
サンドイッチの厨房は小さかったが、パンの厨房と店舗は広かった。
とはいえパンの厨房も、以前のパンやさんの3分の1くらいだったが・・・
家族でやっていた以前のパンやさんと比べ、
こっちは“他人同士”の職人だらけ。
つねに10人はいただが、とにかく“戦場”だった。
防音加工が施されていたと思うが、大きなかけ声が飛び交い、
生地を打ちつける音や焼き型からガンガン焼き上がったパンたちを
出していく音。そしてまだまだ仕事がおぼつかない職人の卵が
失敗すればどなられたり、蹴られたり(今、教える側がそんなことをすれば
訴えられてしまうから、やらないだろうが・・・)しながら、
たくさんのパンたちがつぎつぎと店頭に出ていく。
私もひとりでパンをつくるようになってからわかったが、
たとえ天板や窯で自分が火傷してもおかまいナシになる。
焼きあがるパンたちの安全のほうが先なのだ。
不思議なんだけど、ね。