新・週刊フジテレビ批評

Media NEWS

BPO「スーパーニュースアンカー・インタビュー映像偽装」に関する意見発表

DATE : 2013.08.03(土)

CATEGORIES : | Media NEWS |

8月2日、BPO 放送倫理・番組向上機構は、関西テレビで放送された報道番組の特集について、「放送倫理違反があった」と発表しました。
対象となったのは、去年11月に放送された、関西テレビ「スーパーニュースアンカー」の特集で、情報提供者として放送されたインタビュー映像が、情報提供者本人ではなく、取材スタッフの後ろ姿にモザイクをかけたというものです。
関西テレビが視聴者へ説明や訂正をしたのは、放送の3か月後でした。
これに対し、BPOの放送倫理検証委員会は、社内でのチェックが機能せず問題のインタビュー映像を放送してしまったこと、問題発覚後これを視聴者に伝えない決定をしたことの2点について、放送倫理違反と判断しました。

BPO 放送倫理検証委員会の川端和治委員長は「重視したのは、局側の自主的自律的な是正が行われなかったということですね」「局の方でそういう事実があるということを、気が付いて自らそれを是正するためにどうすればいいかということを自主的に考えて、実践するということが
なされていなかったというのは、重大な問題だと思います。」とコメント。
そのうえで、問題の本質は、テレビを信じてモザイク映像の放送を容認している視聴者の信頼を裏切るような「許されない映像」が放送されたことにあると指摘しました。
関西テレビは
「真摯に重く受け止め、取材や番組制作における放送倫理の確立に改めて努めます」
とコメントしています。

コメンテーターの上智大学 音好宏教授は
「この問題は、インタビュー映像のところにモザイクをかけて、その人物が実は本人ではない、別な人だった。有り体に言えば『インタビュー映像の偽装』が行われたということ。
そのことをOAしてから3カ月後に伝えて、お詫びをするんだけれども、その間に何があったのかを、BPOは今回の報告書でチェックをしていて、これを読むと、最前線の現場スタッフが『これはちょっとまずいんじゃないか』と議論している。それを組織の中で上に上げていったところで、幹部が『これはインタビューをしてくれた人を守るためなんだ』ということで、現場が問題にしていたことを抑えてしまう、ということになる。
幹部がとどめたということが問題なのではないか、ということを言っている。
まさにBPOの指摘通りだと思う」
「もう一つは、BPOはこういう問題を報告するので、どうしても文章が硬くなったり、難しいものが多い。そこはBPOも考えていて、報告書の一番最初は『大阪でこの番組を見ている家族の会話』みたいなところから始まっていたりと、比較的読みやすくなっている。
逆の言い方をすれば、現場の人たちに『ちゃんと読んでよ』というメッセージが込められているのかなと感じた」とコメントしました

<< >>
OPINIONS 番組に関するご意見募集中 twitterでつぶやく
<< 2013年08月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ARCHIVES 過去の記事アーカイブARCHIVES 過去の記事アーカイブ