現地レポート from 北京

2008年08月24日

本日閉幕、北京五輪

8月8日に華々しく開幕した北京オリンピック。


世界中のトップアスリート達が卓越した技を競い合い、我々に数々の

感動のドラマを与えてくれました。


そして、いよいよ本日8月24日、17日間の激戦を終えて、この世紀の

スポーツの祭典は幕を閉じます。


当ブログも、遂に今日で最終の更新となります。


内容はともかく(多少内輪受け?)、スタッフ一同、日常業務でバタバタに

なりながらも、けっこう頑張って記事入力してきました。


皆さん、現場の臨場感を少しでも感じていただけましたか?


さて、我々の職場だったIBC(国際放送センター)も、今は撤去作業の

真っ只中。

やがて、再びガラ〜ンとしたスペースだけが残されることになります。

聞くところでは、この建物はこの後ショッピングセンターとして生まれ

変わるのだそうです。


テロや、空気汚染、食に対する不安等、事前に心配された数々の問題も

何とか大事に至らず、ホッと胸をなでおろしています。


世界中に夢と感動の映像を発信したこの場所が、もうすぐ消えてなくなる

のかと思うとちょっと寂しい気もしますが、

この後に行われるパラリンピックにエールを送りつつ、元気に帰国したいと

思います。


皆さん、応援ありがとうございました







2008年08月20日

頼れる男!

今日はわがフジテレビ取材団の頼れる現地コーディネーターをご紹介しましょう。

「エングンさん」こと、袁 軍(ユアン・ジュアン)さん、40歳!!




フジテレビ取材団をサポートしてくれる通訳さんや運転手さんの手配から、
スタジオに必要な家具や文房具・飲料水の調達、
そしておいしいレストランの紹介・・・と
まさに「中国の何でも屋さん」といったエングンさん。

慣れない中国での取材活動にとまどうフジテレビスタッフの
力強〜〜い味方なんです!!
もちろん日本語はペラペラ!


中国の長春生まれのエングンさんが
日本語を覚えることになったのは、
進歩的なご両親のすすめによるもの。
「中国以外の国を学んでこい!!」
というご両親の教えにしたがって
21歳のエングン青年はたった一人で日本に旅立ったのです。

「そのときはまったく日本語がしゃべれなかったんですけど、
そんな僕を都内の某ホテルが皿洗いでアルバイトさせてくれたんです。
そこで毎日夜遅くまで働きながら、一生懸命日本語を覚えました。」

2年後にはなんと日本の獨協大学法学部に入学!
大学卒業後は日本のテレビ制作会社で仕事をすることに・・・
そう、ここでフジテレビの番組制作にかかわることになったのです!!

「最初についた番組は『スーパーナイト』で、
そこで一番下のアシスタントディレクターをやってました。
毎週徹夜が続いて仕事はつらかったけど、
フジテレビの人はみんな優しかったです。」

その後、当時情報制作局のプロデューサーだったO氏(現専務)
の下で番組制作を学び、
2000年のBSフジの開局番組などに関わるほか、
「EZ TV」の中国取材企画シリーズを担当するなど、
まじめで働き者のエングンさんは徐々にディレクターとしての評価もアップ!!

「いやあ、1年間で給料が4回あがったんですよ(笑)
そのときはうれしかったですよ。」



しかし、そんなエングンさんに転機が!

「2002年に中国に取材に行ったときに
運悪く当時流行していた

SARSにかかってしまいまして、

日本に帰れなくなってしまったんです。
そこで仕事していた制作会社にゴメンなさいして
このまま中国で働くことにしたんです。」
(もちろん、現在は完治!)

中国には当時も今もテレビのコーディネーターを
専門職としている人はほとんどいません。
こうして彼は「日本で制作をやっていた中国人」として
その後もフジテレビのドキュメンタリー番組の制作に
かかわり続けてくれたのです。



そんなとき2004年からなんと中国で

F1グランプリの開催がスタート!!

これを機にスポーツ番組にも携わるようになったエングンさん、
回フジテレビ北京オリンピック現地コーディネーターの
元締めを引き受けてくれることになったのです!



