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“泥で視界ゼロに…ケーブダイビングは危険”タイ洞窟13人救出の方法は?”専門家が解説

“泥で視界ゼロに…ケーブダイビングは危険”タイ洞窟13人救出の方法は?”専門家が解説

2018年07月04日 (水)

おととい(2日)夜、タイ北部・チェンライのタムルアン洞窟で行方不明になっていた、地元サッカーチームに所属する少年12人とコーチ1人が、9日ぶりに無事発見されました。



しかし、13人の安全が確保されたわけではなく、洞窟から助け出す方法については模索が続いています。
現在は医療チームが洞窟内で付き添い、健康状態のチェックや診察をしており、食事などもダイバーが届けているといいます。

洞窟内の安全が確保され次第、少年らの救出活動が開始されるとみられていますが、依然として洞窟内の水位は高いまま…、さらに、きょうも現地の天気予報は雨…。

「直撃LIVEグッディ!」のスタジオでは、ゲストに日本洞窟学会の森住貢一さんにお越しいただき、考えられる救助方法について解説していただきました。

立本信吾フィールドキャスター「今回、少年たちが見つかった洞窟はこちらです」



<タムルアン洞窟>
・全長は約10km
・13人は入口から約5kmほど中に入った、小高い場所に避難していた
・避難場所までには、狭い部分や天井まで水が通路をふさいでる地点がある
・泥水の中を通らなければならない地点も…

立本「13人は無事に発見されましたが、現地メディアでは救助に高い壁があると報じられています」



<救助用の穴を掘る>
・洞窟の上から縦に穴を掘り救助する方法
・困難なポイントは…岩盤が硬い、上部が森林のため重機の使用が困難、洞窟が崩壊する危険性も
⇒すべてクリアしたとしても、救助完了までには数カ月かかってしまう
・さらに、地上から洞窟までの深さが不明…

森住氏「洞窟の入り口から5km先の地点を、地上から見て“ここだ”とどう当てるのか? 洞窟はとても狭く細いですから、山の上からピンポイントに当てるのはかなり難しいですね」


立本「そのほか、検討されている救助方法がこちらです」




<ダイバーが補助をする>
・子供たちに空気ボンベの使用法を教え、自分で泳いでもらう
・または、専用の担架で運搬する

安藤優子「洞窟内には泥水があるということなんですが、泥水そして狭い中を潜水していくのは、どれくらい難しいことなんでしょうか」

森住氏「洞窟内のダイビングのことをケーブダイビングといいます。泥水というのは前が見えません。ダイビング中は浮力を0にしているので、上がどちらかわからないし、前も見えない状況になります」

八嶋智人「ダイビング中は、“中性浮力”どこにも力がかからない状態で漂うことが一番重要なんですよね」

森住氏「そうです。ケーブダイビングをする人は、もし上がわからなくなったら、一度止まって、自分の息を吐き出します。それで、上がこっちなんだなって判断します」


ケーブダイビングは、通常のダイビングより危険度が高く、プロでも難しいものだといいます。森住氏は、子供たちが自力で泳ぐより、担架を使って運んだほうが安全だと言います。その理由は?

森住氏「子供に訓練させて泥水の中を泳がせるとなると、ガイドロープを張ります。ロープを外さないように言って前に行かせるんですが、パニックになるとロープを放してしまう場合も考えられます。ロープから外れたらもう二度とロープをつかめませんので、危険だと思います。担架で運ぶ場合は、前後に人がついて、引っ張っていくようになるので、そういった危険は少なくなると思います」

安藤「でも、少年たちにとって一番安全なのは歩いて出てくることですもんね」

カンニング竹山「そうですね。できればいいですけど…。洞窟の奥に行くのはダメなんですかね?」

森住氏「奥に、外に出るルートがあるとわかればいいんですけど…」

三田友梨佳アナウンサー「救助の長期化と言っても、このまま、男の子たちがいるところまで水かさが上がってしまう危険性ももちろんありますよね」

森住氏「そうですね。ただ、この先がどうなっているのか分からないんですよね。洞窟っていうのは、奥に行くほど標高が上がっていきますので。もともと地下河川、川みたいなものですから。」

軍地彩弓(編集者)「空気は大丈夫なんですか?」

森住氏「空気も大丈夫ですよ」




森住氏「(洞窟内は)横からも下からも水がどんどん湧き出ているんですよね」

立本「そうですね。洞窟の構造がまだ確認できていない中で、今どれくらい水があるのか、この後、水がどれくらい入ってくるのかというところも、今は見えない状況です」



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カテゴリー: 安藤えっ!
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