新・週刊フジテレビ批評

クリティックトーク

女子力が日本を変える!若き女性起業家の挑戦

DATE : 2013.06.22(土)

CATEGORIES : | Critique TALK |

若い女性起業家の株式会社アゲハ代表取締役社長、木下優子さんは、安倍政権が女子力を核にした成長戦略を進めるとしたことを「とても嬉しく思った。女性は仕事より家事をするべきという考えがまだまだ根強い。政府が方針を打ち出して制度が変わっていけば徐々に働く女性に対する見方も変わっていくのではないか」と期待を込めたうえで、「自分も結婚、出産を迎えたらどうなるのだろうと不安」と語った。
木下さんの展開する「ソーシャルガールズマーケティング」については「インターネットやソーシャルメディアが高度に発展した時代のマーケッティングを支援している。消費者は、今まで受け身の存在として捉えられていて、企業の内で閉鎖されて作られた商品や情報を、受け取る存在だったが、インターネットが普及して、一般の個人が自分の意見や体験を簡単に発信出来るようになって、それが驚く程の速さで広がっていく環境ができている。企業とユーザーの関係や、マーケティングの考え方も変えていく必要がある。アゲハはユーザーをパートナーにというスローガンのもと、ソーシャルメディアを使った支援を行なっている」と説明した。例えばどんなものと聞かれ、スマートフォンのアクセサリーとストラップをスタジオで見せ、アクセサリーのパッケージにこの商品はフェイスブックのユーザーの声を活かした商品と表示してあると解説し、「消費者目線と多様性が重要、商品を使う消費者の視点といろんな発想で、企業の中ではたどり着けなかった新しいものが作れる」と語った。
フェイスブックについては「ソーシャルメディアが登場するまではホームページに掲示板を作り、そこに書き込む形だった。しかしわざわざ書き込むユーザーは、偏った意見が多かった。ネットで意見をくれるユーザーと、店で買い物をする人はイコールでないところが問題だった。今、これだけソーシャルメディアが普及すると意見を書き込むハードルも低く、もはやニッチではなくヒット商品を作るチャンスが広がっている」と解説した。
市場に出回った商品の反応については、「意見を言ってくれた人はその商品が出るのを楽しみに待っていてくれる。発売と同時にクチコミの盛り上がりが期待できる」とその狙いを明らかにした。
起業のきっかけについては、大学在学中にビジネスコンテストでグランプリを獲ったことがきっかけであったことを明かし、「実は高校を中退していた。何のために大学に行くのかわからない、社会で迷子になっていた時期もあったが、母校の慶大FSCに出会って変わった。現場の問題を解決するために学問をどう活かしていくかが重要だという考えだった。その延長で研究を実現して欲しいと激励を受け覚悟が固まった」と起業の原点を話した。女性向けの商品に絞った理由について「最初は女性向けに絞ったのではないが、仕事をしていると女性向けの案件が多かった。市場全体として購買に女性の意思決定が大きい。それに対し女性のマーケッターが少ない」と気が付いた事を話し、「女性の目線でアプローチできる未開拓の市場はまだまだある。今後、働く女性が増えて、マーケッターが増えていけば成長戦略につながるのでは」と語った。
一方、テレビ作りについては「ソーシャルメディアマーケッティングでは、どこの誰に発信するかを重視している。テレビも誰にどんなメッセージを送るかが大切」と締めくくった。


■ゲスト
木下 優子(きのしたゆうこ) 株式会社アゲハ 代表取締役
■プロフィール
慶應義塾大学総合政策学部(SFC)での「ユーザー参加型商品開発」の研究の延長で、2008年4月同大学大学院進学と同時に株式会社アゲハ を設立。
在学中に「キャンパスベンチャーグランプリ」ビジネス部門大賞・経済産業大臣賞等をはじめ、10のビジネスアワードを受賞。
現在は、「ソーシャル・ガールズ・マーケティング」を事業コンセプトに、特に女性を対象としたFacebook/ソーシャルメディアマーケ ティング支援や、消費者の声をヒット商品の企画に繋げる"ユーザー参加型"の商品企画支援を行なっている。
消費者・ユーザーを"パートナー"と捉え、その声を企業の商品・サービスやプロモーション活動に活かしていく仕組みづくりを目指し て活動している。
ウーマン・オブ・ザ・イヤー2012、若手リーダー部門受賞

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