そんなエングンさんについてフジテレビスタッフは・・・

「日本人の心をとてもよく理解してくれて助かります。」
 (GP)

「どんな早朝でも、どんな深夜でもかならず電話に出てくれて
困ったときに助けてくれます。」(スポーツP)

絶賛の嵐!



しかし一方でこんな声も・・・

「時々エングンさんって

『チクショー!』

って独り言を言うんですよ。
この間は朝、新聞を開いていきなり『チクショー!』って言ってるんで、
何かと思ったら中国の柔道の記事が載ってなかったそうです。
いやあ、びっくりしました。」
(事務局員)

「意外と思い込みが激しいんですよ。
IKEA(家具屋さん)に連れていってほしいと言ったら
AIKA(別の家具屋さん)に着いてました(笑)
着いた瞬間にエングンさんも間違いに気づいてましたけど。」
(スポーツD)


そしてなんといってもオリンピック期間中に話題になったのは
ひっきりなしに鳴るエングンさんの

携帯電話の謎の着メロ!!

そのメロディーの暗いこと、暗いこと。
プログレ?テクノ?それとも中国民謡??
この曲が流れるとフジテレビスタジオは暗ーい雰囲気に。
???これはなんの音楽???
いつしか謎の音楽は『エングンのテーマ』と呼ばれ、
スタッフの中には無意識に口ずさむ人間も・・・

「この夏の思い出は『エングンのテーマ』です。
あまりのヘビーローテーションで耳にこびりついて離れません。」
(スポーツD)

このブログで曲を聴いていただくことができないのが実に残念です。



そんな愉快なエングンさんにとって
今回の北京オリンピックはどうだったのでしょう?

「スポーツの人だけでなく、
色んな人と知りあうことができてよかったです。
特に僕はスポーツが大好きなので、
舞の海さんに名刺をいただいたときや、
古田さんとお話できたときはすごくうれしかったです。
実は相撲と野球のファンなので・・・。

でもなんといっても自分が生まれた中国で
初めて開催されたオリンピックに
仕事としてかかわることができて本当に幸せです。」



ではお仕事はどうだったのかしら?

「いやあ、楽勝ですね。」

え?楽勝?苦労したことはないんですか?

「ないですね。(キッパリ)
オリンピックって最初は大変だと思ったけど、
そんなでもなかったです。
F1より人も多いし、楽勝でした。」

なんと頼もしい人なんでしょう!!


「日本で東京オリンピックが行われたときと同じように
中国はこれから大きく成長するでしょう。
いつかサッカーのワールドカップも開催されるかもしれません。
そのときも是非、テレビの仕事をしてみたいです!!」

頼れる男・エングンさん、
のこりわずかなオリンピック、よろしくお願いしマース。


事務局ギャルズから頼りにされるエングン

                      事務局チョー記
















2008年08月20日

北京のお客人!

我々が働くIBC(国際放送センター)のフジテレビ特設スタジオには、日々素敵な「お客人」つまり「メダルを獲得した選手の皆さん」が駆けつけてくれます。

その選手の喜びの表情を見ると、我々スタッフも仕事の疲れが一気に吹き飛ぶんです!

★  柔道のメダリスト(内柴、中村、谷本、上野の4選手)が朝の7時からスタジオに集合してくれました!

   前日は遅くまで選手団の慰労会に出席していた皆さん、かなりお疲れなのでは?と心配していましたが、
   以外にもチョ〜元気!

   「新人解説者」の井上康生先輩を囲んで和やかな表情の4選手。よく見ると、胸元に本物のメダルともうひとつ
   怪しげな?メダル。
   
   これ実は、『ジャンクスポーツ特製・浜田雅功直筆サイン入り・浜田大明神・金メダル』(長っ!)。
   記念に贈呈させて頂きました (^^;)。

   選手の皆さんは大喜び。

   皆さん、お疲れのところ、朝早くから本当にどうもありがとうございました!





