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2010年06月03日
総額一億円以上の打掛け登場!舞台『大奥』レポート


こんにちは!A谷です。
昨日、舞台『大奥』の初日に行ってまいりました!

←写真、左から安達祐実さん、浅野ゆう子さん、多岐川裕美さん

今日はゲネプロではなく、初日取材という事もあって、大奥を楽しみにしてたお客様達と一緒に観劇取材。
緞帳が開く前、目を輝かせて開演を待つお客様達の目はキラキラ。私も舞台『大奥』の幕があき、直ぐに仕事を忘れ物語にドップリ浸かってました!
今回、私が注目していた点は浅野ゆう子さん、安達祐実さん、そして初出演の多岐川裕美さんとドラマや映画でお馴染みの女優さん達。私の言葉ではありますが感じたままをレポします。
 
★舞台『大奥』のあらすじを少しだけ

時代は江戸時代末期、大奥では総取締役・瀧山が取締役代理の初島らと共に慌しく婚儀の準備を行っている。ベリー来航で日本中が騒然
とする中、公武合体論により、第十四代将軍・家茂のもとに宮家から和宮がお輿入れすることに。この縁談を快く思わない家茂の生母・実成院はわがままの言い放題。奉公の年季の明け、嫁ぐ事がきまっていた奥女中・おそのを将軍・家茂に閨の手ほどきをする御内証に決めてしまう…。と、あとは観劇でお楽しみください。
 
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“大奥総取締役・瀧山”と“女・瀧山”を見事に演じ切る浅野ゆう子さん。登場するとグッとシーンに緊張感が生まれ、愛憎渦巻く大奥で取り仕切る凛とした姿に憧れすら感じます。‘瀧山’は実在の人物で浅野さんも尊敬する人だとのこと。足掛け7年演じる‘瀧山’に励まされていると感じているのだとか。浅野さんは‘瀧山’の生まれ変わりでは?と良く言われるそうです。

初出演の“第十四代・家茂の生母・実成院役”の多岐川裕美さんの役どころは、頼るものは息子・家茂ただ一人と孤独な役。厳格な‘瀧山’との溝が深まる中、ただ一つの頼みの綱である家茂が出征する場面では母親の顔が垣間見え、全身で演技していて涙を誘いました。とても初出演とは思えない程の存在感に感服です。
  
和宮・安達祐実さんも京都から降嫁した“皇女・和宮”の孤独と初々しい演技にあらためて力量を感じました。和宮が登場すると舞台の空気がいっぺんに華やかになります。本来の安達祐実さんの可愛らしさを活かし、和宮の持って生まれた雅の血筋を役に投影し演じきっているのはお見事です。
 
さてさて、この他にも登場されている女優さんは大勢います。瀧山を姉と慕う‘初島’役の中山忍さん、はじめ小さな幸せまでも大奥に奪われる‘おその’役松尾れい子さん。このお二方も熱演です。笑いを誘うのは今回も張り切る大奥スリーアミーゴスの鷲尾真知子さん、山口香緒里さん、久保田磨希さん達。登場すると劇場の中の空気がいっぺんに笑いモードになります。女の牢獄「大奥」の中で、このシーンは笑えるぞ!と思うお客さんの期待も大きいようです。
 
大勢の女優さんがいる中で数少ない男優さんは本当に大奥ハーレム状態。‘第十三代将軍・家定役’と‘僧侶・柳丈’の二役を演じる羽場裕一さんは役の上でも‘瀧山’の心を独り占めでした。‘第十四代将軍・家茂’役の金子昇さんは母・実成院と皇女・和宮の愛を独り占めです。お二方も女優陣に負けじと好演でした!
 
舞台はドラマとは違って舞台での立ち居振る舞いは撮り直しがきかない一発勝負。華やかな衣装や鬘は相当な重量だと思います。特に着物の中でもサバキが難しい打掛けとなると、役に入りつつもその所作に気をつける点が沢山あります。もちろんお稽古を重ねているのでしょうが動きやすい洋服の生活にはない動き。自然にできるようになるまでは時間がかかったはず。「ここまでくるのは凄いことだよな〜」と感慨深く観劇させていただきました。
 
初日は客席はお客様でいっぱい!初演で明治座の観客動員数の記録を持つ作品との事にこれから記録をどこまで伸ばせるのか楽しみです。後日、イベンダフルムービーで映像レポをお伝えする予定です。ご期待ください。
 
大奥オフィシャルHPはこちら
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←写真はカーテンコールで浅野さんが着ている一億円以上する着物です。
3000万円相当のブラウンダイヤモンドなど宝石28個を縫いつけた総額1億数千万円の打ち掛け。
ここから千秋楽に向けて石を増やしていくそうで、着るとかなりの重量感があり、浅野さんは「重さがしあわせです…」と話していました。

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昨日、ニュースになった首相辞任のニュースは舞台『大奥』の初日の幕あけ直前でした。舞台『大奥』の時代設定はペリー来航により激動の時代をむかえた日本のお話ですが、米軍基地の問題で首相が変わるなんて、お話がどこかリンクしているようで不思議な感覚でした。
まだ、江戸幕府が存続していたならば「大奥」は存在していたのだろうか・・・。そして今、瀧山が生きていたならば政治を動かす首相になんと言っていたのだろうか・・・。そんな事も考えながらの舞台『大奥』取材でした。
 

編集長・A谷





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