2015年12月15日

メルクスタジアム

 ついに、ダルムシュタットのメルク・スタジアムへ行ってきました。

 1921年に建てられ、収容観客数は17000人。メインスタンド以外はすべて屋根無しの立ち見席(席というのでしょうか?)です。
「苔と錆の総合芸術作品」と書いた新聞もありました。古き良き時代を思い起こさせるため、「ロマンを感じたい人には最適」という噂は本当でした。

 私もすっかり一目惚れ。一昔前のザンクトパウリを思い出すコンテナの中のファンショップで、珍しくグッズまで買ってしまいました。
ユリの花(ドイツ語で「リーリエン」。チームの愛称でもある)がロゴとして入っていて、なかなかかわいいんです。

 びっくりなことに、ダルムシュタットはなんと、2010−2011年シーズンにはまだ4部にいました。
それから3部で3年をすごし、2014−2015年の1シーズンだけ2部にいて、今季は1部ブンデスリーガに上がってきました。
現在の順位は12位で、なかなかの出来です。

 ピッチに立っているのは、ヤン・ローゼンタール(元ブレーメン)、コンスタンティン・ラウシュ(元ハノーファー)、マルセル・ヘラー(元フランクフルト)、ペーター・ニーメイヤー(元ヘルタBSC)など、どこかで見たことのある懐かしい面々……3年間でチームを1部に導いたディルク・シュースター監督は、とても良い監督なのでしょうね。

 面白いことに、ダルムシュタットには他のクラブのように、ビデオアナリストや心理療法士などはいないのですが、2人のスカウトがいて、それはシュースター監督とアシスタントコーチのお父さん(いずれも75歳)なのだそうです。

 会長のルディガー・フリッチュさんも、「うちの施設を見て『いつ修復するんですか?』なんて聞くような奴には契約はやらない!」と言ったりして、なかなか面白い。

 頑張って残留して、来季も1部に残ってくれたらいいな〜と応援したくなりました。

2015年12月08日

データで見るリーガ
 
 バルサの圧倒が目立つ今季のリーガ。一方で、クラシコで大敗したように、レアルマドリーにはいまひとつ元気がない。3分の1が終わったリーガを、データからみてみると、そんな2強の勢いの差が浮き彫りになっていて興味深い。

 まず際立つのは決定力の差だ。意外ではあるが、バルセロナ、レアル、アトレティコの3チームでもっとも枠内シュートを放っているのはレアル。バルサ攻撃陣の爆発の印象が強いが、レアルは208本の枠内シュートを放っている。バルサは177、アトレティコは138にすぎない。
 しかし差が出ているのが、シュートの決定率だ。
 バルサは枠内シュートの内53%を決めており、レアルは49%。レアルと比較すると、バルサは完全に相手を崩し切った形での得点が多いことも、この数字に表れている。

 さてパス本数は、予想どおりバルサの圧勝だ。バルサのパス総数は7860本で、これはレアルの7206本と比べると650本以上多い。パス成功率ではほぼ同等だが、クラシコを見てもわかるように特に中盤の充実度には大きな差がみられる。ボールポゼッションをみても、バルサの64%に対し、レアルは57%。ルイス・エンリケにかわり、サッカーがカウンター型になったとの声もあるが、数字が示すのは、それでもバルサはポゼッション&パスサッカー志向だという事実である。

 順位表だけではない。データからみても、バルサの前半戦の優位性は明らかなのである。

2015年12月08日

ありがとうグラッドバッハ
 5日、ついにやって来ました。バイエルンが負ける日が。

 翌日のビルト紙の1面は「ありがとうグラッドバッハ」。このまま永遠に、どのチームもバイエルンに勝てないまま1シーズンが終わってしまいそうな雰囲気だったので、バイエルンのファン以外はみんな喜んでいるはずです。
ビルト紙は「ハゲ頭監督の対決は、シューベルトが明らかに制した」なんて書いています。
 
 それにしてもこのアンドレ・シューベルト監督。ルシアン・ファーブレが作り上げたチームを引き継いでから、10試合も負けていないのですけど……
この監督の手腕がすごいのか、ただ単に今季の
頭は一時的にうまくいかなかっただけなのか、まだちょっとわかりません。
 
 ドルトムントも香川選手の劇的なロスタイム弾でウォルフスブルクに勝ったので、バイエルンとの勝ち点差は急に5ポイントでしかなくなりました。
香川選手は「彼らとの差を縮めるっていうかは、考える余裕はない」と言っていました。
とはいえ、「バイエルンを負かすことも可能なんだ」というサインが出たとなると、他のクラブも色めくのではないでしょうか。
グラッドバッハのシャカ選手は「バイエルンの選手たちだって、飲むのは水だ」と言っています。
ミュンヘンの地元紙の「狩りのシーズンが始まった」という見出しを見て、「うまい!」と思いました。
 

2015年12月01日

マインツ・武藤嘉紀
 28日のフランクフルト戦で、武藤選手が今季7得点目を決めました。

  試合後のミックスゾーン。「ここまで14試合で7ゴールというペースについては、考えていたよりもハイペース?」という質問に対して武藤選手は、
「いや、決定機の数を考えれば決して多くない数字だと思いますし、これに満足せず、もっと、もっと点を獲りつづけないといけないなと思います」
とは言いながらも、すごく嬉しそうでした。いやいや、ハイペースだと思うのですけどね。なにしろブンデスリーガに来てから、まだ半年も経っていないのですから。
 
 マルティン・シュミット監督も「1試合に0,5得点しているからね、これが続いたら、1シーズンを通して何点になるかは誰でも計算できるだろ?」と喜んでいました。
最初のころは、「まるでシンジのようによく働いた」というのが最高の褒め言葉だったのが、今ではれっきとしたストライカーとして認められ、岡崎選手と比べられることもあまりなくなった気がします。
 
 移籍当時はサイドの選手として考えられていたはずなのですけど、このチームでワントップというのは合っていると思います。
さて、あと何点とれるのでしょうね。
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