新・週刊フジテレビ批評

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新人アナウンサー研修って、何をするの?

DATE : 2014.07.19(土)

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今年4月にフジテレビに入社した大村晟アナウンサーと永島優美アナウンサー。フジテレビ新人アナウンサーの登竜門と言われる「FNSの日27時間テレビ」での提供読みが来週行われる。2人はそれに向け様々な講師とともに訓練を積んできた。「新人アナウンサー研修って何をするの?」をテーマに6週間の新人研修とBSフジニュースでのデビューまでを取材した。
ボイストレーニングの専門家、鈴木和子氏が担当するのはアナウンサーらしい明瞭な発声ができるようになるための「基礎発声」。声を楽器のように体に共鳴させる方法を学ぶ。中にはラ行をきれいに発声するためにあごを机につけて行う訓練もあった。頭が動かないようにすることで美しい発声になるという。鈴木氏は「体に力を入れず、緊張しないで楽に発声する。共鳴していく体にしていく」と語った。また、現役のアナウンサーによる講義も行われる。西山アナウンサーらが担当したのは「滑舌練習」。練習用のフレーズを読みこむとともにアクセントの間違いなども修正していく。発声や滑舌練習を繰り返し行うことで、何よりも求められる正しい日本語を聞きやすく伝えることを学ぶ。
研修の後半にはアナウンサーの仕事の難しさを学ぶ授業がある。笠井アナウンサーは震災取材での葛藤を伝えた。笠井アナウンサーは東日本大震災では2日後から被災地の惨状を取材し、伝えた。その際のエピソードを披露。「被災者に『ここに埋まっているおじいちゃんを一緒に掘り出してください』と言われ、どうするかすぐに話し合った。何のために来ているのか。被災地の惨状を一刻も早く日本中に世界に映像で伝えるために来ているんだ。だから今、目の前にいるこの人に手を差し伸べることがなかなかできない」と語った。授業後に新人の大村晟アナウンサーは「今まで自分が考えていた被災地がいかに甘いものだったのかを肌で感じた」と語った。
バイキングやネプリーグなど様々なバラエティ番組を担当する伊藤アナウンサーはバラエティの司会の方法を教えた。授業では伊藤アナウンサーが作った台本をもとに模擬クイズ番組を行った。司会者が解答者の意気込みを聞くシーンで「頑張ります」としか答えなかった解答者にそれ以上、話を聞かなかったことに対し、伊藤アナは「司会者はそこが粘りどころ。「得意分野はどんなジャンルですか?」など、もう少ししゃべらせる部分を作ることが必要。「頑張ります」としか言わない人をそのまま放置したら、テレビマンとしてはもの足りない仕事ぶりだ」と指摘した。
研修も終盤には、新人アナウンサーで取材してきたVTRを見て、4人の先輩アナウンサーが批評する授業があった。先輩アナウンサーからは、リポートや相槌の仕方などが指摘された。
6週間に及ぶ研修が終了すると、実践に移る。BSフジニュースを担当する武田アナウンサーについて、本番までの一連の流れを教わる。そしてその翌週、同じBSフジニュースでアナウンサーとして初めての本番を経験、無事に終了した。
スタジオ出演した大村アナウンサー、長嶋アナウンサーはそれぞれ「研修には系列局の新人が集まり、自分が持っていない技術や個性を学ぶことができた。刺激ある6週間になった」「講師の皆さんに技術はもちろん人生の先輩として、人として大切なものを教えてもらった貴重な期間だった」と研修を振り返った。コメンテーターの法政大学稲増龍夫教授は「系列局の人と一緒にやって同期愛が生まれる。これは地方にロケに行ったときに大事。そういったチームワークを大事にしてもらいたい」と語った。
 

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