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豊洲移転問題の新事実は語られる? 会見からわかる浜渦氏の本当の姿

豊洲移転問題の新事実は語られる? 会見からわかる浜渦氏の本当の姿

2017年04月10日 (月)

きょう10日午後2時、東京都の築地市場の豊洲移転をめぐる問題について東京都・浜渦武生元副知事が都庁で記者会見を開きました。
先月19日の証人喚問では「2001年7月に基本合意をしてからは、豊洲開発に関して一切関与していない」と主張していた浜渦氏ですが、今月4日の百条委員会で元知事本局長の前川燿男練馬区長は「浜渦氏は一貫して実態上の最高決定権者だった」と発言。複数の都議から“偽証の可能性がある”と指摘されました。そのことに対し反論すべく設定されたきょうの浜渦氏の会見…、果たして新たな真実は語られるのでしょうか?



会見開始3分前の午後1時57分、会場に姿を見せた浜渦氏。“百条委員会での偽証疑惑”についてどう、反論をするのでしょうか? ?新たな証言は出てくるのでしょうか?
会見の冒頭、浜渦氏は会見を開いた理由について語りだしました…。

浜渦氏「会見の趣旨を説明します。私の家には朝晩たくさんの記者が取材に来ます。自宅近くは通学路で小学生が多くいます。後ろ隣には保育園もあります。メディアの方が(取材のため)電柱に隠れたり、駐車場にいたりしていて、(みなさんが)不安がって近所から抗議がきました。なので、あえて今日は皆さんに集まってもらって、私が豊洲移転に関わった点について話しますので、その後に皆さんから疑問のところを聞いてください」



続けて浜渦氏は、「石原都知事の特別秘書となり豊洲新市場の予定地を視察したこと」、「当時、都の幹部に“なぜ豊洲なのか”と問うと“決まっているので豊洲で進めてほしい”と言われたこと」など当時の状況を説明していきました。そして、例の“水面下交渉”については…。

浜渦氏「皆さんが私について百条委員会で疑念だったのは、“ダメだった話がどうして(私が交渉を担当した)1年間で良くなったのか”だと思います。水面下でどんないやらしい約束をしたのか、こういうところを疑念に持っているのではと思いますので、そこのところを話します。今日は私の“言い訳の会”ではありません」

きょうの会見を“決して言い訳の会ではない”と強調した浜渦氏。その後、記者からは豊洲移転に関する様々な質問が投げかけられていきました。

Q.交渉について何もやってないとおっしゃっていますが、報告を受ける、あるいは交渉に向けての部下たちへの指示をしていたのか?
浜渦氏「聞かれたことは職員さんにね、自分の経験上のことは丁寧に言いました。だから指示を受けたかというのは受ける側の話ですよ。その文書が本物かという話は別として、受けたどうかその話があって、その後私の意識はないか、私が指示をしたのかどうかも含めてね、精査してほしいと思うんですよね。(中略)指示はしてません。関与していたら石原さんに怒られるって言ったでしょ。もうその日には任は解かれてるから。ただ聞かれるのは答える。自分の経験はこうだったと、丁寧にやりなさいよと、僕がこういうことを言ってたよとこういうことは言ってたが、こまごま私に相談書を持ってきたかもしれないが、指示はない。指示されたというのはもう一回どういうことを指示したの、中身覚えてないですからね」

そして最大の疑問点、“百条委員会での証言の食い違い”について記者との質疑応答が始まりました。“基本合意以降、関与していない”という浜渦氏と“趣旨一貫、浜渦さんが責任を持っていた”という前川氏。この矛盾点について浜渦氏の返答は…。



Q.基本合意以降、交渉に関わっていないと言うが、前川さんはあると言っている。偽証ではないという物証は?
浜渦氏「それは難しい質問。僕には“今朝、朝ご飯を食べていないことをどうやって証明するか”というように聞こえてしまう質問。これはおかしい、と根拠を持ってやったほうがいい。やるのは議会でしょ?私が“違うよ”というのはもっと詰まった時の話。むしろあなた方がやってよ!あなたがやってくれない、そういうこと!」