★ 見事オリンピック2種目2連覇の偉業を達成し、日本中を歓喜の渦に巻き込んだスーパーヒーロー・
  北島康介選手もスタジオに来てくれました。

   聞き手の平井アナ、ちょっと興奮気味。 
 




さてさて、ここは放送センターの程近くにあるとある中華料理店。
安い割りにうまいとスタッフの間では密かに評判。
いつも、スタジオでお客人をお迎えしている我々も、レストランに入れば当然のことながら、こっちがお客人です。

現地のレストランは、21時キッチリに閉店する店が殆んどということで、20時半過ぎに慌てて入店。

「でもさぁ〜、客が居ればちょっと遅くなっても大丈夫だよ、きっと」・・・ということで、空腹が極限に達している我々は
飲む飲む&食べる食べる!

時計の針は21時を回ってしまいました。気がつくと、お客は我々を入れて数組に減ってきた・・・。

その時っ!
 
★ 突然、客席に乱入する数十人の白衣の男達。
   何だ何だ??????





★ 実は、閉店間際になると、料理人やウェイター全員が、客席で夜食を食べるシキタリに
  なっているらしい。

  こうなってくると、我々客人も非常に居づらくなるのよね〜(それが店側の作戦かも)。

    ご覧下さいこの光景↓。
  我々日本人には何とも不可思議に映ります。
  でも、これが意外とほほえましく見えてしまうのも、我々がこの地に馴染んで来た証拠なのでしょうか?




★ ここで一句。    テーブルや 兵(つわもの)どもが 食のあと…

以上、

常に「もてなす」方が「もてなされる」より性に合っている

フジテレビスタッフの北京生活の一コマでした!
























2008年08月17日

浜ちゃんin北京

今回の北京オリンピックで、フジテレビのスペシャルキャプテンを務める浜ちゃんこと浜田雅功さん。

2年前のトリノに続き、オリンピックの現場を精力的に回りながら日本人選手の健闘を間近で取材しています。

日本では、押しも押されもせぬトップタレントの浜ちゃんですが、オリンピックではあくまでも主役はアスリート。
いたって謙虚に、スポーツファン代表として各競技場を駆け回っております!

ではここで、当ブログ独占画像、浜田キャプテンのお宝スナップを特別公開!


★ 北京オリンピックのランドマーク「鳥の巣」をバックに


★ 陸上競技を取材。左奥にいるのは、自称「浜田雅功の信頼を勝ち得た男?」
  フジテレビ・升本ディレクター


★ 柔道会場へも連日応援に…選手達とはジャンクスポーツで顔見知り


★ とくダネ・小倉キャスターとの貴重な2ショット!


★ 朝は早起きして水泳会場に…


★ そして夜は、野球場で星野ジャパンを熱烈応援!


前回のトリノオリンピックは、残念ながら一度も日本人選手のメダル獲得を
見られなかった浜ちゃん。

その分、今回はたくさんのメダル獲得の感動シーンを堪能してもらいたい
ものです


2008年08月16日

事務局の母

閉会式まであと9日・・・

連日の特番と取材活動でスタッフも疲労気味。
そんなフジテレビ取材団の「母」と呼ばれているのが、
「陰の事務局長」ことM子嬢(20代、独身)です!



彼女はスタッフみんなの生活面をサポートする事務局スタッフとして
ホテルとの交渉、食料の調達、航空券の手配、などなどなど
ここでは書ききれないほど広範囲の業務を担当しているのです。

そんな彼女のフジテレビとの出会いは4年前のアテネオリンピック。
子供のころからギリシャに住んでいた彼女は
ひょんなことからフジテレビアテネオリンピック取材団の
現地コーディネーターをつとめることに。

堪能なギリシャ語と英語を生かした有能な仕事ぶりに加えて
持って生まれたの明るい性格ときめ細かい気配りで、
M子嬢はすっかりスタッフの人気者に!

アテネオリンピックが終わった後は
日本に帰って普通のOL生活を過ごしていたのですが・・・
今回の北京オリンピック事務局立ち上げの際に、
アテネオリンピックを経験したゼネラルプロデューサーから
口説き落とされて再びオリンピックの現場に飛び込んできたのです!

