2015年05月24日

残留争い
 残留争いが最後までもつれ込み、5月23日のブンデスリーガ最終節は、他のスタジアムにいてもそっちが気になってしかたない人が多かったようです。私もそれに漏れず。時間帯によって救われるチームが変わるので、途中経過を見ながらハラハラどきどきでした。
 
 結局、日本人選手が所属するクラブのすべてが残留を決めることができましたが、特に嬉しかったのは清武選手が自らのゴールでハノーファーを残留に導いたことです。なにしろ清武選手は1年前に、ニュルンベルクと降格して、目を真っ赤にしていましたから、2年連続で降格してほしくありませんでした。
 
 降格圏とは関わらなかったマインツの岡崎選手は、日本人選手が誰も降格しなかったことについて、「それはやっぱりすごいっすね。清武落ちるんじゃないかなと思ってたんですけど。毎回落ちているから」と笑っていましたが、そんな冗談が言えるのも、ハノーファーが落ちなかったからこそ。ほんと、良かったです。清武選手はこれで勢いがついて、来季はもっと期待できるのではないでしょうか。
 
 それにしてもしぶといのはHSVです。昨季も入れ替え戦でフュルトを相手に残留を決めましたが、今年はカールスルーエが相手に決まりました。カースルスーエと言えば、中心選手になっているのが山田大記選手です。カールスルーエと昇格して、来季はブンデスリーガで見ることができれば嬉しいのですが……決着はあと1週間でつきます。
 

2015年05月24日

背番号8
 “シャヴィのお別れ会”と化したカンプノウでのバルサ最終戦。試合後のセレモニーで存在感を放ったのがイニエスタだった。

 紙吹雪が舞うピッチの上でマイクを手に取った彼は、スペイン語ではなくカタルーニャ語でスピーチ。これがスタジアムの心を掴んだ。イニエスタはシャヴィやプジョル、バルデス、ピケらと違い、カタルーニャ出身ではない。普通であればスペイン語でスピーチするが、彼はあえてカタルーニャ語で感謝の言葉を述べた。自分たちの言葉、カタルーニャ語に異常な誇りを持っている地元ファンや地元メディアはこれに大拍手。

 翌日は「プジョル、チャビなき今後のバルサを引っ張るのはイニエスタ」との報道が目立った。マシア出身のスペイン人という意味で、今後イニエスタがクラブの象徴となるのは明らかで、来季の新ユニフォーム発表の公式写真でも、メッシやネイマールを押しのけ、イニエスタが最前列に立っている。今季は縦に速いサッカーの中であまり目立たなかったが、来季へむけて期待する声は多い。
 

2015年05月18日

優勝のツケ
 5月17日、プレミアディビジョンでバルセロナの優勝が決まったというニュースを見て思うのは……バイエルンは優勝を決めるのが早すぎたのではないか、ということです。
 
 ブンデスリーガ、ドイツ杯、チャンピオンスリーグの3つのタイトルを穫ることを目標に掲げていたバイエルン。4月26日にリーグ優勝が決まって以来、ドイツ杯準決勝でドルトムントを相手に敗退、CLでも準決勝でバルセロナを相手に敗退してしまいました。しかもリーグ戦では、それ以来、レバクーゼンに0−2、アウグスブルクに0−1、フライブルクに1−2と、負け続けています。
 
 怪我人が多いという理由もありますが、ドイツ杯やCLで勝ち残るための緊張感とリズムをキープするためには、普段のリーグ戦での、地味な戦いの一つ一つが大切なのでしょう。
 
 だからといって、16日フライブルクに負けたバイエルンを、残留競争をしている他のクラブが「競争をゆがめるものだ」と批判するのはどうかと思います。残留争いに加わることになった理由は、とっくの前に、自分たちが作っているのですから。
 
