せーの!グッディ!

“なぜ、殺人罪は適用されない?”高速のあおり運転で死亡事故を誘発した容疑者が逮捕

“なぜ、殺人罪は適用されない?”高速のあおり運転で死亡事故を誘発した容疑者が逮捕

2017年10月10日 (火)
今年6月5日、神奈川県の東名高速下り線、大井松田インターチェンジ付近で起きた事故。



家族4人が乗車する白いワゴン車が後ろから走ってきた大型トラックに追突され、ワゴン車に乗っていた萩山嘉久さん(45)と妻の友香さん(39)の夫婦が亡くなりました。同乗していた15歳の長女と11歳の次女は軽傷を負いました。

この事故から4カ月たった今日、事態は大きく動きました。
事故を誘発したとして福岡県中間市在住の石橋和歩容疑者(25)が過失運転致死傷の疑いで逮捕されたのです。



報じられている事故の状況は、萩山さんのワゴン車と別の乗用車1台が高速道路の追い越し車線上に停車しており、そこにトラックが追突したという不自然なものでした。
亡くなった萩山さんと石橋容疑者の間にいったい何があったのでしょうか?



広瀬「遺族の証言によると事故直前、パーキングエリア内で迷惑駐車をしていた車を嘉久さんが注意。萩山さん一家のワゴン車がパーキングエリアを出ると、石橋容疑者の乗用車が猛スピードで追いかけてきたそうです。そして、萩山さんの車の前に入り込み減速、追い越し車線上で無理やり停止させ、 “さっきのはケンカを売ってるのか?高速道路に投げてやろうか!”と萩山さんを脅したそうです。その直後、後ろから走ってきたトラックが萩山さんのワゴン車に追突。ワゴン車の窓ガラスは原型をとどめないほど破損しました」

この東名高速道路で起きた事故、遺族の証言通り石橋容疑者が高速道路上で進路をふさいだことが事実だとしたら、どんな罪に問われる可能性があるのでしょうか?


グッディ!スタジオでは火曜レギュラーの北村晴夫弁護士に解説していただきました。

北村弁護士「この場合は、過失運転致死傷罪で7年以下の懲役もしくは禁錮。または100万円以下の罰金になる可能性があります」

広瀬「非常に危険な状況ですよね。2人の娘さんからすると、両親が目の前で殺されたことになりますよね。なぜ、殺人罪が適用されないのでしょう?」

北村弁護士「客観的に見て誰が死んでもおかしくない状況だった。そこは間違いないですよね。ただ殺人の故意があったかどうかというと非常に難しい。なぜなら、その場所にいた全員に死の危険があったわけですから。容疑者は逆恨みで嫌がらせをしていたのが事実でも、それは殺意とは結びつきません。危険な状況において自分だけが逃げるなどの行動をとっていれば殺意の認定ができるかもしれないですが、この状況では無理だと思います」

サバンナ高橋「でも殺意より悪意ある行為のような気がしますけどね」

安藤「停止をせざるを得ない状況に追い込んでいったわけですよね」

北村弁護士「ものすごく危険な行為ですよ。それは間違いないです。ただ人を殺すことより危険ではないんです」




安藤「でも結果としてこういう状況においたらば、どういう危険があるかということすらわからないような容疑者っていうことですか?」

北村弁護士「であるように見えます。自分も危険にさらしているので判断力が著しく低いようにみえる」

克実「これからの調べにもよるでしょうけど、(娘さんの証言にあった)“高速道路に投げ出してやろうか?”というような脅迫がプラスされたらまた変わってくるんですか?」

北村弁護士「それがあっても実際の行為と結びついていないので。実際に投げ出したわけではないので、脅迫行為ではあるけど、殺害行為とイコールではないんですね」

安藤「一部の情報ではパーキングエリアで注意をしたことで逆恨みをしたっていう話もあります。理不尽じゃないですか?」

北村弁護士「理不尽すぎる行為ですよ。こういうことがよく行われるのであれば立法的な解決も必要です」

サバンナ高橋「珍しい事件だからって理由だけで遺族が泣き寝入りするのかって思うと悔しいですね」

安藤「取材によると、容疑者は年に2回も事故をおこしていたっていう話もあるわけで。それだけ危険な運転をする人物がなぜ今もって免許を所持できていたのか? と疑問を感じるところ。私たちでは結論は出ないけれど、非常に理不尽な事件です」



【関連ニュース】
「万引き容疑者は 絶対に許さない!」 被害額100万円以上の書店が執念の逮捕劇!
あなたのトングの使い方は安全? O157に二次汚染の疑いが
  • Twitter
  • Facebook
このページのトップへ
TOP
PAGE TOP