昨年の夏ころから地道に準備を進めてきたM子嬢、
中国開催ならではの苦労も多くありました。

「いやあ、中国銀行の銀行口座開設には苦労しました。
正直、何度もあきらめようかと・・・
あと機材や生活物資を日本から送り届けるための
申請書類の多さと複雑さには涙が出ました。
中国大使館に何度足を運んだことか・・・」

しかし彼女のがんばりのおかげで
フジテレビ取材団は特に不自由なことなく
なんとか取材活動を続けることができています。

・・・・とここまで誉めてばかりのM子嬢ですが、
わずかながら欠点が!

まずはデスクがきたない!



あと中国の臭い酒(白酒)が好き!



そんなM子嬢の現在の悩みは・・・

「弁当ガラにたかるハエの退治です。
地下1階のスタジオなのに、いったいどこから飛んでくるのかしら・・・」

がんばれM子!
長かった北京オリンピックもあと1週間だ!












2008年08月15日

事務局より

事務局・経理担当のNです!

今日は僕が現地からレポートをお届けします。

まず、今朝のIBCは北島康介選手の200メートル平泳ぎ決勝に沸きました!

見事、2大会連続、2種目制覇の北島選手にスタッフ一同釘付けになりました。
それにしても強かった北島選手!!





そして何を隠そう!今日からの3日間は今回のフジテレビ北京オリンピック中継において
大きなヤマ場を迎えます。

本日14日は13時からの柔道・男子100kg級、女子78kg級の予選から24時半終了の
デイリーハイライトまで、およそ9時間!!長丁場の放送です!!

この3日間を乗り切る為に、日本からもディレクターがどんどん派遣されてきます。




Aディレクター

※昨日到着!




Nディレクター
※14日のOA中にIBCに到着しました!


今日のタイムスケジュールはこんな感じになっています!



制作スタッフも気合が入ります!




そんな中、今日も一人メダリストがフジテレビブースにいらして下さいました。
フェンシング・男子フルーレ個人で銀メダルを獲得した太田雄貴選手です!!

この太田選手!22歳ながら昨年の全日本選手権を制した日本フェンシング界のトッププレーヤー!

若干17歳ではじめて全日本選手権を制し、前回のアテネオリンピックでも日本人最高の9位を記録しています。

そして迎えた今回の北京オリンピックで『日本フェンシング史上最高』と呼ばれる才能がついに開花したのです!

日本の皆さんには中々馴染みの薄い『フェンシング』ですが、この銀メダルをきっかけに
メジャーになるかも!?

そんな太田選手ですが、実際に太田選手の話を間近で聞いていると、
素顔は普通の22歳。


選手村への帰り道に、好きな芸能人なんかの話に盛り上がっている太田選手なのでした!




この太田選手の銀メダルを入れて、8月14日終了時点で日本のメダル数はこんな感じになっています!

そして壮絶な放送を終えたスタッフを象徴している1枚がこれ・・・



お疲れ様です。

まだまだ明日も中継は続きます。。。



最後におまけですが、




中国語が全くわからない経理担当の僕に、
いつも優しく接してくれる中国銀行の皆さんです!



2008年08月14日

セキュリティ・ーチェック地獄!

一般の観客はもちろん、我々メディア関係者にも容赦ないのが、各競技施設の入口にある関所「セキュリティ・ゲート」。

当初、治安の悪さや警備の不安を指摘された北京オリンピックですから、ある程度の窮屈さは想像していましたが、まさかここまでとは!

何やらこのセキュリティー・コントロールは、諸般の事情でオリンピックの組織委員会の手を離れ、中国軍部が直接指揮を執っているとのこと。
競技とは関係なく、警備が一人歩きしてしまっているという印象です。

ゲートにはたくさんの学生ボランティアの諸君が”使命感”に燃えて我々を待ち受けています

実は私のぶら下げている「アクレディテーションカード」は、オールエリア通行可能ということですっかり安心していたのですが、これがセキュリティ・ゲートでは全く神通力を持ちません。けっこう不愉快!

