新・週刊フジテレビ批評

1 Week TOPIC

東日本大震災 テレビのあり方

DATE : 2011.03.19(土)

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「東日本大震災」をテレビは特別番組編成で災害報道を続けている。
防災システム研究所の山村武彦さんは「地震の揺れによる震害・津波・原発それだけ複合的な災害が同時に発生。地域によって同じように一つにくくるというのは難しい"複合的な災害"」と分析する山村氏。

食料・水・生活用品の買占め問題はテレビが消費者心理に拍車をかけたと山村氏は言う。「何日にはこれは解消しますよという具体的な事例など具体的な背景・見通しをマスコミが提示することが安心とか買い走りを防ぐ大きなきっかけを作ることができるが、ちょっと不足していた。」

さらに、福島第一原発問題では、原発から30km圏内の屋内退避指示が出ている地域には生活物資が届かないという、深刻な風評被害の現状を山村氏は"メディアの責任"を指摘。「事実関係を説明するもう片方では、映像でかなりすごい損傷を受けた映像が出てくると、実際は大変なことになっているのではないかと誤解を生む」「東電などの記者会見では末端の人が知りたい最悪何が起こるのかということを誰も話さない。「最悪はない」というような隠ぺいムードがあるから信頼感が非常に失われていて危険なものを隠そうとしているんじゃないのという疑いの目で見てしまいがち。そのへんの改善をなぜマスコミは要求しないのかなと。」さらに、そのまま伝えるメディアにも責任があるというとメディアで発表している以上のものはほとんどの人はもっていないからここにおけるメディアの責任は非常に重いと思う。だから 科学的な根拠のある切り口でシチュエーション別にシュミレーションできて提示できたら良い。と語った。

コメンテーターのジャーナリスト江川紹子さんは「見ている方はとにかく分からない。原発などでは単位の問題があり、知識がないと分からない。「被ばく」なんていう言葉でると大変なことが起きていると、反応して不安がつのる。それに対してメディアがどう答えていくのか。テレビの特徴としてどうしても激しいところによって行く。あるいは、短い時間で伝えるために、時間をかけてゆっくり説明していくというのがあまり得意ではない。それが不安を呼ぶ部分もある。そ難しさが今回は出たと思う。」と語った。
メディアジャーナリストの津田大介氏は「記者会見はネットで中継されていて、最初から最後までみることができる。それを見ると、メディアの記者が糾弾するような詰問調で質問していて、困惑させ、コミュニケーションがうまくいっていない。そこが浮き彫りになった。」と分析した。

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