新・週刊フジテレビ批評

テレビウィークリー

最新放送技術イベント『NHK技研公開2016』

DATE : 2016.05.28(土)

CATEGORIES : | テレビ ウィークリー | 技術・美術 |



5月26日(木)〜29日(日)の4日間、東京・世田谷のNHK放送技術研究所において、『NHK技研公開2016』が開催された。今年で70回を迎えるこのイベントは、衛星放送やハイビジョンなど様々な放送技術を開発してきたNHK放送技術研究所の最新技術が展示される。
会場に入ってすぐの広いスペースでは、ハイビジョンの16倍の解像度を持つ8Kに関する技術が展示されていた。今年8月にNHKがBSで開始する8Kの試験放送を前に、実際の機器や技術を見ることができる。
今回、日本初公開となったのが『シート型ディスプレイ』。厚さ1ミリの超薄型ディスプレイだが、基盤にガラスを用いているため、曲げるのはかなり難しい。将来的には、丸めて家庭に持ち運んで設置できるようになることを目指しており、フィルム上にディスプレイを作るという要素技術の研究・開発を進めている。
もう一つ注目されているのが立体テレビ。ホログラム技術を使った静止画の映像だが、将来的には動画でも立体映像を実現し、専用眼鏡を使わずに見られるようにするのを目指している。現状では光を当てないとただのガラスの板になってしまうが、動画での実現に向けて基礎的なデバイスの研究が進行中である。
この他、カメラのついたタブレットでテレビ画面を見ると、テレビから生物などのCGイメージが飛び出すように見える技術も展示されていた。さらにスマホやタブレット端末を活用し、テレビ放送をより楽しく便利にするために、『ハイブリッドキャスト』という技術を活用した展示も。この技術はフジテレビがNHKと協力して研究しているもので、FOD(フジテレビオンデマンド)の機能を活用している。
これは放送している番組に関連した電子書籍がある場合、オススメをしてくれるという新技術。逆に電子書籍に関連した番組がある場合、その番組をオススメしてくれる。つまりテレビから電子書籍、そしてまたテレビへと相互にメディアを活用できるのだ。
『NHK技研公開2016』は一般の方にも公開され、会場では様々な最新技術を体感できるようになっていた。こういった研究が実現すれば、近い将来、さらにテレビの可能性が広がっていくに違いない。

 

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