「俺は水戸黄門の印籠を持ってるんだぞ!みたいな態度が逆効果なんじゃないの?」と、Sスポーツ局長から耳の痛いご指摘が…。
ちなみにS局長は”日中友好スマイル”を武器に、厳しいチェックも難無くスムーズに通過し続けています。

何でやねん

以下、私を含め、スタッフが味わった世にも厳しいセキュリティ・ーチェックの実態はこんな感じです↓。

ペットボトルや持ち込みフードはもちろんNG。
 差し入れ用のお菓子なんかも「中身は何だ!」としつこく訊かれる。

ライターは全て没収!時にはタバコも。当然返却なし。
 (なのに、会場内には吸殻入れが一杯!)

フリスクやガムはゲート置いていくか全部食べるか究極の選択を
  迫られる!

目薬は目に点せと言われる!

携帯電話の画面を見せろと言われる!

デジカメは実際に写真を撮ってみせろと言われる!

センサーが反応して「ブー!」が鳴った途端、両手を挙げさせられて、
   カラダ中をまさぐられる。くすぐったがり屋の私にはかなりの『苦行』!

やり取りは中国語一辺倒。英語はあんまり通じない。

で、当然こんな具合にやってるもんですから、人気種目の入場ゲートの前には、なが〜い行列ができてしまいます

ヤワラちゃんが出場した柔道会場の初日などは、試合開始時間を全く無視する形で2000人以上のセキュリティー・チェックをやっていたため、お目当ての試合時間に入場できなかったお客さんもたくさんいました

さらに、この厳しいチェックが統一的な基準に則って実施されているかというと、全然そんなことはありません。
けっこう、場所によって、人によって、日によって、あるいは気分によって厳しさの度合いが大きく変わってきます。
それがまた、納得いかないんですけどね〜。

まぁ、これだけシビアな関門があれば、危ない輩が入ってくることもないんでしょうが、その代償として入場者(観客)への配慮を大きく欠いてしまっていることは本当に残念

ヤットノコラサでゲートを通過した後、「よし、この実態を克明にカメラに収めて…」などと画策してデジカメを向けようとした私。
その途端、警備員にすっごい形相で睨まれたので、引きつった笑顔を浮かべながらすごすごと魔のゲートを後にしました┌(;・_・)┘。

 人気競技には長蛇の列が…


 なかなか進まない観客の列


 これが魔の?セキュリティ・ゲート

                                             
                                             <文、写真:統括(TK)>




2008年08月14日

Jくんの開幕

事務局チューです。

大会も開幕して5日目。
これまでに柔道女子63キロ級金メダリストの谷本歩実選手、
競泳男子200mバタフライ銅メダリストの松田丈志選手、
柔道女子70キロ級金メダリストの上野雅恵選手らが
続々とフジテレビのスタジオに来ていただきました・・・!!


谷本選手は古田スペシャルキャスターとイエイ!


松田選手は浜田大明神にメダルを!


上野選手も「とくダネ!」に生出演!


フジテレビ取材陣も連日元気に各会場に走り回っています。

そんな中・・・
大会5日目にしてようやく五輪開幕を迎えたスタッフが一人いたのです!
その人こそ、野球取材担当の自称「黒豹のJ」!!
この2年間ちかく、星野JAPANを追い続けてきたJくんは
8月9日まで日本で行われた壮行試合を取材していたため、
北京に来たのは取材スタッフの中でもっとも遅い8月10日。
ほかのスタッフが中国人に
「称好!(こんにちは)」とか
「請停在這里(ここで車を止めてください)」とか
「冰啤酒(よく冷えたビールちょうだい)」とか
平気で話しているのに面食らっているうちに
8月13日(水)の野球開幕戦を迎えることになったのです。

その日の早朝・・・
いつものように国際放送センターへの出社前に
シャワーをを浴びていた僕にJくんから電話が・・・

「お、お、お腹と背中が死にそうに痛いんです!」

あわててJくんの部屋に行ってみると
Jくんはあまりの痛さにベッドの上でのたうちわまわっているではありませんか?

