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“みまひなペア”グランドファイナル初優勝 “大魔王”と呼ばれる伊藤美誠選手(18)のスゴ技を徹底解説

“みまひなペア”グランドファイナル初優勝 “大魔王”と呼ばれる伊藤美誠選手(18)のスゴ技を徹底解説

2018年12月17日 (月)

きのう(16日)、中国で行われた卓球ワールドツアー・グランドファイナル。男子シングルスでは、張本智和選手(15)が格上の中国人選手に勝利し史上最年少優勝を達成しました。
その偉業の20分後、“みまひな”ペアこと伊藤美誠選手(18)と早田ひな選手(18)の同級生コンビが、こちらも中国の強豪ペアに圧勝しグランプリファイナル初優勝!

きょうの「直撃LIVEグッディ!」は、急成長中の世界ランク7位伊藤美誠選手に注目しました。



安藤優子「日本人選手のこのところの活躍ぶりって、すごいものがありますね」

立本信吾フィールドキャスター「中国では特に伊藤美誠選手が恐れられていて、11月にワールドツアーのスウェーデンオープンがありましたが、この時に中国の選手に4連勝し見事優勝しました。リオ五輪金メダリストの丁寧選手もこのとき破ったんですね。この衝撃から中国のメディアは美誠選手をこのような呼び名で報道したんです」




〈中国が恐れる伊藤美誠選手〉
・今年11月 ワールドツアースウェーデンオープン 中国選手相手に4連勝
⇒中国・環球時報「警戒!日本女子卓球界に“大魔王”現る」
⇒中国・Sinaスポーツ総合「ピンチの時に笑ったりして表情が読めない 不気味だ」


・今年7月 ワールドツアープラチナ韓国オープン 中国選手相手に連勝
⇒中国・騰訊体育「世界女子卓球界の“大量破壊兵器”」

立本「“警戒!日本女子卓球界に“大魔王”現る”と。他にも“大量破壊兵器”など、こういった表現をしているんです」

安藤「“大魔王”っていうのは中国ではどういうニュアンスなんですか?」

鄭慧萍氏(卓球プロコーチ)「“すっごく強い”という言葉ですが、要はスタイルが斬新なんです。美誠選手は、今までの卓球スタイルには当てはまらないんですよね」


中国に“大魔王”とまで呼ばれ恐れられる伊藤美誠選手。その強さの秘密は、世界で彼女にしかできな2つの技にありました。



立本「1つは、変幻自在の返球です。ラケットにその秘密はあります。今回の大会でベスト16に残った選手は伊藤選手以外は全員、両面つるつるの回転をかけやすいラバーを使用しているんですね。でも、伊藤選手は、フォアの表の方は回転をかけやすいツルツルのものですが、バックの裏の方は回転をかけにくい凹凸があるものを使っているんです」



立本「この凹凸があることによって無回転のショットが打てるんです。鄭先生、これにはどういう利点があるんですか?」

鄭氏「ボールが普通よりちょっと下に沈んでいくような感じですね。ちょっとストレート気味で、ぶれて沈んでいきます。ボールがバウンドしてから、あまり上がらず下の方に行きます」

立本「サッカーの本田選手のフリーキックの時の球を“ブレ球”って言いますけど、回転がないのでぶれて落ちていく、そういった球がこの凸凹で打てるということなんです」


この無回転ショットは、美誠選手以外にも打つことのできる選手はいるそうなんですが、では、美誠選手の何がすごいのかというと…、

立本「伊藤選手は、この凹凸の面を使っても回転もかけることが可能なんだそうです。無回転でも打てるし、回転をかけることもできるんです! つまり、対戦相手は回転がかかっているボールが来るのか、無回転が来るのかが分からず判断しにくいんです」

安藤「鄭さん、凹凸の面で回転をかけることはできるんですか?」

鄭氏「かけられますけど、非常に難しいです。かけたとしても、そんなに強い前進回転とか横回転とかはかからないんです。ただ美誠選手はそれがうまく強い回転をかけられるんですよね。相手から見ると沈んでくるボールなのか前進回転のボールなのか横回転でかかってくるのか本当に判断しにくいんです」




立本「そして武器はもう一つあります。それが、“みまパンチ”ということなんですが、“みまパンチ”を説明しますと、普通の選手はスマッシュを打つときにボールが高い位置に来た時に打つんですが、美誠選手はボールが上がりきる前にドンとたたく、そして腰をひねらない。腰をひねらず直線的に張り手のような感じで打つのでコースがわからないんだそうです」



<日大卓球部による“みまパンチ”の実演>
通常の選手⇒振りかぶって腰を回して打つ
伊藤美誠選手⇒打つタイミングを早めて、腰を回さずコンパクトに打つ

鄭氏「今回の大会や、特にスウェーデンオープンでは、3人の中国人トップ選手を立て続けに破っていますので、まさにこれは実力ですね。中国選手にとっては何とか研究して対策していかないと難しいと思います」

安藤「ここにきて分かったか、本物だぞって。ね? 斎藤さんだぞだもんね」

斉藤「そうですね。斎藤さんだぞ。安藤さん、ありがとうございます。“斎藤パンチ”」






東京オリンピックを2年後に控え、いよいよ選考レースも本番を迎えます。伊藤美誠選手を含め若手の選手の活躍に期待したいですね。


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カテゴリー: 安藤おしえて
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