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50分間スズメバチに刺され続けた87歳の女性が死亡 消防隊が救出できなかったワケとは?

50分間スズメバチに刺され続けた87歳の女性が死亡 消防隊が救出できなかったワケとは?

2017年10月11日 (水)

9月11日、愛媛県大洲市で一人暮らしをする菊地チヱ子さん(87)が50分間にわたりスズメバチに襲われ、全身150カ所を刺されたことが原因で亡くなりました。



この痛ましい事故が起きた時間は午後4時前。菊地さんが福祉施設の職員に付き添われ自宅に帰る途中のことでした。足が不自由で車いすを利用していた菊地さんは、自宅から約50mの場所で送迎の車から降り、付き添いの男性職員に車いすを押してもらっていました。すると・・・



突然、頭に激痛が走り男性職員は頭上に100匹以上のスズメバチがいることに気づいたそうです。手で払いながら必死に菊地さんと共に1mほど移動しましたが、スズメバチの大群は2人を襲い続け…、男性職員は菊地さんを残してその場を離れ福祉施設に助けを求めました。

連絡を受けた福祉施設は119番通報。13分後、3人の職員が現場に到着し、その2分後には救急車が到着。しかしすぐに菊地さんを救出することはできませんでした。
実は通報時に“通報した福祉施設側”と“通報を受けた消防側”である認識の違いが生じてしまっていたのです。


酒主「スズメバチの巣があった家は空き家で、職員によると事前にハチの巣があったことはわからなかったということなんです。119番通報の記録によると…」



・福祉施設職員から消防への通報記録
「なんかまだハチが襲ってきて、刺されている状況で。どのくらい刺されたか本人の状況も分からないっていうんで」

・駆け付けた消防隊員
「ちゃんと確認すべきだったが、現在進行形で刺されているという認識がなかった」

酒主「進行形だとの認識のなかった消防隊員と救急救命士は駆け付けた時、感染防止衣と作業服という軽装だったそうです。刺され続けているという認識があったら化学防護服という特殊な装備で行ったというのですが…」

安藤「でも通報する時って通報する側も気が動転していますよね〜」


カンニング竹山「これはまれなパターンですよね。実際にハチの巣の下で刺され続けるなんてことあまりないじゃないですか。ですから消防だけが悪いということではないと思います」

安藤「たしかに通報するときに“現在も刺されているんだ”と言ったものの、“何百匹も襲ってます”というのも伝聞じゃないですか」

酒主「(被害状況の)熱量が伝わらなかったというのも原因かもしれません」




現場の状況を正確に把握できていなかったことで、救出に時間を要してしまった今回の事故。しかし遺族が無念の思いを募らせる要因はもう一つあったのです。

酒主「“菊池さんを送迎していたルート”なんですが…、」



酒主「当初のルート(青い線)は近くの駐車場に車を停めて菊地さんの自宅まで送るルートでした。しかし今年の4月ごろからもう一人近所の方が送迎されるようになりその方の家の前に車を停めて、現場となった空き家の前を通るルートに変わっていたんです。このルート変更は菊地さんのご家族には知らされていませんでいた」

生稲「この変更はしっかりと家族に説明すべきだと思いますね。ハチだけじゃなく他の事故だって起こる可能性はあるわけですから」

安藤「私が納得できないのは4月から通っていて、そこにハチの巣があることに気が付かなかったというのはねえ…」




軍地彩弓(編集者)「この前に見かけていたり、危ないじゃないかという認識はあったと思うんですよね。私も近所で(ハチの巣を)見かけますけど気づきますよね」

酒主「専門家の方に伺いますと、ここ数日気温が上がっていますが、この気温の上昇もスズメバチが活発化する要因となるんだそうです」




・日本全土に分布しているキイロスズメバチ
・体長2〜3cm毒針は3mmと小さいがかなり攻撃的な性格

安藤「何匹か群がっているところは近くに巣があると考えて近づかないに越したことはないということですよね」


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