今回の北京オリンピック取材にあたっては
街中でのレストランで生野菜を食べたりしないように
事務局からスタッフに注意を促していたおかげで
ここまでまったくといっていいほど
体調を崩した人間がいなかったのですが、
このJくんの苦しみようは「もしかして急性胃腸炎????」
急性胃腸炎だと2、3日は寝込み、
完全復活には7〜10日間はかかるとのこと。
明日からフジテレビは3日間連続で
ゴールデンタイムの競技中継を控えているのに、
スタッフの1名減は非常につらい・・・・

とにかく病院に連れていかなくては・・・
こういうときに頼りになるのが
事務局の才女・ミズミちゃん(北京在住・独身)。
自宅にいた彼女からまずは救急病院に連絡。
一方僕はひとりではとても歩けないJくんを
ひきずりながらなんとかタクシーに乗せたものの、
病院への行き方までは自分では中国人には説明できない。
そこで僕から携帯でミズミちゃんに電話し、
その電話を運転手に代わってもらい、
病院への行き方を直接教えてもらうことに。
こうして瀕死のJくんをなんとか北京市内の病院に運び込み、
無事ミズミちゃんとも合流。

うーん、ここは外国人専用の病院ということだけあって、
首からオリンピックのパスをぶらさげた外国人がうようよ。
でも看護士さんは全員中国人のよう。
さすがのミズミちゃんも医学用語を知っているのかしら?
という不安を抱く僕の横で救急治療室に運びこまれたJくんは
「いてーよー、いてーよー」と苦しみながら
「今日の試合に行けなかったら、俺の2年間はなんだったんだ・・・」
と落ち込む、落ち込む。

とそのとき!治療室に小柄な女性の先生が登場!
「患者さんは日本の方ですか?私は日本人の医者です。」
おおおおお!まさに地獄に仏!!!
「食事はいつとりました?ここは痛みますか?」
などとテキパキとJくんを優しく診察してくれる先生に
Jくんも精神的にすっかり落ち着き、
「午後3時までに治してください!!」
などとわがままを言い先生を困らせる始末。

でもあいかわらず痛みは治まらず、
このままでは今夜の野球取材は他の人間を手当てしなくては・・・
と国際放送センターに待機するプロデューサーと話を進めていたとき、
先生がJくんの腹部のレントゲン写真を持ってきて一言。

「すごいガスがたまってますね。」

ガス?そ・・・それは

「便もかなりたまってますね。これが出れば痛みもとれるでしょう。」

それって・・・先生・・・

「便秘ですね。」

そして中国人の看護士さんの手には

見たこともないような巨大な浣腸が。



以上、Jくんの北京オリンピック開幕の日の朝の出来事でした。

Jくんの名誉のために書き加えておきますと、
実はその後の検査で痛みの原因は

腎臓結石

であることが判明したうえに、
すでに結石は膀胱にまで下がっており、
大事には至りませんでした。
痛み止めを服用しながら、
無事に夜の野球開幕戦には取材に行くことができました。
星野JAPANはキューバに黒星を喫してしまいましたが、
野球競技はまだ始まったばかり!
これからの野球日本代表の活躍とともに、
Jくんの取材に期待してください!


2008年08月11日

フジテレビスタジオの長〜い一日!

開会式から2日たち・・・

フジテレビ系列は8月10日(日)が最初の北京オリンピック中継番組!
柔道男子66kg級、女子52kg級の決勝の生中継を中心に、
約3時間半にわたってオリンピック特番を放送する、
まさにフジテレビの開幕はこの日なんです。

番組準備のため前夜からスタッフはほぼ徹夜状態・・・
この国際放送センターに泊り込んだディレクターもいました。
そしてこの日の北京は朝からどんより小雨模様。
うーーん、疲労も重なりフジテレビスタジオもどんよ〜〜り。



ところが!
そんな疲れきったスタッフに元気を与えてくれたのはホッケー女子日本代表でした!
朝8時30分から小雨が降る五輪公園ホッケー場で行われたニュージーランド戦で、
次から次へと好守備を見せる「さくらJAPAN」にスタッフみんなは大熱狂!
2−1の快勝の瞬間は皆スタンディングオベイション!

「う〜〜ん、なんだか今日はいいことありそう!」

この日の中継は国際放送センターのスタジオからは
古田敦也さん、相武紗季さんの両スペシャルキャスターと
平井理央アナウンサーに加えて
柔道コメンテーターの井上康生さんも生出演!

