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羽生結弦選手が3年ぶりの世界王者に! 世紀の大逆転劇の秘密とは!?

羽生結弦選手が3年ぶりの世界王者に! 世紀の大逆転劇の秘密とは!?

2017年04月03日 (月)

「伝説の4分半、見たか世界!これが羽生の力です!」

おととい1日、フィンランド・ヘルシンキで行われたフィギュアスケート世界選手権・男子フリーに出場した羽生結弦選手(22)が自身のフリー歴代世界最高を更新する223.20点をマーク。5位と出遅れたショートプログラムとの合計得点を321.59点に伸ばし、圧巻の逆転優勝。3年ぶりに世界王者の座へ返り咲きました。



ショートプログラムを終えた時点で首位のスペイン・フェルナンデス選手(25)との差は10.66点。
“5位からの逆転は困難か?”と誰もが思っている中、羽生選手の演技は始まりました。

解説「4回転ループ」
実況「きれいに決まりました。見事なジャンプで入りました」

解説「4回転サルコウ」
実況「決めたー!!」




久石譲の音楽に合わせ、きれいな4回転ループから演技を開始。続く4回転サルコウも、軽々と着氷し、ミスのない素晴らしい滑りで会場の観客を魅了していく羽生選手…。後半に入れた2回の4回転ジャンプ、特にショートでミスした4回転サルコウ−3回転トゥループの連続ジャンプも見事成功し、今シーズン初めて、プログラムに入れた4つの4回転ジャンプを全て成功させ、演技は終了。
観客は演技が終わる前から自然とスタンディングオベーション。羽生選手は高々と片手をあげて人差し指で天を指しました。



実況「世界選手権の歴史に残る、すさまじい瞬間を我々は目撃しました」

そして運命の瞬間が訪れます。

実況「きました、223.20。 もちろん、世界最高得点! 限界を超えた先に…また1つ羽生が立ちます。トータル321.59。泣いていないという羽生ですがその表情、充実感に満ち溢れています。ものすごい得点が出ました」



フリー歴代最高得点をたたき出し、大逆転の優勝。
きょうのグッディ! では現地で取材を行い、歴史的瞬間に立ち会った三田アナウンサーの進行のもと、フィギュアスケート解説者で日本スケート連盟理事の佐野稔さんに“羽生選手 逆転劇の秘密”を解説していただきました。



三田「私も会場で見ていましたが、最後のジャンプが終わってから歓声と拍手で会場内が本当に揺れる感じだったんですよ」

安藤「本当にすごいことをやる人ですね」

佐野氏「本当ですよね。ショートの後はアレアレ? っと思ったんです。ここで優勝しなきゃいけないのにって思いましたが、1日だけでしたね、不安は!」

佐野氏「今の時代は4回転のコンビネーションはあたりまえですが、(羽生選手は)4回転サルコウ−3回転トゥループですから。1回のジャンプで7回転するなんて昔では考えられなかったですよ」

三田「羽生選手にとってもここが大きな得点源になっているんですが、ほかの4回転−3回転の選手より羽生選手の方が得点が高いのはなんでだと思いますか?」

克実「完成度じゃないんですか?」

三田「完成度もそうなんですが、跳んだ時間がポイントなんです」




注目すべきは演技開始から各選手が4回転コンビネーションジャンプを行うまでの時間。フィギュアスケートでは演技後半のジャンプは基礎点が1.1倍になるので、後半に組み込んだほうが高得点のチャンスなんですが、それは誰もが出来るプログラムではありません。体力と失敗するリスクを考えると前半に行う選手が多い中、羽生選手が行ったのは演技後半の“演技開始後2分34秒”。

その理由をフィギュアスケーターの小塚崇彦さんに伺ってみると…。



小塚氏「フィギュアスケートのジャンプは体重の約5倍の負荷がかかります。しかも4分半の演技は1.6qを全力で走りきるほどの肺活量が必要なんです。その中で演技後半に4回転コンビネーションは本当に大変なんです」

さらに、小塚さんはある羽生選手の変化に気付いたそうです。



小塚氏「演技冒頭の、4回転ループを着氷したに足元を確認し、体勢を整える余裕を見せている。これまでに羽生選手がジャンプの直後足元を見ているのは初めて見ました」



三田「小塚さんの言葉を借りると、羽生選手は“ゾーン”に入っていたというんですね。羽生選手も“ループに入る前から徐々に自分の意識が溶け込んでいく、浮いているような感じになった”と話していました」

安藤「“ゾーンに入る”ってどういう感覚なんですか」

佐野氏「自分自身の欲とかが消えてしまうんですね。(プログラムの)順番はこれまでの訓練で無意識に動けるんです。スポーツ選手では良い記録が出るときにゾーンに入るってよくあるんですけど、今回の羽生選手の演技はすべて着地が決まっている。ゾーンに入っているという表現がピッタリだと思います」

三田「羽生選手に演技のことを伺ったら“演技のことは忘れちゃいました”っておっしゃってたので、まさにゾーンに入ってたってことなんでしょうね」

安藤「克実さん、やっぱり俳優さんも舞台に立つとゾーンに入るんですか」

克実「僕もグッディ! の本番中、足元を見て動かなくなることあるんですが、あれはゾーンに入ってるんですね」

三田「銀シャリ橋下直さんもM−1チャンピオンになったときはゾーンに入ってたんじゃないですか」

橋本「そうですね、滑った時ほどゾーンに入りますね。何も聞こえないというか…。聞こえてないのか、ゾーンに入っているのか」

安藤「それは穴に入りたいんでしょ」


史上初の大逆転劇で世界王者に返り咲いた羽生選手は明日、日本に帰国します。


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