せーの!グッディ!

昨年秋ごろから瀧容疑者を見張っていた?厚労省麻薬取締部・通称“マトリ”の動きについて専門家が徹底解説!

昨年秋ごろから瀧容疑者を見張っていた?厚労省麻薬取締部・通称“マトリ”の動きについて専門家が徹底解説!

2019年03月15日 (金)

<3-LINE SUMMARY>
・ピエール瀧こと瀧正則容疑者を逮捕した麻薬取締部とは?
・警察とは別組織の、厚生労働省に所属する通称“マトリ”
・“マトリ”だけに許されている権限とは?専門家が徹底解説!


ピエール瀧こと瀧正則容疑者(51)が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されてから3日。



きょう(15日)も、瀧容疑者の所属するテクノユニット「電気グルーヴ」の“紅白内定”の取り消しや、瀧容疑者の似顔絵入りマンホール蓋の撤去など報道がされており、多彩な活躍をしていただけに、各方面への影響が広がり続けている。

瀧容疑者がいつからコカインに手を染め始めたのか明らかになっていないが、厚生労働省の麻薬取締部・通称“マトリ”は、去年秋ごろから瀧容疑者の内偵捜査に乗り出したという。

「直撃LIVEグッディ!」では、スタジオに元厚生労働省麻薬取締官の高濱良次さんをお招きし、薬物捜査のプロ集団の捜査手法について徹底解説していただいた。



木下康太郎フィールドキャスター:
まず“マトリ”について基本的な特徴を説明します。



・“マトリ”とは、厚労省麻薬取締部とそこに所属する麻薬取締官のこと
・全体の75%が薬剤師の資格を持っている
・司法警察職員として逮捕する権限を持っている
・拳銃の携帯も可
・おとり捜査として売人から薬物を買うことができる、麻薬取締部のみに許された権利もある
・おとり捜査のために、髪形や服装は自由

木下:
驚きなのが、この“マトリ”は全国におよそ300人しかいない、少数精鋭集団なんです。たくさんの権利を持っていますが、人数は少ないんですね。

高濱良次氏(元厚生労働省麻薬取締官):
“マトリ”は、アメリカにあるDEAという麻薬取締局をモデルにして、米軍が戦後、日本につくった組織なんです。もともとは国家警察だったんですが、薬の認可をする関係上、厚生省に置かれました。我々は独自の捜査をするので、昔は警察と仲が悪く、現場で被疑者の取り合いなどケンカに発展することもありました。今は薬物犯罪が収束を見ないということで、時には一緒に本部を作って合同捜査をします。

安藤優子:
かつてはライバル同士だったのが、今は手を組んで、薬物撲滅に向けて動いているんですね。

高濱氏:
こういう組織(麻薬取締部)は権限を持っているし、警察は機動力と人数がありますので、それを合体させると強力な力になります。

高濱さんによると、“マトリ”の捜査は大きく3つに分かれているそうだ。



@情報の入手
⇒家族など近しい人物だけでなく、元密売人や元麻薬常習者などが情報提供者となることも

A内偵捜査
⇒証拠捜しのためゴミを確認するほか、最近では交友関係や行動が把握しやすいことからSNSを活用することも

B強制捜査
⇒インターホンを押さず、出待ちすることで証拠隠滅を防止する


安藤:
元密売人や元麻薬常習者など情報提供者を“S”と呼ぶそうですね。

高濱氏:
そうです。私も現役時代は“S”と言われる者を持っていました。その人間を使いながら絶えず情報を見出して、Aという人から情報を得るには1カ月空く、Bという人から情報を得るには2カ月空く、その他の人がその間を埋めてくれる…そのように情報収集をして、彼らの情報に基づいて捜査に着手します。

安藤:
SNSを活用というのは、今どこにいるということを確認するんでしょうか?

高濱氏:
本人の行動パターンや何をどう発信しているか見ています。薬物の件で発信しているかもしれないしチェックはしますが、基本は行動確認、張り込み・尾行が主ですね。



安藤:
張り込みや尾行はなるべく姿を見せないようにするんですよね?

高濱氏:
昔、新幹線に乗った時(麻薬取締官の)横にキレイな女性が座っていたんです。被疑者がその隣の女性を見て覚えていたようで、尾行をしている時に「あれ?さっきキレイな女を連れてたやつじゃないか」とバレてしまったケースもありました。捜査は慎重にやらないと、犯罪が摘発できなくなってしまう恐れもあります。

木下:
瀧容疑者の場合は芸能人ということで、捜査はより一層難しくなるそうです。高濱さんによると「芸能人の場合、協力者がなかなか見つからず糸口を探すのが難しい。有名な芸能人の場合は賠償金が何億円にも及ぶ場合があるので、慎重に捜査を行う」ということです。

高濱氏:
うまく逮捕が出来ればいいんですけど逮捕できなかった場合、人によっては「私の名誉が傷つけられた」「これで仕事がなくなったらどうするんだ」ということもあるので、確実に逮捕することを念頭に置いて捜査を進めなければなりません。

安藤:
芸能人を捜査・逮捕するというのは“マトリ”にとっても大きなことなんでしょうか?

高濱氏:
そうですね。1つは啓蒙啓発の最大の効果を与えます。「あの人が逮捕された、こういうことをしたらいけないんだ」ということが一つの啓蒙になります。

安藤:
一人を逮捕するだけでも非常に大きな抑止効果が認められるということですね。


【関連ニュース】
SNSで語っていた“酒と女”新井浩文容疑者(40)に罪悪感はあったのだろうか?
「もう力及ばず」三田佳子さんが次男4度目逮捕で出したコメントに議論広がる…親の責任とは?


カテゴリー: 安藤えっ!
  • Twitter
  • Facebook
このページのトップへ
TOP
PAGE TOP