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飛行機のエンジントラブル! なぜ女性は機外に吸い出されてしまったのか?

飛行機のエンジントラブル! なぜ女性は機外に吸い出されてしまったのか?

2018年04月20日 (金)

今月17日、米・ニューヨーク発テキサス州ダラス行きのサウスウエスト航空の旅客機(ボーイング737型)が、飛行中にエンジントラブルを起こし、機体の一部や窓が破損、ペンシルベニア州フィラデルフィア国際空港に緊急着陸する事故が起きました。
乗客乗員149人のうち、乗客の女性1人が死亡、7人が軽傷を負いました。



事故の状況としては、上空で左エンジンが破損し部品が飛び散り、それが旅客機の窓に当たり粉々に割れたそうです。
乗客の証言によると、女性は破損した窓から外に吸い出されそうになりました。複数の乗客が体を押さえて機内に戻しましたが、女性はすでに意識がなく、頭部と首、胴体への打撲などで亡くなりました。

なぜ、女性の体は機外へ吸い出されたのでしょうか? 元パイロットで航空科学に詳しい千葉科学大学の山田光男教授によると…



山田教授「機内の気圧は0.8気圧です。一番機内の気圧が上がった時でも大体2000mの山の上くらいの気圧です。もし窓等が割れて急減圧が起こると、そこから1t近い力で外に出ようとします。人間は頭
が入れば体も抜けられるという風に言われていますので、航空機の窓は頭が入りますので体が吸い出されることは難しいことではありません」


このような事故は日本でも起こりうるのでしょうか?スタジオでは航空評論家の小林宏之さんに解説していただきました。



広瀬修一フィールドキャスター「アメリカの国家運輸安全委員会が調査を行ったところ、エンジン部分にはファンブレードという羽のようなものが24枚あるんですが、このうちの1枚が着陸後調査をするとなくなっていたそうです。これが事故の原因かどうかはわかっていませんが、ファンブレードを取り付けている部分に金属疲労の痕跡が見つかったということです。2日前に目視での点検も行っていたそうですが、エンジントラブルが起こってしまいました」



安藤優子「今回、エンジンが爆発したと言われていますが?」

小林氏「(24枚のファンブレードは)高速で回転していますので、1つでもブレードが外れるとエンジンの中をかき混ぜて、爆発のような感じに見られました。実際にエンジンが爆発したわけではないと思います」


スタジオでは、実際にボーイング機に取り付けられているエンジンのファンブレードを用意しました。

広瀬「今回事故があったのはボーイング737という機体。こちらはボーイング767という少し大きめの機体のものなので、サイズも少し大きいです」



三田「かなり重いですね。片手では決して持てない重さです」

広瀬「重さは5kgほどですが、横長で平べったいので、それ以上の重さは感じると思います。これが高速で回転していますから、何かにぶつかった場合は非常に破壊力が大きくなることがわかると思います」


さらに、スタジオでは事故が起きた機体と同タイプの窓を使って解説しました。

広瀬「今回の事故では、この窓枠から女性の上半身が出てしまいました。縦に40cm横に30cmの窓枠で、そこまで大きくないですね。頭は通ると思いますが、肩幅は一見難しそうに見えます」



広瀬「ただ、窓枠のななめは50cm弱あります。私の肩幅が44cmでしたので、体がななめだった場合は窓枠を通ってしまうことは考えられますね」

安藤「山田教授のお話だと、頭が通れば体も通るっておっしゃってましたね。しかも、ものすごい力が加わっているんですもんね…」


今回アメリカで起こったエンジントラブル。日本でも同じような事故が起きる可能性はあるのでしょうか? 日本ではどのような機体の点検が行われているのか調べました。



〈日本航空株式会社(JAL)〉
・毎日飛行前に目視点検、エンジンの性能データを常時監視

〈全日本空輸(ANA)〉
・日々の目視点検
・エンジンの内部点検も定期的に行っている

広瀬「小林さんによると、日本は国土交通省と各航空会社が綿密な調査・点検をしている。同じエンジンであっても安全は担保できるとのことです」

小林氏「2016年にサウスウエスト航空で同じようなトラブルがありました。それを受けて、国交省も指示を出して、日本の航空会社は当該のブレードについて点検、必要なものについては交換しています。安全は担保されているのでゴールデンウィークも、みなさん、安心して日本の飛行機に乗っていただけると思います」

安藤「サウスウエスト航空は前にも同じ事故を起こしていて、今回も同じことが起きたということについては、重大な話ですよね」

小林氏「正式な事故調査は1年くらいかかると思いますが、それによってアメリカの当局がどうするのかということはあると思いますが。日本の場合はここまでするのかというくらいきちんと点検・整備していますから」



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カテゴリー: 安藤えっ!
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