作ろうとするのが見えていて、お笑い優先で全体としてはつぶされてしまっているのが残念。スポーツ局も関わっているということだから、火花を散らすディスカッションがあって然るべきではないかと思う。」(弁護士・梓澤和幸委員)

このような意見に対し、番組プロデューサーは「火花を散らすこともあれば、逆にバラエティ制作の方が気を遣って『こんなことアスリートでやって良いのか?』と考え、それに対しスポーツ制作が『それはそこまで言った方が逆に良いよ』というような、逆に教えていただくことが多くて、良い感じで火花を散らしながら会議をしている。出演していただいたアスリートの方が出て良かったなと。見ていただいた視聴者の方々が、『このアスリート面白いな』『このスポーツ面白いな』『ジャンクSPORTを見てファンになった』と。そういう方が増えていただけるように、どう作っていったら良いかということを考えて作っている。」とコメントした。

VTRを見たコメンテーターの古市憲寿氏は、「審議会で肯定的な意見の方に僕も賛成。さすが毛利さんは宇宙レベルの話で、10年前などと言ったら他の番組もそう。別に新企画は必ずしもその番組で新企画である必要はなくて、視聴者が求めるものを作るということが大事だと思う。僕は全くスポーツに興味ないが、それでも『ジャンクSPORTS』というバラエティだったら、もしかしたら見られるかもしれない。誰かファンの選手ができるかもしれない。そうすると、そこからスポーツも見るかなというふうに思った。スポーツって、純粋にスポーツファンを除いては、多分誰かのアスリートのファンだから見る。それで初めてそのスポーツが好きになるというケースも多いと思う。だからそういう意味では、入口として『ジャンクSPORTS』は良い番組なのではないかなと思った。」と述べた。

 

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