新・週刊フジテレビ批評

1 Week TOPIC

”SNSとソーシャルアクト” 新しい情報拡散のカタチ

DATE : 2012.12.15(土)

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いま注目を集め始めている「いいね!JAPANプロジェクト」。
このプロジェクトは社会貢献活動や地域活性化のための活動を集め
フェイスブックを使って情報を発信し広げていくことを
目的に立ち上がったもの。今回はこの取り組みを特集した。

この「いいね!JAPANプロジェクト」で集められた活動はソーシャルアクトと呼ばれこれまでに全国から280を超える数が集まっている
またよりサイトを認知させるため「いいね!JAPANプロジェクト」では
その中からいくつ化を映像化しホームページにアップしている。
例えば東日本大震災の被害で、瓦礫が未だに海中に残されているなか、
地元の漁師さんと協力し、ガレキ撤去作業を続ける
「三陸ボランティアダイバーズ」。このページに寄せられたコメントには
「感動する 人間て絶対に支え合える生き物だと思います」
「凄い 私ダイビングするからしてみたいかも」といった意見が集まっている
また奨学金の代わりに農家はお米を提供し、学生側は、農作業のお手伝いや地域イベントに参加することで還元する「奨学米プロジェクト」にも
「人とのつながりの大切さを学べるとてもいいプロジェクトですね」
「良いですね これこそ奨学ですね」などのコメントが寄せられ多くの方の
注目を集めているのだ。この映像を作った加藤友之ディレクターは
「ソーシャルの世界がこんな熱い情熱に溢れた人たちに支えられているとは
 全然知らなかった。ソーシャルをエモーショナルに伝えると心がけて
 撮影し仕上げた」と語った。
こうした丁寧な取材の映像が多くの方の心を動かし、情報を拡散させる一因となったのだ。これまでにフェイスブックページは21万いいね!を獲得。
そこから情報が拡散し1700万回以上閲覧されている。
このプロジェクトのチーフプロデューサー馬郡健氏は
「日本全国にはたくさんの素敵なプロジェクトがあるが中々知られることが
 なくて埋もれてしまっている。ソーシャルメディア上で情報発信することで
 共感を得て良い循環を作っていくことができるのではないか」と語った。
そして今週水曜日開催された「いいね!JAPANソーシャルアワード2012」
これはこれまでに集まったプロジェクトの中からユーザー投票により
もっとも応援したいプロジェクトを選ぶというもの。
大賞に選ばれたのは東日本大震災後宮城県女川町で活動する
被災地の放課後学校「コラボスクール」。
この取り組みは学習塾の講師、地域の方々、全国から集まったボランティア、
様々な人がコラボレーションし被災地の子どもたちに放課後の学習環境を
支援しようとする試み。
震災から1年と9カ月が過ぎた現在も、小学校・中学校合わせて
200人近い生徒が利用している。
この取り組みにはフェイスブック上で300以上のコメントが寄せらている。
「じーんと来ました。教育学専攻してる人、みてね!」
「シェアします。社会教育のまちづくりにもいいヒントがあると思う。」
コラボスクール校長・今村氏は
「かなりたくさんの方々がコメントを寄せて下さっていて、たくさんの方に
 知っていただく機会が増えてみんなが参加できるメディアを使っての
 取り組みなのですごく素敵なカタチで取り上げてもらった」と語った。
主な財源を寄付に頼るこうした団体にとってフェイスブックから情報を
拡散してくれる「いいね!JAPANプロジェクト」は、大きな力になっているのだ。
「はじめてのFacebook入門」の著者でSNSに詳しい落合正和氏は
フェイスブックを使ったこの取り組みにに対し
「今回フェイスブックの実名性の文化が凄く反映されていまして
 本当に共感してもらえる人が集まるという意味ではベストなツールとして
 使えているのではないかと思う。」と言い、実名を使っての投稿だからこそ
信頼性の高いコメントが集まりより多くの方に拡散していくのだと分析した。
ソーシャルで人がつながることで大きなムーブメントが生まれはじめているのだ。スタジオコメンテーター上智大学教授の音好弘氏は
「SNSの情報拡散の可能性を示している。多様な情報の流れを作り私たちの社会の多様性を顕在化させることにつながっている。被災地支援にもつながっていて大変興味をもった。」と語った。

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