 残留をかけて今週末の最終節に臨むのは6チーム。そのうち4チームが直接対決します。
 最後までハラハラ、ドキドキになりそうです。
 

2015年05月18日

アトレティコマドリード
 ホームでバルサの優勝を見たアトレティコ。しかし、試合後のスタジアムには、バルサの優勝を祝うムードも。その理由が、昨季アトレティコが優勝を決めた時に、バルサがそれを讃えたことにあった。クラブは試合前から「もしバルサが優勝すれば祝いたい」と公式に声明を発表。試合終了後には、スタジアムも拍手でバルサを讃える友好ムードだった。指揮官のシメオネは試合後に「拍手で王者を祝いたい」とコメントしている。

 王者の座を明け渡すことになったアトレティコだが、シメオネは50年間でふたつのタイトルしかとっていないことを強調し、「我々の目標は3位を争うこと。セヴィージャとヴァレンシアとの争い」と、現実的には2強と毎年争うことは不可能だと語っている。今後はTV放映権の分配変更により2強の独走体制が変わるかどうかに注目が集まる。
 

2015年05月12日

ケルン 長澤和輝
 5月11日発売のキッカー誌で、1.FCケルンの長澤選手が今節のベストイレブンに選ばれました。
 日本代表の中心選手たちばかりがどうしても注目されてしまう中、昨季は2部ブンデスリーがを経験。今季は初めて1部ブンデスリーガでのプレーに挑戦しています。シーズン序盤に怪我をしてしまったために、なかなかそのプレーを見ることはできませんでした。
 
 でも、最近は数試合で先発。10日のシャルケ戦では大迫選手と共に先発出場して、前半35分、左からシュートを打ち、それはGKにはねられてしまったものの、ゴール前につめていたリッセ選手が決めて1−0の先制点になりました。印象的だったのは、その後、まるでゴールを決めたのが長澤選手だったかのように、チームメイトたちがみんな駆けつけて祝ってもらっていたシーンでした。
 
 試合後に長澤選手は、「すごい喜んだら……僕がとったわけじゃないですけど、みんな来てくれたんでそれも嬉しかったです」と満面の笑顔。昇格チームのため、シーズン初めのころ掲げていた目標は15位だったとか。「とりあえずその最初の目標が達成できたことが一番嬉しいですね」と語る長澤選手の、素直に喜びを見せるところや真摯な対応は好印象で、こちらも素直に応援したくなりました。

2015年05月10日

モイーズ
 プレミア復帰も囁かれていたレアル・ソシエダの監督デイビッド・モイーズが来季も続投する。ニューカッスルやウエスト・ハム監督就任の噂もあったが、彼自身はサンセバスティアンでの生活に満足している様子で、今週英ガーディアン紙のインタビューに対し「どこへも行かない。ここで来季をスタートさせたい」と続投を明言した。

ソシエダはイジャラメンディ、グリーズマン、ブラーボと毎年のように主力選手を放出していることもあり、戦力的には満足できる状態にはないものの、今季も中位をキープ。来季は再びCL出場の4位を目指すために、スカウトを増やして新戦力の獲得に取り組むそうだ。今季は途中就任直後の試合中、ピッチ上でチームにいない選手の名を叫び選手を驚かせるなど、とまどいもみせたが来季はそれもないはず。2年目のモイーズの下、ソシエダは再び欧州の舞台にたどり着けるか。
 

2015年05月03日

ピチチ
今季もリーガではメッシとC.ロナウドの争いが繰り広げられている。

前節も共に得点を決め、現在はメッシの40点に対しC.ロナウドは42点。どちらがピチチ(得点王)の座につくのか、そして今年はどちらがバロンドールを穫るのか、国内の注目は優勝争いだけではない。このバトルはチャンピオンズリーグでも同じだ。両者とも同大会で通算75点を決めており、バルサとマドリーは今季も準決勝に残っている。同大会の得点記録を見てみると、3位はラウールの71点、4位はファンニステルローイの56点、5位はアンリの50点といずれもすでに引退した選手ばかり。今後もゴールを決め続けるであろうふたりは、欧州の舞台でも記録を伸ばし続けている。
 
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