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今村前復興相“失言からの電撃辞任劇”その裏側で起きていたこととは?

今村前復興相“失言からの電撃辞任劇”その裏側で起きていたこととは?

2017年04月26日 (水)

またしても“失言”…そして辞任へ…。
きのう25日、東京・千代田区にあるホテルニューオータニで開かれた自民党二階派のパーティーのなかで講演を行った今村雅弘前復興相。
先日、会見の場で記者からの質問に対し声を荒らげたことで注目を浴びた今村議員ですが、きのうの講演で東日本大震災の被災地に対するまさかの問題発言が飛び出し、厳しい世論にさらされることとなりました。
その問題発言とは…。

今村議員「死者1万5893人、行方不明2585人、計1万8478人。この方がですね、一瞬にしてですね、命を失われたわけであります。(中略)これがまだ東北であっちの方だったからよかったんですけど、これがもっと首都圏に近かったりすると莫大な甚大な被害があったと思っております」



“あっちの方(東北)だったからよかったんですけど”
午後5時30分ごろに講演が始まってわずか1分後、震災が東北でよかったという耳を疑うような発言をした今村議員。その後、15分間に渡り復興相として講演を行った今村議員は、出席者から拍手を受け会場を後にしました。しかし午後6時40分ごろ、同じパーティーにゲストとして壇上に上がった安倍首相は今村議員の発言についてこう発言しました。



安倍首相「先ほど安倍内閣の今村復興大臣の講演の中で、東北の方々を傷つけるきわめて不適切な発言がございましたので、総理大臣としてまずもってお詫びをさせていただきます」

当事者に代わり総理大臣が謝罪するという異例の事態を受け、午後7時20分ごろ報道陣の前に姿を現し謝罪をした今村議員。この時は「大臣を辞任する考えはない」と発言をしましたが、その発言からわずか1時間半後の午後8時50分、復興大臣を辞任する意向を示しました。



この間、いったいどのようなことが今村議員の周囲で起こっていたのでしょうか?
スタジオでは時事通信社特別解説委員の田ア史郎氏にその辞任劇の裏側について紐解いていただきました。



大村「問題視されている今村議員の失言は講演の1分後に飛び出したんですが、問題はこの段階で(本人が)“しまった”と思ったかどうかなんです。注目の人物が登壇するということで会場には多くのマスコミが来ていました。そして講演後、マスコミは“大臣、あの発言はなんですか?”と詰め寄ったんですが、最初のうちは(本人は)ピンときてなかったようなんです。その後少し開き直ったような態度があった後、後ろから秘書官のような人がノートのようなものをもってきて大臣に見せます」



大村「二つ折りのメモを渡します。そして秘書官のような人は慌てて電話もしています。ここで今村議員の態度が変わり、“改めてしっかりとお詫びを申し上げます”と発言したんです」

安藤「言われてから“しょうがないから撤回しますよ”という雰囲気があって、やっぱり前回のこと(会見で声を荒らげたこと)も全然反省していなかったということなんですかね」

大島新氏(ドキュメンタリー映像作家)「何にも考えずに言っている感じですよね。政治家はもっと言葉に繊細さを持ってもらわなければいけないと思うし、そこがあまりにもひどいなと思います」


会見当初は自らの暴言に気づいてなかった今村議員の態度を急変させた“1枚のメモ”。そこにはいったい何が書かれていたのでしょうか。



田ア氏「“罪”という文字はVTR上、読み取れるので“謝罪してくれ”というメモだったんだと思います」

安藤「これは誰が出したんですか?」


田ア氏「安倍総理や菅官房長官ではないと思います。これは午後6時過ぎの発言なんですが、安倍総理も菅官房長官も午後6時10分まで他の会議に出席していたので、この発言を知ったのはその後だと思うんです。おそらく会場にいた二階派の誰かが気づいて謝罪させた方がいいという判断をしたんだと思います」

安藤「それは当然、ボスである二階幹事長?」

田ア氏「いや、二階さんは気づいてないんでしょう。安倍総理がお詫びしていますが、その前に二階幹事長が挨拶されているんですよ。その時はこの問題について何も発言されていないんです。本来なら二階さんがお詫びをするべきなんですが、(問題は)二階さんのこの感度の鈍さにもあると思うんですね」


さらに田アさんは安倍首相のある言動から、“今村議員の辞任”を予想していたというのです。

田ア氏「通常、安倍総理は守るときは“今後職務に励んでもらいたい”という言葉を付けるんですよ。ただ今回はその言葉がなかったので、僕はこの時に“クビを切るんじゃないかな”と思いました」



壇上で今村議員の代わりに謝罪した段階で、安倍首相には今村議員の“大臣更迭”がプランニングされていたという田アさん。では、今村議員に辞意を促した人物は安倍首相ということなのでしょうか?



田ア氏「僕の取材では菅官房長官が午後8時から9時の間に、今村さんに電話で“もう、これは無理だね”という話をして、その段階では今村さんも“そうでしょうね”とすぐ応じた。菅さんは当然、総理と相談したうえで決断を下しています。また、菅さんは二階幹事長にも当然連絡をしている。ですから二階さんの方からすでに今村さんに連絡がいっていた可能性もあるわけですね」

安藤「途中でパーティーを出ていったというのも誰かの指示なんですか?」

田ア氏「その動きは始まっていたんでしょうね。安倍総理の発言を聞いていたら“これはキツイな”というのは感じたんでしょう。会場にいた人は安倍総理の発言のあとはシラーっと凍ったようになったと言われていますからね」



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カテゴリー: 安藤うーん
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