肝心の答えは“あなた(記者)がはっきりさせればいい”と発言。記者の質問に対して新たな証言どころか何も答えなかった浜渦氏。この他にも、記者の追及に対して“浜渦節”とも言える切り返しで記者の質問を煙に巻いていきます。



Q.前川さんの「決定権者は浜渦さんだった」という証言について思うことは?
浜渦氏「私ね前川さんが言ったことにどうのこうの言うつもりはありません。それを言うなら百条委員会で言わせていただきたい。“重要なことだから浜渦に知らせないと大変なことになるというので、部課長が手紙に出したらしい”というが、重要なことだったらずっと私が主管してるから本人がもって来るべきだと。(中略)百条委員会が呼んでくれたらそのことを言います。それもだいたい後付けですね。浜渦を偽証にしろという…そんなことで百条委員会が終わっていいのか? どうか皆さん考えてほしいんです」

Q.百条での食い違いについて、再喚問を求めたり申し入れる考えは?
浜渦氏「私、百条委員会は2回目なんです。前も同じことがあって1回目やって、後から違う人がバンバンバンっと、あいつがあいつがとなって反論の機会がないので内容証明付で議長にも送ったが何もなりませんでした。再喚問があればお話に行きます。私が話したから再々喚問あるかもしれないけどね」

Q.都民に事実関係はどうやって明らかにしていくんですか?
浜渦氏「皆さんですよ!(中略)これから先、百条委員会が、百条委員会というのもまたお叱り受けますが、都議選を意識してる人にはみんな周知の事実でありますんで、どこまで出てるか分かりませんがこれから先、そういう疑問を解決するのはまさに今日集まっている皆さんのお仕事でしょ。ですからよくお調べいただいて、何も議会とか関係なしに都民の税金も使ってますし、そんなに疑問があるんだったら、聞くだけが記者の仕事じゃないと思います。失礼ですが調べてください。それでぜひすべてお話をして調べていただきたいというような、私個人的にはそうしてほしいと思っております」

“百条委員会に呼んでくれたら話す”、“事実を調べるのは記者の仕事だ!”
結局、浜渦氏の口から豊洲移転に関する新しい情報を聞けることはなく、約1時間の会見を終え、浜渦氏は会見場を後にしました。
スタジオには、都庁に16年間勤務されていた中央大学教授・佐々木信夫さんと政治アナリストの伊藤惇夫さん、政策アナリストの横江公美さんにお越しいただき、浜渦氏の会見についてお話を伺いました。



佐々木氏「最後に浜渦さんは本当のことをおっしゃったと思うんですよ。“青島さんからお任せ都政になった”と。官僚組織をしっかり動かすというルールを知らない人がトップになって、そこから崩れていった感じがしますね」

伊藤氏「会見をみていて“なるほど”と思ったのは、こういう人の下で部下がどうやって仕えるかというと“わかってるんだろうな”と言われたら全部その通りに動くんですよ。例えば報告をしても本人は“うんうん”と聞いているだけなんですよ。そして最後に“わかってるんだろうな”と言っておしまいなんですよ。これは部下からしたら指示なんですよ。そういったやり方をしてきた人なのかなっというのがわかりましたね」

武井壮(新パネラー)「それは追及していくと“細かい指示はしてないんだ”と言えるということですか?」

伊藤氏「そういうことですね」

横江氏「なんとなく思うのが、昭和の人ですよね。浜渦流っていうのは、偉いおじさんが“これやっとけ”と言って物事が決まっていくという社会だったと思うんですよ。書類も残していない、隠していくという。ここで永遠とこの議論をやるよりも、“このような役所経営の在り方ではダメなんだ”というのを教訓にして“早く築地・豊洲をどうするのか”という方向にいってもらいたいですよね」

安藤「私は質問とかはちょっと置いといて、記者を指す時に“そこのメガネ”とか“顔の大きい”とか失礼極まりないと思うんですよ。そこが一番、嫌な気分になりましたね。きょう、内容は新しい情報というのは出てこなかったんですが、どういう風に職員と相対していたかというのが、会見を目の当たりにしてよくわかったなという気がします」





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カテゴリー: 克実うーん
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