井上さんは午前中から熱心に柔道の予選の模様を取材・・・
私が「お昼ご飯をどうしましょうか?レストランでも行きましょうか?」とお聞きすると
「いやあ、気を使わないでください。ハンバーガーでいいっスよ。」
と金メダリストとは思えぬ(?)飾らないお言葉(!?)
徹夜明けのディレクター陣との打ち合わせも終止なごやか・・・



「うーーん、今日の番組うまく行きそうな予感・・・」

さあ夕方から番組スタート!
初回ということでちょっとスタジオは緊張気味。
CM間などで「あー、かんじゃったー!」などと
叫んでいた古田さんでしたが、
古田さんも井上さんも引退直後のアスリートとは思えないほど、
落ち着いたキャスター&コメンテーターぶりでしたよ!



さらに柔道会場にはこの日に北京に到着したばかりの
スペシャルキャプテン浜田雅功さんが直行!
舞の海キャスターと一緒に会場からの興奮を伝えてくれました!



トリノ冬季オリンピックから続くこのお二人の掛け合い・・・
まさに会場の熱気そのままの楽しいリポートでした!!

・・・・・・そして、みなさんご存知のとおり、
フジテレビの初回放送は内柴選手の金メダル、中村選手の銅メダルという
すばらしい結果を日本中の皆さんにお伝えすることができました!

「うーーーん、朝の予感は間違ってなかった!!」

そして長ーいフジテレビスタジオの1日の締めくくりはメダリスト2人の訪問!
内柴選手はうれしそうに浜田大明神の頭をポーンとたたいてくれました!



あ〜〜本当に疲れたー。
でもまずは初回放送は無事大成功のうちに終了!
このまま23日の野球決勝まで走り続けるぞー!

2008年08月10日

圧巻!開幕式

さ〜!さ〜!さ〜!

遂に開幕致しました「北京オリンピック」!!


かつては”眠れる獅子”と揶揄された中国。その巨大国家が21世紀に完全なる覚醒を果たし、イデオロギーの束縛を超越して世界の主役の座を確固たるものにするため、まさに国家の威信を賭けヒト・モノ・カネの全てをつぎ込んで創り上げた壮大なエンタティメント。

ジャーナリスト論調風に表現すればこんな感じ↑でしょうか。

ちなみに、こちら現地では「開会式」ではなく「開幕式」なんだそうです。

**************************************************************************************************
確かにスゴイ。しかしここまで徹底して国威発揚を前面に押し出すのも如何なものか?

主役の選手を長時間拘束して、本末転倒も甚だしい…。
**************************************************************************************************

ふむふむ、確かにそういうものの見方もあるかもね。

でも、ここは正直に…素直に…


すんげぇ〜!

大感動〜!


で、良いんではないでしょうか?

かく言う私は、フジテレビのスポーツ局で働きながら、長〜い間「スポーツとエンタティメントの融合」の完成型というものを探し続けているのですが、今回のこの演出には完全にノックアウトされてしまいました。

総合演出を手がけた世界のチャン・イーモウ監督に完全脱帽です!

スタジアム内部は観客の熱気も手伝って、うだるような暑さ。しかし、2時間以上もかけて入場する選手達の表情は、みな晴れがましく喜びに満ち溢れていたのがとても印象的でした。

さぁ、いよいよ世界が注目する熱戦の幕開けです!

★ 開会式本番スタートの2時間以上も前から
  既に華やかなパフォーマンスが始まっています!


★ いよいよ本番スタート!
  2000人の太鼓隊による前代未聞のカウントダウン


★ グラウンドの電飾が宙に浮き上がると…
  何とそれは巨大な五輪マーク!


★ 中国王朝貴族の乗る櫓がどんどん天に向かって伸びていく!
  舞台装置もスケール感が違う!!


★ 華やかな民族衣装のパフォーマンス
  とにかく演技者の数の多さに圧倒される!


★ いよいよ日本選手団入場!
  あっ、お客さんの手が…!(すません、完全にシャッターチャンスを
  逃してしまいました)


★ 遂に聖火台に聖火が点灯!!!


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