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発射の方角にはアメリカ本土!? 北朝鮮ミサイル実験に隠されたメッセージとは?

発射の方角にはアメリカ本土!? 北朝鮮ミサイル実験に隠されたメッセージとは?

2017年05月01日 (月)

「お客様の安全確保のため、現在日比谷線全線で発車待ちをかけさせていただいております」

ゴールデンウィーク初日のおととい29日午前6時ごろ、北朝鮮のミサイル発射の影響で、初めて日本の交通網がストップ。東京メトロ全線で運転を見合わせるという事態が起き、およそ1万3000人の足に影響を及ぼしました。

今年に入りミサイル実験を繰り返す北朝鮮ですが、今回のミサイル発射実験はこれまでのものと少し様子が違うようなんです。



立本「まずは発射した場所。今回、ミサイルが発射されたのは平壌の北にある北倉(プクチャン)付近。そこから弾道ミサイル1発を“北東方向”に発射しました。ミサイルは高度71kmまで数分かけて上昇し、その後空中で爆発、約50km離れた北朝鮮内陸部に落下したとみられています」

最近、実験失敗と思われるミサイル発射が続く北朝鮮。
しかしフジテレビ風間晋編集委員は、今回のミサイル発射にはこれまでとは違う“ある意味合い”が含まれているのではと指摘しています。



風間編集員「まず北朝鮮は米空母カール・ビンソンのいる方向にはミサイルを撃ちません。もしカール・ビンソンがいる方向へ撃ってしまったら、アメリカ側がどういう対応をしてくるか、計算が立たない事態になってしまいますので。また、もしアメリカ本土へ向けて長距離弾道ミサイルを打つと仮定した場合、方角は今回と同じ北東方向に撃つことになります。今回の場合、発射してから数分間は飛んでいますので、アメリカ側は“北東方向に打ってきている”ということは当然感知し、飛行ルートや速度などをいつも以上に分析していたと思います」

安藤「でも、もし自国にミサイルが落ちたらそこに住んでいる人がいるかもしれないですよね。そんな状態で意図的に失敗させますかね?」

風間編集委員「私は今回のミサイルは落下地点まで計算に入れた意図的な発射だと思っています」

三田「でもこれだけ“失敗”という報道の仕方をしていると、アメリカのサイバー攻撃の影響もあるのかなって思うんですが」

風間編集委員「もちろんその可能性も考えないといけないですが、ミサイルの発射自体に複数の意図、あるいはメッセージが含まれていると思わないといけないですよね」



今回、ミサイルが発射された北東方向の延長線上にアメリカ本土が位置していることから、一概に発射失敗とも言い切れないと考える風間編集委員。

米メディアなどは今回発射されたのは4月15日の軍事パレードで初めて公開された新型ミサイル準中距離弾道ミサイル「KN−17」と推測。これは着弾直前に軌道修正できる“対艦ミサイル”とも称されるもの。“対艦ミサイル”というと、米空母カール・ビンソンを狙うのか? と思いがちですが、北朝鮮にはそれができない理由があると軍事アナリストの黒井文太郎さんが解説してくれました。



黒井氏「北朝鮮は、米空母カール・ビンソンを狙うのは不可能です。なぜなら北朝鮮には数百q先にあるものを狙う“レーダー”も“偵察機”もないため、動いている空母への攻撃は不可能なんです」

ただし、米軍基地などを目標にした場合その精度は上がるので、日米の脅威となることは違いないとのこと。
こうした北朝鮮の行動に安藤さんは…。

安藤「北朝鮮の行動を見ていると“寸止め”というんですか。わざと逆鱗に触れないところで撃って、“どうやって相手は出てくるのか?”と様子を伺っている様子がありますよね」

風間編集委員「今後もタイミングを見計らってやってくるだろうと思いますね。結果は失敗でも、アメリカや日本、韓国に“そこに含まれているメッセージは何なんだろう”と考えさせられる。そこがこのゲームなんです」


アメリカの逆鱗に触れないギリギリのところで挑発を繰り返す金正恩氏。そんな金正恩氏について、今回のミサイル発射後に、米CBS放送の報道番組内でトランプ大統領の口から意外な言葉が飛び出しました。



トランプ大統領「金委員長はとても若い時に権力継承に成功した。とても頭がきれるやつだ」

金正恩委員長を“頭が切れるやつ”(a pretty smart cookie)と表現したトランプ大統領。その言葉の裏に隠された意味とは何なのでしょうか?

風間編集委員「私は意外と本音が出ているんじゃないかと思うんですよね。その一つの例として、ミサイルを発射したけれども失敗したことを受けたトランプ大統領のツイッターのコメントがあるんですね」



風間編集委員「発射したということをトランプ大統領も非常に強く意識しているんです。それは北朝鮮側のメッセージがきちんと伝わっているということ。もう一つは中国の習近平国家主席の要求に北朝鮮が敬意を払わなかったとありますが、習近平さんを働かせようとしていたのはトランプさんなんですよ。つまり“俺の思惑も打ち砕かれた”ということなんです。そこは金正恩さんが手ごわい相手だということをとても意識しているのがわかるツイートだと思います」

安藤「ただ“頭が切れるやつ”といった時の“cookie”というのは、ちょっと見下した“頭の切れる小僧”みたいな感じなんですよ。ですからちょっと皮肉も入ってるのかなと思いますよね。そこのニュアンスは本心なのかもしれないけど、ちょっと見下してるのかな」





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カテゴリー: 安藤うーん
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